チャイコフスキー交響曲第4番 : ムラヴィンスキー

チャイコ4ムラヴィンスキー

4月も3分の2が過ぎ、気が付けばゴールデンウィークも目前である。昨日はずいぶん気温も上がって初夏の日差しだった。暖かいのでランチはちょっと遠出して、その後、さらに足を延ばして神保町の先にある喫茶店でコーヒーを飲んだ。地下にあるその店に行くにはとても久しぶりだったが、以前と同じ女性の店員がコーヒーを淹れてくれた。この店に初めて来たのは10年以上前だが、ずっと同じ女性である。彼女が店のオーナーなのかな。

さて、昨日の夜、帰宅してから聴いたのはムラヴィンスキー/レニングラード・フィルのチャイコフスキー交響曲第4番。この曲の名盤中の名盤として名高い演奏だ。1960年、レニングラード・フィルのロンドン公演に合わせて録音されたものだが、ライナーノーツによればソヴィエトの管弦楽団が常任指揮者と一緒にイギリスを訪れたのはこれが初めてとのことである。日本訪問の方が先というのは意外である。

この時の一連の録音(だけ)が仇敵であるドイツのグラモフォンに残された経緯は知らないが、この圧倒的な演奏がステレオ録音されたのは実に幸運な話である。とはいえ、せっかくロンドンで録音された割には今まで手にしたLPやCDの音質は、まだステレオ黎明期であることを差し引いても会心の出来とは思えなかった。高音域は多少ヒステリックだし、ダイナミクスも足りない。

この演奏、しばらく前にSACD化されていると思う。その時のリマスタリングがブルーレイオーディオにも流用されているのかもしれないが、定かではない。こういう古い時代の録音の場合、大元のアナログマスターからLP、CD、SACD/ブルーレイとメディアが変わる過程でマスタリングも変更されているわけだが、当たり前だがオリジナルの録音が若返るわけではない。あくまでマスタリングが変わるだけである。CDよりもサンプリング数やビット数は上がるが、それ以上に価格が跳ね上がったSACDには懐疑的で入手することはなかった。今回、ブルーレイを買ったのは安かったからである。なぜか一枚1,000円少々。4番から6番まで買った。

残念ながらステレオのみだが24bitで96kHzと192kHzが選択できる。正直、この二つのサンプリングレートの違いがわかるとも思えないのだが、なんとなく、より上位の192kHz24bitを選択。ステレオなのでアンプとはHDMI接続でアンプにデジタル信号をそのまま送ることにした。

どんなものかなと思って聴いたのだが、圧倒的に音が良くなっていた(笑)。なんだかんだ訳知り顔で上に書いたのが恥ずかしいくらいである。CDはどことなく霞がかかって抜けが悪い詰まった音という記憶があるのだが、はるかにすっきりした音がする。オケの音も団子になって押し寄せてくるような感じがして、しかし、それはそれで鍛えぬいた細マッチョがスクラム組んで縦に突破していくような迫力になっていたが、この録音ではそのあたりも良い塩梅で細かくほぐれて聞こえる。引き換えに異常なまでの緊張感は薄くなったが、隅から隅まで一糸乱れぬオケの妙技は一層際立って聞こえる。これは良い。そして相変わらず名盤。
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ラヴェル管弦楽曲集 : スラトキン

スラトキンラヴェル

米国男子ツアーで小平智選手がプレーオフで韓国人選手を下し初優勝を成し遂げた。初日の出遅れを二日目の最小スコアで挽回し決勝に進んだというニュースは見たのだが、最終日は首位と6打差のスタートだったので昨日の段階では日本のメディアにもまったく注目されていなかったと思う。相手が終盤に崩れて優勝のチャンスが転がり込んできたとはいえ、初めてのチャンスをしっかりものにするのは並大抵ではない。ビデオで優勝を決めたバーディパットも見たが、かなりの長さのパットを真ん中から沈めていた。日本人5人目の快挙、とにかくすごいことである。おめでとうございます。

ユニバーサルプレーヤーを入手以来、存在が気になっていたブルーレイオーディオ。SACDと同時期にDVDオーディオというメディアも登場したが一度も聞くことなく下火になってしまった。DVDオーディオはそれ専用のプレーヤーが必要だが、ブルーレイオーディオは普通のブルーレイプレーヤーで再生できる。その点、SACDよりむしろお手軽である。ホームシアターシステムを構築している人なら追加投資不要でブルーレイオーディオも楽しめるのだが、あんまり流行っている感じはしない。やはり映像をメインにしている人と音楽をメインにしている人は別系統なのだろうか。

どんなソフトがあるのだろうかと思ってHMVやアマゾンを覗いてみたのだが、ソフトの数はかなり少ないことがわかった。しかも国内盤の価格はけっこう高め。数が出ないから高めの値付けをせざるを得ないのかもしれないが、結果的にはさらに流通量が減って悪循環の一途だろう。これもまた絶滅危惧種なのかな。

僕にとって記念すべきブルーレイオーディオ第一弾はスラトキンが2011年に音楽監督に就任したリヨン国立管弦楽団と録音したラヴェルの管弦楽曲集。CDの方は着々と全集化が進んでいるようだが、ブルーレイオーディオはこれと第2集しか見当たらなかった。なぜか第1集だけ890円とCDよりも安かったので購入したのだが、HMVでは限定販売の最後の在庫だったらしくすでに発売中止になってしまっている。

96kHz/24bitの録音がDTS-HD5.1chとPCMステレオの形で収録されている。このディスクを購入するまでDTS-HDマスターオーディオという規格も知らなかったのだが、可逆圧縮のコーデックらしい。となるとPCMステレオと厳密には音質が異なるのかもしれないが、マルチチャンネル収録されているメディアについては現時点でマルチ再生以外興味がないのでとりあえず無視。

1. 道化師の朝の歌
2. 亡き王女のためのパヴァーヌ
3. スペイン狂詩曲
4. ハバネラ形式による小品
5. シェエラザード~おとぎ話への序曲
6. 古風なメヌエット
7. ボレロ
という7曲が収められているが、どの曲も良くも悪くも力の抜けた非常にノーブルな演奏である。セントルイス時代のスラトキンはもっとメリハリの利いた演奏をしたような気がするが、ここに聴く演奏はとても自然体に感じる。録音も鮮鋭なとらえ方ではなく、ホールのエアーたっぷりの感じで余裕がある。悪く言えばピリッとしたテンションに乏しい。ラヴェルの演奏としてこのアプローチはありだと思うが、はっきりくっきりした演奏と録音が好みの人には物足りないかもしれない。

The Swinging Star : ドリームズ・カム・トゥルー

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今週末も昨日今日とゴルフ二連荘。天気予報はかなり微妙だったが、うちの辺りは昨日の夜ザーッと雨が降っただけで濡れずにプレーできた。のだが、昨日の後半くらいから何かの花粉にやられたらしく、目は痒いわ鼻水は出るわでプレーに集中できず。加えて今日は時折ものすごい突風が吹いていてアイアンの距離感がとても難しかった。まあ、なんやかんや言っても楽しかったが。

さて、今日のCDはまた古いものである。Dreams Come Trueの「The Swinging Star」。CD自体は92年の発売だが、僕がこのCDをよく聴いたのはもう少し後で94年~95年くらいのことだ。それまで乗っていた車にはカセットデッキしか付いていなかったのだが、ちょうどその頃、CDデッキの装着された車に乗り換えた。それからはやたらとこのCDを聴いた。

まだMDデッキはほとんど普及していなかったと思う。カセットにせよCDにせよ嵩張るので車の中にたくさんは持ち込めない。几帳面な人ならドライブに出かける前に何を持っていくか吟味して毎回CDを入れ替えるのだろうが、僕はそういうタイプではないので車の中にはいつも同じCDが何枚か置きっぱなしだった。その中の一枚がこのCDである。

なぜそうなったか自分でもよくわからないのだが、先週末関西に出張している間に急にこのCDがもう一度聞きたくなってHMVで中古を買った。324円だった。たくさん売れたCDだから中古も豊富である。この際だから、デビューアルバムから95年までに発売されたアルバムを全部中古で買った。ストリーミングに浮かれてCDを買わずに済むと思っていたがDeezerでは今のところ僕が知っている頃のドリカムは聴けない。世の中なかなか思う通りには行かないものである。

最近、どんな曲を歌っているのか知らないのだが、久しぶりに聴くドリカムはとっても良かった。このCDを通しで聴いたのはおそらく20年ぶりくらいだが、すべての曲を空で歌えた。最近、新しいことはとんと覚えられないのに人の記憶力って本当に不思議である。オーディオのクオリティがぜんぜん違うせいか、記憶よりもずっと良い音だった。

マーラー交響曲第1番 : マイケル・ティルソン・トーマス

MTT巨人

ここ数日、ちょっと肌寒い天気が続いている。今日の朝は久しぶりにジャケットの下に薄手のセーターを着て出かけた。駅には春用のコートを着ている人の姿もちらほら。どういう具合か外よりもオフィスの中がさらに涼しくてそれで体調を崩してしまいそうである。そんな中、四半期の初めで会議が目白押しで忙しい。今日は朝から晩まで会議漬けの一日だった。少々疲れ気味である。

このところ今までの感想の焼き直しみたいな記事ばかりで恐縮だが、念願叶ってマルチ再生に夢中なのでお許しいただきたい。今日聴いたのはMTT/サンフランシスコ響の「巨人」。(マーラー交響曲第1番 : マイケル・ティルソン・トーマス)

この演奏、ステレオ再生で聴いても透明感に溢れた録音でとても良い演奏だが、5CHサラウンドで聴くとさらにコンサートホールの臨場感たっぷりの演奏が聴ける。まだまだ大した枚数を聞いたわけではないが、録音によって前後の音量バランスはだいぶ違っていることがわかった。この演奏は比較的サラウンドチャンネルのボリュームが大きい。フロントチャンネルをミュートして聴いても(後方のサラウンドスピーカーだけで聴いても)しばらく聞いていたらそのことを忘れてしまうくらいの音量で鳴っている。

加えて、こうしてサラウンドスピーカーからの音だけ聴いていても面白いことになぜか音は前から聞こえるような気がする。特に位相に手を加えているわけでもないと思うのだが、音の出所がどこにあるのかよくわからないのである。おそらく他人が何も知らずにリスニングポジションに座って聞いたら前方のスピーカーが鳴っていると勘違いするのではなかろうか。ちょっと不思議な体験。。まあ、いろいろ面白いことが多い。

R・シュトラウス「アルプス交響曲」 : ハイティンク

ハイティンクアルプス

この演奏も以前感想を書いた。(R・シュトラウス「アルプス交響曲」 : ハイティンク)

昨日のショスタコーヴィチも同じだったが、この時の感想でも5.1CHが聞きたいと書いている。あまり自覚がなかったがここ数年、ずっと心のどこかでマルチチャンネル再生がしたいと思っていたようだ(笑)。

この演奏もマルチ再生するとぐっと臨場感が沸くのは昨日と同じなのだが、この曲にはホルン12、トランペット2、トロンボーン2という大規模なバンダが用意されているのでサラウンドならではの楽しみがある。ステレオで聴いていて「山登り」のファンファーレの音がちっちゃ!と思っていたのだが、マルチ再生ではこの部分が左後ろから聴こえてきて(こちらも音量はごく小さい。)フロントからの弦楽器との掛け合いが楽しめる。遠くから聞こえるこだまみたいである。

5.0CHではなく5.1CHとしただけあって、分厚い低音が聞ける。この演奏はマルチチャンネルで聴く方がずっと良いと思った。

MILESTONES : マイルス・デイヴィス

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昨日に続いて今日もゴルフに行ったのだが、前半で一人が足を捻挫してしまったのでハーフで終わりにした。風が強くて肌寒い天気も良くなかったかもしれない。昼食時に靴を脱いで確認するとくるぶしの辺りが腫れていたので大事を取って即終了。今日一緒に回ったのは大学時代の友人だったので、ご飯を食べた後、あんみつとぜんざいを追加してお互いの近況報告がてらしばらくお喋りして帰途についた。

今日はスタート時間が遅かったので夕方遅くなることを覚悟していたが、そんなことで予定外に早く帰宅するとディアゴスティーニのLPが届いていた。第41弾はマイルス・デイヴィスの「MILESTONES」。さすがに僕でも名前を聞いたことがある有名盤である。B面1曲目のタイトル曲はあちこちで耳にしているが、A面の曲はどれも聞いたことがないと思うのでオリジナルであるこのアルバムを聴くのは初めてかもしれない。

ライナーノーツを読むと「MILESTONES」はジャズ演奏史的には画期的な曲らしい。確かにこのアルバムに収録されたほかの曲を聴いても、ほどなく「Kind of Blue」が誕生するとは思えないのだが、この曲にはそこに繋がる何かがある(ような気がする。)

今日、点検に出していたアンプが返ってきた。ショップでの点検では異常が見つからず、ノイズ量も仕様の範囲内ということだったので予想より大幅に早く戻ってきた。とりあえず点検中に使っていたアンプをプリアンプ化し、戻ってきたパワーアンプに繋ぐことにした。というわけでこのレコードもADコンバートした上でデジタル入力で聴いている。相変わらず特に弊害は感じない。もちろん、瞬時に切り替えて聴き比べたりすれば違いはあると思うが、今はそれ以上にイコライジングのメリットの方が大きいと感じる。

SACDマルチチャンネル(3)

昨日の夜から小雨が降ったりやんだり。天気予報では朝にはやんでその後は一日曇りだったので安心してゴルフに出かけたのだが、昼過ぎからは生憎の雨になった。幸い、今日は早いティーオフだったので雨に降られたのはごくごく短時間。どちらかと言えば雨よりも気温の低さの方が意外であった。職場の仲間7人でプレーしたが、今日のコースは右も左もOBというホールが多く、スコアはまとまらなかった。ドライバーのミスを挽回しようとアイアンで力んで何回かさらに傷を大きくしてしまったのは反省である。今週末は明日もゴルフなので今日の分まで取り返したいな。

ゴルフ場が近かったので早めに帰宅したところ、荷物が届いていた。そう、待望のユニバーサルプレーヤーである。梱包を解いてみると思ったより大きくて立派な筐体だ。HDMIやらDENONリンクやら接続方法はたくさんあるようだが、今のところそれらには興味なし。アナログマルチチャンネル出力のフロントとサラウンドのみをTA-P9000に繋ぐ。スピーカー設定でサブウーファーとセンターをなしに設定して4ch構成とすればうまくいくはずだったのだが、ここでつまづいた。映像前提のプレーヤーなのでディスプレイがないと何も設定できない。。PCは?と思ったのだが、うちのノートブックには外部映像入力がなくてダメ。仕方ないので32型の液晶テレビを部屋までかついで持って来た。画面さえあれば設定は簡単だったが、毎回、こんなことできない。かといって部屋にテレビを置きたくないし、小さめのモバイルディスプレイでも調達しないとかな。

フロントチャンネルはステレオと兼用なのでプリアンプの入力をホームシアター用に設定してボリュームをバイパス。サラウンドチャンネルはTA-P9000からRCAケーブルでマッキーのCR3という小さなパワードスピーカーに繋いだ。
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このスピーカーにしたのはいくつか理由がある。まずはご覧のとおり小さいこと。次にアンプが片方にだけ搭載されていてもう片方とはスピーカーケーブルで繋ぐ仕様であること。なので見た目が醜い電源ケーブルは一本しか要らないこと。そして安いこと。

マルチチャンネル再生においてはすべてのスピーカーを統一ないしは同系統にするということがよく言われる。もちろんそうできるのであればその方が良いだろう。しかし、以前ホームシアターを楽しんでいた時の経験で言うと、センタースピーカーは良質なスピーカーでなければむしろない方が良いと思ったが、サラウンドスピーカーはそれほど気にならなかった。アクションムービーを観たりするのは厳しいだろうが、ホールエコー成分を再生するくらいならこれで十分である。

とにかく小一時間でセッティングして記念すべき最初のマルチチャンネルはハイティンク/RCOのショスタコーヴィチ交響曲第15番。細かい録音データが不明だが、サブウーファー抜きの5.0チャンネルサラウンドである。

ショスタコ15ハイティンクRCO
この演奏、すでに一度感想を書いている。(ショスタコーヴィチ交響曲第15番 : ハイティンク(RCOライブ))ここにも書いたようにこのSACDはいつかマルチチャンネルで聴きたいと思っていたのだ。

久しぶりに聴くのでまずはステレオレイヤーで聴いた。考えてみればCDレイヤーばかり聴いてSACDはステレオ再生も初めてかもしれない。ハイブリッドCDは特にCDレイヤーにとって不利という記事をどこかで読んだような気がする。そういう思い込みのせいかもしれないが、ステレオ再生でもCDと比べてふくよかで伸びやかに聞こえる。これはこれで非常に良い。とりあえず一楽章を聴き終えたところでレイヤーを変更し、マルチチャンネル再生してみる。

うーん、これは面白い。ホールの残響が増えると同時にオーケストラがぐっと近づいたように感じる。感覚的にはむしろ自分がオーケストラにずんずん近づいて行ったような感じである。フロント側をミュートしてみるとサラウンド側にはフロント側のミラーイメージで音が収録されている。フロントに比べて半分くらいの音量だが、これが同時に鳴ると印象的にはずいぶん違って聴こえるものだ。AVアンプのようにチャンネル間の音量を自動調整する機能がないのでテストトーンを耳で聞いて調整したが、もう少し精緻に調整した方が良さそうである。しまった、テレビを片付けなければ良かった。。まあ、とにもかくにも第一歩目としては大成功である。

SACDマルチチャンネル(2)

今日は大きな会議もなく顧客訪問も入らなかったので在宅勤務にさせてもらった。このところずっと暖かかったのに昨日は思いがけず涼しい一日でなんとなく頭痛をぶり返しそうだったのでちょうど良いブレイクになった。

OPPOの思いもよらない新製品開発からの撤退宣言を受け、ユニバーサルプレーヤーはOPPOを止めてDENONにした。まあ、こちらはOPPOよりずっと前にラインナップからユニバーサルプレーヤーを外しているのだから、おかしな話ではある。。将来のメンテナンスなんてことを考えたらどっちもどっちだが、今回、なんとなく久しぶりにDENONの音が聞いてみたかったのだ。

アメリカから帰って来て僕が最初に買ったプレーヤーはマランツのSA8260だった。その頃はSACDという規格すら知らなかったのだが、ヨドバシカメラで店員に説明を受けてどうしてもマルチチャンネルが聞きたくなって買ったのだ。合わせるアンプがDENONのAVアンプ、家にあったオンキョーのスピーカーをフロントスピーカーにして、センタースピーカーとサブウーファーがヤマハ、サラウンドはオーディオプロのシステムだった。どちらか言えばDVDで映画を観る時間が長く、マランツがどんな音だったか記憶に定かでない。加えてこのプレーヤーはピックアップに難ありで短期間で2回故障した。

3回目の故障で嫌気がさして次に購入したのがラックスマンのDU-7だった。中古だったがそれなりの値段だったはず。うれしくてフジヤエービックまで車を運転して取りに行った。ユニバーサルプレーヤーを買うのはその時以来だから10年以上ぶりのことである。DENON製品もDL103を除けば2004年に買ったAVアンプ以来。

以前の記憶だとSACDのマルチチャンネルに収録されているのはフロントチャンネルのエコー成分みたいなものが多くて演奏効果という意味では地味だったが、どっちにしてもよく覚えていない。とにかく今は早く到着しないかとワクワクである。

SACDマルチチャンネル

今さらではあるが、このところどうしてもSACDのマルチチャンネル再生がしたくて仕方ない。感覚でしかないが、一時の絶滅寸前という状況から比べるとむしろマルチチャンネル収録のSACDのリリースは増えているような気がする。LSOやRCOの自前の新譜なんてけっこうな数がマルチチャンネルのハイブリッドSACDだし。数えてみれば手元にも60枚くらいはSACDがあるので、ぜひマルチチャンネルで聴いてみたいのだ。

これまではスピーカーの置き場所で二の足を踏んでいたが、センターをファントムにしてサラウンドスピーカーは小さいもので我慢すれば頭の中の計算ではなんとかなりそうである。

今のところ映像にはさほど興味がないのでAVセンターではなくてできればアナログのマルチチャンネルプリアンプが欲しいと思っていたところちょうどいいタイミングでソニーのTA-P9000の中古を見つけたので後先考えずに購入した。今やこの手のアンプは本当に選択肢がないので、良い買い物をしたと思う。

サラウンドスピーカーには小さめのパワードスピーカーを充てるつもりである。これで残るはプレーヤーを手に入れるだけなのだが、その気になってみると今やマルチチャンネルをアナログ出力できるプレーヤーの選択肢も実に少ないことがわかった。ピュアオーディオ用、つまりCD/SACD専用プレーヤーでアナログのマルチチャンネル出力に対応しているものって現役では存在しないのではなかろうか。BDプレーヤーベースのユニバーサルプレーヤーを買うか、一昔前の中古を探すかしかない。

けっこういろいろ調べて出した結論はOPPOのBDプレーヤーだった。アナログマルチ出力対応、ESSのDAC搭載、USB接続可能、ネットワーク対応を含め、全部入りで隙がない。SACDを入り口にしてそのほかにもいろいろ使えそうである。

現行品のUDP205/203にするか、先代のBDP-105DJPにするか迷いつつ、中古の出物もいくつか見つけたのになかなか購入に踏み切れずにいたところ今日、OPPOが現行品を最後に新製品開発を中止すると知った。「えーー!」である。この分野、特に日本では飛ぶ鳥を落とす勢いだと思ったのだが、アメリカでは市場の縮小で将来がないと見切ったのだろう。どうやら本当に回転メディアの終焉は近づいているようである。

現行品の販売も過去の製品の修理対応も続けるとアナウンスされているが、それも何年続くだろうか。。個人的には今からOPPOを買おうという気持ちになれないなあ。とりあえずプレーヤー選びは仕切り直しである。

ADC

さあ、今日から4月である。会社も学校も今日から新年度、門出である。ニュースを見ると大企業では今日が入社式のところも多いようだ。うちの会社はというと休日出勤を薦めていないので明日が入社式である。会社の年度は暦通り1月から始まっているが、新卒の入社は4月からなので明日はこじんまりとした入社式が予定されている。昨日の朝の段階では入社式に出れるか心配なくらい体調が悪かったが、幸いなことに医者に行ってからぐんぐん復調してきた。これなら無事に入社式に参列できそうだ。

昨日の午後、調子の悪い中梱包したパワーアンプは点検に旅立っていった。ショップからは点検後修理が必要であれば返ってくるまでにかなりの時間がかかると聞いていたので、パワーアンプ不在の間、別のアンプを使うことにした。このアンプ、普通のアナログアンプと違って基本的にデジタル入力が優先でアナログ入力はアンプの中でADコンバートされる。加えてデジタル領域で部屋の環境に応じて補正することが可能である。要するにステレオに特化したAVアンプのようなものと考えるとわかりやすい。ステレオに特化している分、音質にはあちこちこだわりが伺える。

CDプレーヤーやPCオーディオの場合、ソース自体デジタルなのでデジタルケーブルやUSBで繋げば良いが、問題はアナログ。フォノイコ以降をアンプ内部でデジタル化する必要がある。アナログを一度デジタル変換して最終的にスピーカーの段階で再度アナログ化するわけで、なんとなく余計な回路を通るし、アナログの売りであるシームレスな音が失われそうな懸念があった。

とはいえ聞いてみないとわからないと思ってアンプのアナログ入力に接続してみたのだが、これがまた、自分の耳ではぜんぜん違和感がない。。トホホなのかやったーなのか良くわからない。アンプそのものが違うからスピーカーから出てくる音はそこはかとなく今までと違うのだが、レコードを聴いているのにCDを聴いているみたいなんて風にはまったく感じない。まあ、自分の場合、CDを聴いて音が硬いと感じたこともないのでその程度の聴力ではあるのだが。

物は試しでフォノイコからの出力を単体のADCに繋いでそこからSPDIF接続もしてみた。これもまた微妙に音は違って、ADCが基本業務用のせいかアンプの設定のせいかわからないがこちらの方が少々荒っぽい一方力はある感じ。どっちも良い感じである。このアンプはプリアウトもできるのでパワーアンプが返ってきたら間に繋いでみるのも面白いかも。
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