SPU-GTE

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買おうか買うまいか悩んだ挙句に結局、SPU-GTEを購入した。写真でご覧のとおり外見はそれなり。でもお値段もそれなりだったので文句なし。さてさてどんな音がするのだろうとSPUの重量に対応できるRigid Floatにとりあえずセットして聴いてみるとなかなかだったので、数日後にはイケダのメンテナンスを頼んだのと同じショップにメンテナンスをお願いすることにした。イケダ同様、できる限り長く使い続けたいと思ったのだ。

イケダ同様、1か月強が経過した後、ふいにカートリッジが返ってきた。こちらはイケダより手がかかったようで、クリーニングに加えてダンパー調整とカートリッジ取り付け位置修正という項目が含まれていた。修理完了したカートリッジについては実測データが付属してくるが、これを見るとイケダと比較してSPU-GTEの周波数特性の方がよりフラットである。イケダの9Cは聴感上も若干のハイ上がりに感じるが、3kHz~10kHzくらいのところに小さな山がある。比べてSPU-GTEは見事にフラット。

修理完了を待つ間にグランツ純正の追加錘を購入しておいた。いかにもの組合せだが、SPUはTD-124に使おうと決めていた。鉄製プラッターなのでMCカートリッジは針圧に注意がいる。純正のアウタープラッターのみだとSPUで針圧のずれは最大1g程度。このくらいであればもともと針圧が重めのSPUの場合、さほどの問題はないはずだが、一応、マグネシウム製の薄いターンテーブルシートを敷くことにした。これだけで磁力の影響はほぼ受けなくなる。

購入したショップのオーナーは「これが本当のオルトフォンの音」とつぶやいていたが、初めて聴くGTEの音は勝手な予想よりずっとモニターライクなすっきりとしたものだった。周波数特性表どおり低音から高音まですっとつながっている。怒られそうだが音の出方がDL103に似ている。DL103がNHK-FMならSPUはデンマーク国営放送(なんてあるかな?)のFM放送で流れていそうな、標準的模範的な音がする。

音色にも妙なクセは感じなかった。寒暖で言えば暖かい音がする。エコー成分がほんの少し多くなったように感じるが、これは特徴的なシェルが影響しているせいかもしれない。スペック通り音圧が非常に高く、出てくる音には勢いがある。強い音と言っても良い。このあたりM44-7もそうだが、SN比の良くないプレーヤー、アンプの時代に設計されたカートリッジだけに多少のノイズは吹き飛ばすような音の力がある。逆に最新の緻密で静かなプレーヤーにはもっと繊細で切れ味鋭い音が合うと思う。デザインだけでなく、そういう意味でもTD124やガラードにちょうど良いのではなかろうか。

とにかくこれで、SPU-GTE、イケダ9c、シェルターModel7000、V15TypeIV、DS001と常用カートリッジが揃った。今のところ音楽のジャンルも年代も関係なく気分次第で使い分けている。
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SPU-GTE

ばけぺんさん こんばんは。

やはり購入されましたか。SPUも色々ありますが業者さんがこれが「オルトフォンの音」と言われると納得するものがあります。

意外と?普通の音 そして誇張しないが強い音なのです。

カートリッジでシステム全体が決まるわけでもないのですが名機(名カートリッジ)のひとつでしょうね。

私の所のオーディオはポンコツだらけになってしまいましたが うらやましい買い物をされたと素直に思います(笑)

キタサン、こんばんは。

こんばんは。コメントありがとうございました。返信遅れてしまい申し訳ありません。

はい、やっぱり買ってしまいました(笑)。そうですね、結局、あのぽつりと言われた一言が響きました。

> 意外と?普通の音 そして誇張しないが強い音なのです。
キタサンもそう思われましたか?けっこう普通の音でした。どうもいろいろな人の感想を聴いて勝手に大袈裟な想像をしてしまうんですよね。マッキントッシュのアンプもそうでした。

仰るとおりアナログはパーツの組合せ次第だと思います。SPUもトランス、フォノイコで音の印象は大きく変わりそうです。それにしてもTD124のターンテーブルシートは残念でしたね。。
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