ショスタコーヴィチ交響曲第15番 : ヤンソンス

ヤンソンスショスタコ

連休明けに仕事に行くのは憂鬱だが、行ってしまえば職場の同僚と話をしたり食事に行ったりと意外と楽しいことも多い。とはいえ、やっぱり休みぼけしているのか疲れるのも速い(笑)。幸い、今日はそれほどスケジュールが密でなかったので、割と早く退社することができた。せっかくなので少々歩いて実に久しぶりに神保町のディスクユニオンに寄った。ちょうどセール中で店内は混んでいたが、何枚か良い買い物ができた。

その中の一つがヤンソンスのショスタコーヴィチ交響曲全集。現役盤のボックスセットは7,000円超え。今日、見つけたのはかつて販売されていた廉価版ボックスの中古。これならという価格だったので早速ゲット。「レニングラード」だけは重なってしまうが、止むをえまい。と言うか、「レニングラード」一枚の値段とさほど変わらないという事実。。

15番を最初に聴こうと思ったわけではなかったのだが、1枚目のCDが1番/15番の組合せだったので、結局、15番を聴いた(笑)。ヤンソンスのショスタコーヴィチ全集は全部で8つのオーケストラと録音した、クーベリックのベートーヴェン全集並みの企画であるが、後者と違って曲調にあわせてオケを選んだというわけではなさそう。オスロフィルを除けば世界の有名どころが並んでいる。コンセルトヘボウとバイエルン放送響の常任を兼務したり、この人の世界を股にかけた活躍はやはり普通ではない。しかし、以前も書いたのだが、自分にはヤンソンスの演奏について明確なイメージがない。捉えどころがない指揮者の一人である。だからこそいろんな国のいろんなオケと協働できるのかもしれないが。実際に聴くまでどんな演奏をしそうか見当がつかないのである。

15番の演奏は存外に良かった。いや、これはかなり良かった。(無意識に期待値を下げていたかもしれないが。)何が良いかと言うとまずはオケの音色が良い。暖色系で温かいが仄暗い、晩秋から初冬の夕方みたいな音色がこの曲にすごく合っている。さっきはああ言ったがもしかして曲調でオケを選んだのだろうか?

ヤンソンスの終楽章のテンポは中庸から少しだけ速め。「ボン・ボン・ボ・ボン」の部分は影となるティンパニが他の演奏では聴かない(聴こえない?)特徴的なドラムロールとともに付き添う。不穏な雰囲気を醸し出して効果的である。大団円の部分も管楽器に思い切って強奏させ断末魔のような響きをよく表現しているし、頂点ではドラムの隈取りが鮮やかである。思わず終楽章を二回続けて聴いてしまった。BPOと演奏した組合せの1番も良い演奏だったし、他の曲にも期待できそうである。
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No title

こんばんは。
ヤンソンス、以前聴いたときは期待が大きかった(?)のか、あんまり良い印象を持てなかったのですが、ペトレンコを聴いたあとに聴いたら結構よかったです。
捉えどころのない感じは七味も同じですね~。

七味とうがらしさん、こんばんは。

こんばんは。コメントありがとうございました。

ヤンソンスだけではないのですが、大きな期待を抱かないで聴く方が結果が良いですね(笑)。僕にとってゲルギエフとヤンソンスはよくわからない指揮者です。

言われてみると「レニングラード」はペトレンコに続いてヤンソンスで聴いたので、ヤンソンスは迫力あるなと感じましたが、例えばバーンスタインの直後に聴いたら感想はまた違ったかもしれませんね。聴く順番も大切ですね。
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