マーラー交響曲第1番 : ショルティ

ショルティ巨人

今週は月曜日が休みだったので稼働日が一日少ないのに金曜日の今日はもう朝からバテバテ。火曜日から木曜日まで三日連続、会食があったとは言え、体力なさすぎである。思い当たることが一つあって、どうも最近、夜、眠りが浅い。普段に比べると寝付きも悪い。夜、しっかり眠れないから昼間眠くなると思うのだが、会議中なんて油断したらすぐ落ちそうなほど眠いのに、ベッドに入ると寝付けない。。まるで時差ぼけしてるみたいである。仕事上のストレスか?とも思ったのだが、幸い、最近、特に激しいストレス状態にあるわけでもない。う~ん、なんだろう?

僕は小さい頃からなぜか睡眠時間が短いことに異常な恐怖心があって、今も毎日7時間以上睡眠時間が欲しい。世の中4時間睡眠で大丈夫なんて人もいるので結構なLong Sleeperの部類だと思う。だから寝付きが悪いとそれだけで不安になってしまうのだが、そういう時は、ずいぶん前に亡くなったお祖父ちゃんが言ってた「戦場で不眠症になる兵士はいない。」という言葉を思い出すことにしている。要するに疲れて身体が睡眠を求めれば自然と眠れるから心配するな、という話である。実際には本当に眠れない人だっているわけだから、この言葉も気休めに過ぎないが、それでも少しホッとする。きっとこの寝付きの悪さもいつか自然に解消するだろう。

さて、今日はショルティ/シカゴ響の「巨人」を聴いた。僕が高校入学のお祝いにお祖父ちゃんからショルティ/シカゴ響のマーラー全集を買ってもらった時、16枚組のLPセットに収載されていた最新の録音は80年録音の「復活」で、「巨人」は64年に録音されたロンドン響との演奏だった。ロンドン響との演奏に特に不満はなく、83年に録音されたシカゴ響との再録は値段の高さもあって長い間、手が出なかった。初めて聴いた時には「復活」同様、デジタル録音ならではの鮮明な音に感動したが、演奏そのものについては新旧それぞれ良い所があるかなあという感想だった。

今日、久しぶりにボックスセットの中のこの演奏を聴いてみると、やはり20年近い時間の中でショルティのアプローチはロンドン響と演奏した頃に比べて成熟し、時に穏やかになったかなあと思う。オケが違うことも大きいが、それだけではなく、フレージングの一つ一つ、なんというか呼吸が深くなったような余裕を感じる。テンポそのものはおそらくほとんど変わっていないと思うのだが、音の出方がほんの少しずつ違うような、前のめりになりそうな前傾姿勢がもう少し直立に近づいたような、その積み重ねが印象の違いを生んでいるのだろうか?う~ん、でも、ロンドン響との演奏も長い間聴いていないからなあ。久しぶりに旧録音も聴いてみたくなった。
スポンサーサイト

モーツァルト交響曲第38番「プラハ」 : ショルティ

ショルティプラハ

土日と昨日の気温が10度以上も違ったためか、はたまたゴルフの疲れが残っているのか、今日はどことなく体調不良な一日だった。特に喉がいまいちで声が枯れ気味。こりゃ風邪のひき始めかなと思いつつ、昨日のゴルフ、今日の仕事と場面は違えど大きな声を出す機会が多かったこともあって、はたして何が本当の原因か不明である。

今日は職場で軽い懇親会のようなものがあり、帰宅したのがいつもより少し遅くなった。体調のことを考えるとあまり夜更かししないよう、短めの音楽を聴くことにした。

ショルティのモーツァルト、以前、40番と41番を取り上げたが、オケはヨーロッパ室内管である。モーツァルトのオペラでは権威と言っていいだろうショルティだが、交響曲の録音は非常に少ない。自分の知る限り、モノラル時代にロンドン響と入れた25番、38番とシカゴ響との38番、39番に加えて上述の二曲のみ。同じくモノラル時代に録音したハイドンの交響曲については後年、ザロモンセットをまとめて録音しているのに、なぜこんなに少ないのだろう?

「プラハ」はその数少ない録音の中でモノラル時代、ステレオ時代と2回録音されている唯一の曲である。おそらく一般的なショルティ/シカゴ響のイメージからはかけ離れた穏やかで伸びやかな演奏が聴ける。実際にはショルティ/シカゴ響は曲目によって非常にリリカルで繊細な演奏をするので、ここに聴くモーツァルトが特に例外的なわけではないのだが、しかし、ブラインドでこの演奏を聴かされて指揮者とオーケストラを当てられる人は少ないだろう。猛烈にパワフルな金管楽器が不在でいつもはどうしても影に隠れがちな弦楽器が大活躍である。録音も鮮明で良い演奏。

トゥビン交響曲第5番 : パーヴォ・ヤルヴィ

パーヴォボックス

ヤルヴィのアルバムはストラヴィンスキーとニールセン、ドヴォルザークとマルティヌーと言った形で、有名曲の余白に意外な曲がカップリングされているものがある。シベリウスの2番に組み合わされたトゥビンは僕にとって初めて聴く作曲家である。トゥビンはエストニアに生まれてスウェーデンに亡命した作曲家/指揮者で、指揮者としてはパーヴォの父、ネーメと同僚だったそうだ。同じエストニア出身でもあるネーメはトゥビンの交響曲全集を録音しているが、パーヴォの録音はこの5番のみのようだ。

トゥビンは交響曲を10曲も残しているが、6番以降からは無調/十二音音楽の要素が濃くなるようだ。そういう意味では46年に作曲された5番が一般的に馴染みやすい最後の交響曲なのかも。

3楽章からなる全体で30分弱の曲だが、緊張感に満ちて起伏も大きな劇的な曲である。全編を通じて金管と打楽器が非常に効果的で聴いていて飽きない。特に二組使われたティンパニの活躍が目覚ましく、第一楽章と終楽章のフィナーレはオーディオ的にも楽しめる。

こういう未知の曲を聴いて良いなあと思うことはあっても、二度三度と繰り返し聴く曲はなかなかないのだが、この曲はすでに何度か聴いている。そうするうちに最初は印象に残らなかった第二楽章も好きになってきた。もう少し知られても良い佳曲だと思う。

メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲 : ファウスト/エラス=カサド

メンコンファウスト

現役引退をアナウンスしていた宮里藍選手のプロ最終戦がついに終わってしまった。アマチュアで何度も優勝したり、高校生の時にツアーで初めて優勝したりと、若い頃から大活躍しているのでずいぶん長い時間が経ったような気がするが、まだ32歳だと言う。第一線を退くにはあまりにも若いと思うが、どこへ行っても注目を浴び続けてきっと大変だったんだろうな。藍ちゃんの活躍以降、女子ゴルフにも次々人気選手が登場したが、結局、日本を代表する大スターって言えるのは藍ちゃんだけだ。引退は残念だが、これからの人生に幸多きことを願う。

さて、台風一過の今日、天気予報は昨日と打って変わって真夏の気候。三連休最後なのでゴルフに行ってきた。実は久しぶりにクラブを新調して、コースで使うのは今日が初めて。初めて自分のクラブを買った時から、アイアンは頑なにスチールシャフトを使っていたのだが、今回、初めてカーボンにした。硬さもSからRに。最近のクラブはロフトが立っていることもあるが、確実に一番手違う。距離感が合わなくて前半は苦労したが、慣れてくるとこれは楽ちん。下手なくせに難しいクラブを使って粋がるのはもう止めよう。それにしても強烈な日差しだった。

帰ってきてから聴いたのが、イザベル・ファウストの独奏、パブロ・エラス=カサド指揮フライブルク・バロック・オーケストラの演奏によるメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲。指揮者もオケも知らなかったのだが、akifuyu102さんがブログで紹介されていた。そこにあったプロモーションビデオを見てすっかりノックアウト。早速、オーダーしたものである。

メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲と言えば、はるか昔から有名ヴァイオリニストが必ず録音する天下の名曲であるが、あまりに名曲すぎて、このところは新しい録音が出ても触手が伸びなかった。最近、買ったのはレコードが欲しくて買った演奏だけだし、それらも昔の名手の演奏である。

この協奏曲、序奏もなしにいきなり有名なメロディが出てくるが、昔ながらのそれは「物悲しくも美しい」といった出方のものが多い。勝手なイメージで言えば、薄幸の美女が涙にくれながら、「こんなに大好きなのに、どうして貴方は私を置いていくの?」的な絵が思い浮かぶ(個人的な感想です。)。それに対してオーケストラも「ああ、なんて悲しい!」的な演奏で応えるのが王道である。

しかるにこのアルバムに聴くイザベル・ファウストの独奏と古楽器オケの演奏はもっと鋭利で攻撃的である。音は研ぎ澄まされていて細身で美しいのだが、涙にくれるような弱さは微塵もなく、またまた勝手なイメージで言えば、「おのれ、覚えておれ。復讐だ。」的な迫力でぐんぐん迫ってくる。オケも「さあ、やるぞ!そら、やるぞ!」的に呼応する。(あくまで個人的な感想です。)なんというか、これまでのメンコンのイメージを覆す素敵な演奏だ。非常に面白い。

視覚チューニング

PS Audioというオーディオメーカーがある。アメリカのコロラドに本社を置くメーカーで1974年創業と言うから40年以上の歴史がある。僕は一時、このメーカーのCDトランスポートとDACを持っていたことがあって、その時、メーカーサイトにオーナー登録した。しばらくすると登録したメールアドレスにブログメッセージが送られて来るようになった。PS Audioの製品はずいぶん前に手放してしまったのだが、このメールは継続して受け取っている。

メールの送信主はPS Audioの創業主であり現在もCEOであるPaul McGowanなのだが、何が凄いって、このメール、少なくとも僕が受け取るようになってからは毎日、欠かさず送られて来る。このブログをアップするためにさっきメーカーサイトを見たところ、ブログが始まったのは6年前らしい。最初から毎日更新していたとすれば、すでに2000日以上連続して更新していることになる。商売だからと一言では済ませられない努力と情熱である。

書かれているのはほぼオーディオの話で、技術的な説明もあれば、オーディオの歴史もある。ソフトについて書かれていることもあるし、つい最近で言えば、出張で訪れた日本における出来事が書かれていた。素人に難解なところは平易に解説されているし、それほど長い文章ではないので、読む方も疲れずに済む。

すっかり前置きが長くなってしまったが、一月前くらいだろうか、機器のセッティング、特にセンターイメージの改善に関する話題が触れられていた。そこには良く言われるように左右のスピーカーの配置を厳密に行ってセンターがしっかり出すとあったのだが、その上でちょっとした工夫として、左右スピーカーの中央、身長の高さの位置に絵や写真を置けと書いてあった。つまり、正面の壁に絵や写真を掛けろと言うのである。

そんなの意味あるの?実はメールにも"This might sound crazy"と書かれていたが、簡単に試せるので手近にあった絵を掛けてみることにした。

DSC_0263.jpg

きっと家人は「ピカソより普通にラッセンが好き」なんだろう。隣の部屋に掛かっていた絵を拝借してきた。高さ170㎝くらいの場所に掛けてみる。結果はと言うと不思議なのだが、確かにセンターをイメージしやすくなる。目を閉じて聴く人には効果がないが、ふだん目を開けて音楽を聴く自分には、ラッセンのおかげで視点が明確になって、それが良い結果につながるように感じた。

自分も含め、単純な思考回路の人により一層の効果がありそうなチューニングだが、費用もかからず原状復帰も簡単なので、お試しあれ。

DECOY : マイルス・デイヴィス

DSC_0261.jpg

台風と秋雨前線の影響で朝から雨。ここら辺は予想していたよりずっと雨脚はおとなしいが、思いのほか涼しい。終日、20度未満なので一気に秋の空気だ。出かける予定もなかった今日は朝からのんびりと音楽を聴いている。気温が低いおかげでエアコンを使う必要がないせいか、雨のおかげで外が静かなせいか、はたまたひんやりと湿った空気が良いのか原因は良く分からないのだが、今日は普段よりオーディオの音が良い(ような気がする。)。弱音時、無音時に音の背景が静かであることが良いのだろうか?とにかく、音楽を聴くにはとても快適な環境であった。

ショスタコーヴィチをよく聴くようになってから、CDを聴く頻度が上がって、最近は8割方CDを聴いている。レコードを聴かなくなったわけではないのだが、ソフトあっての音楽鑑賞なので、CDでしか聴けない曲が増えるに連れて自然にレコードを聴く割合が減ってしまうのだ。それは仕方ないのだが、あんまり使わないとせっかくのアナログ機器が勿体ない。今日は時間もあるし、と思って何枚かレコードも聴いた。

マイルス・デイヴィスの「デコイ」は84年にリリースされたアルバム。調べてみるとハービー・ハンコックが「Future Shock」をリリースした翌年である。「デコイ」の各曲にも相当電子音楽が取り入れられている。その年はロサンゼルスオリンピックが開催された年である。その他にどんなことがあったかなあと思ってウィキペディアで1984年を引いてみるといろんなことが記載されていて懐かしいったらありゃしない。「デコイ」はマイルス・デイヴィスとしては非常に評論家受けの悪かったアルバムらしいが、その頃自分が聴いていた歌謡曲に比べると100万倍カッコいいし、今、聴いてもノスタルジーだけでなく、音楽として十分に楽しめる。まあ、こんな比較するだけでマイルスファンには叱られそうですが(笑)。

ランキング

このブログを始めた時、ブログのジャンルを登録する必要があったので、「クラシック音楽」に登録した。管理画面で「ランキング」を確認すると「音楽」全体と「クラシック音楽」ジャンル内で何位であるか確認することができる。ブログでお金を稼ごうとしているわけではないので、ランキングが上位でも下位でも大した違いはないのだが、せっかくシステムが教えてくれるのだから、たまに確認する。

で、さっき、確認したら今朝の段階でこのブログは「クラシック音楽」で17位。昨日は19位なので2つ順位が上がっている。正直な感想を言うと、ランキングの正確性を疑ってしまう。これって、訪問者数を測定しているのだろうか?訪問ページ数を測定しているのだろうか?

9月に入ってから仕事が忙しくなって、最近、このブログの更新頻度は落ちている。今年に入ってからは、だいたい月に15~20本アップロードしているので、そのペースからすると今月は半分くらいだろうか。本数が少ないだけでなく、(そもそも平均的にハイクオリティとは言い難いが、)コンテンツのクオリティが低い。時間がないのは事実だが、それ以上に、連日、目新しいことが続発するわけでもなく、大したこと書けないのである(笑)。

ランキングにカウントされている1470人中17位と言うのは大変名誉に思う反面、訪問していただいた皆さんにこんな駄文をさらしているのは複雑な気持ちである。読んでがっかりされた方にはこの場を借りてお詫びを申し上げますm(__)m。

ショスタコーヴィチ交響曲第10番 : ショルティ

DSC_0258.jpg

予約していたショルティ/シカゴ響のボックスセットが届いた。予約したのは2~3か月前で、9月中旬の発送と言う表示にずいぶん先だなと思ったのを覚えているが、実際はあっという間だった。ご覧の通りの体裁で、大き目の箱に立派な解説本とともに108枚のCDが収められている。カラヤンの年代別ボックスセットやグールドのリマスタリングボックスセットと同じような収納だが、これって見た目は良いのだが置き場所に困る。箱に入れたままだと開け閉めが面倒で聴かなくなってしまうので、中身だけをCDラックに並べるのだが、捨てるわけにもいかない外箱の行先がない。みんなどうしているのだろうか?

シカゴ響音楽監督就任後の初録音である70年のマーラー5番からストラヴィンスキーの交響曲ハ調までがリリース順に106枚目までずらっと並んでいて、107枚目はティペット。オリジナルのリリースと収録曲が変更されているのがティペットがここに置かれた理由だろうか?最後の108枚目はRCA専属だったレオンティン・プライスを「ナクソス島のアリアドネ」にレンタルする交換としてショルティ/シカゴ響がRCAに録音したヴェルディのレクイエム。ソニーとライセンス契約してボックスセットに収載されているのは嬉しい企業努力である。僕の好きなショルティ/シカゴ響なので、手持ちのCDと重なりも多い。学生時代以来、ソフトの買取をしてもらったことはないのだが、今度他のダブりCDもまとめて持って行こう。

108枚もある中からマーラーの5番、7番、「春の祭典」に続いてなんとなく取り上げたショスタコーヴィチの交響曲第10番だったのだが、聴いていると「あれっ?」と思うことがあった。このボックスセット、それなりに一生懸命解説本を読んでみてもそれぞれのCDのマスタリングデータは見つけられなかった。ボックス化に合わせてリマスタリングしてあれば記載があってもおかしくないので、おそらくリマスタリングはされていないと思う。僕が持っているショスタコの10番はタワーレコードの企画であるショルティ・ショスタコーヴィチ選集なのだが、その中にある10番を聴いた時、強音時にダイナミックレンジが狭く、不満だった。それが理由で10番を聴いたのは今日が初めてだったのだが、ボックスセットではその点まったく不満がなかった。リマスタリングもされていないのにどうしてと思ってタワレコ版を確認してみると10番は9番とカップリングされていた。他方、ボックスセットの方は10番のみの収録である。なるほど、今までCDの長時間収録にさして不満を感じたことはなかったのだが、同じ曲を長時間収録したものとそうでないものを聞き比べれば、モノによってはずいぶん差があるのかもしれない。今さらそんなことに気付いたのと言われそうだが、僕にとっては新たな発見であった。

ショスタコーヴィチ交響曲第6番 : キタエンコ

ショスタコキタエンコ

あちこち飛び回り過ぎのせいか、涼しかったり暑かったりと激しく揺さぶりをかける気候のせいか、どうやら遅ればせながら夏バテ気味。食欲はあるものの、だるいし、とにかく眠い。なるべく早く寝ているのだが、朝起きると寝足りない感覚が強い。そういえば少し鼻声だし、くしゃみも出るので軽く風邪気味なのかもしれない。

さて、ショスタコーヴィチの交響曲の中でも地味目な6番だが、シベリウスの2番の余白に収録されたプレヴィンの演奏で初めて接して以来、けっこう気に入っている。全曲で30分強と長すぎないところも良い。平日の夜、寝る前に音楽を聴きたいと思った時にぴったりなサイズ。

この曲の第1楽章ラルゴは、同じロ短調であるチャイコフスキーの「悲愴」の終楽章を受け継いでいるとバーンスタインは解説している。作曲されたのが第二次世界大戦が勃発した1939年なので、世相を反映してか暗い出足だが、続く二つの楽章はなぜだか妙に明るい。これはドイツがポーランドに侵攻しても独ソ不可侵条約があるので偽りの平和を意味していると同じくバーンスタインの解説は言っているらしい。う~む、そういうことなのかな?いずれにしても指揮者と言うのはそういうところまで深読みするのかと思うと感心する。凄いなあ。

この曲を初演したムラヴィンスキーの65年盤と72年盤はどちらも異常なまでの緊張感とスピード感で圧倒的な演奏なのだが、上に書いたような、僕の不真面目な聴き方にはちと厳しすぎる。その点、キタエンコ/ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団の演奏は中庸を得ていて丁度良い感じである。てなことを書き続けるとまた寝不足になってしまうので、今日はこの辺でおやすみなさい。

TAKE TEN : ポール・デスモンド

taketen.jpg

朝一番で商談が入ったため、昨日から福岡入り。ホテルを予約する時からやたら値段が高いなと思ったのだが、博多駅に到着すると日曜日の夜だと言うのにやたらと人が多く賑わっている。ホテルまで歩く間にお揃いの服を着たグループを何組も目撃して、最初は野球かサッカーかとも思ったのだが、なんとなく客層が違う感じ。結局、おじさんにはなんだかわからなかったのだが、今朝合流した現地の営業に聞いたところ、どうやらジャニーズのコンサートがあったらしい。東京ドームの周辺でたまに遭遇した時にも感じたのだが、凄まじい動員力である。内需拡大への貢献は相当のものだろう。

商談をつつがなく済ませたところで、羽田にUターン。残念ながら、今日の午後は本社で会議だったので、せっかくの九州出張だというのにラーメンも明太子も何もなし。。ちょっとむなしいなあ。

昨日、今日と暑かったこともあって、さすがに疲れたので今日は早めに会社を出た。帰宅して最初に聴いたのがポール・デスモントの"Take Ten"。何も知らずに針を落としてすぐに「おやおや」と思い、ライナーノーツを読んでみて納得した。ポール・デスモントはあの有名な"Take Five"の作曲者で、その人が書いた続編のような曲が"Take Ten"ということなのね。

ポール・デスモントは「ドライ・マティーニ」のようなサックスを目指していたそうだ。なるほど、どちらかと言えば太くて力強い演奏が多いサックスと異質な、軽やかでスッキリとした音色である。お洒落である。そして、一緒に鳴っているギターが良いなあ、このアルバムは。疲れを癒すのに好適な演奏であった。
プロフィール

ばけぺん

Author:ばけぺん

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
Since 3/28/2013
検索フォーム
リンク