Out to Lunch : エリック・ドルフィー
今週はゴルフの予定もなく休日出勤もなし。土日とものんびりできるのはGW以来である。せっかくなのでしばらくの間気になっていたオーディオルームの片付けに取り組んだ。何が気になっていたかというとスピーカーの間にあるオーディオラック。もともとソース機器はリスニングポジション右側の二段ラック二台に置いていたが、何か月か前、ターンテーブルの増殖に対応するため三台目のラックをスピーカー間に置いたのだ。
アナログプレーヤーのほかにCDプレーヤーとアンプを入れて便利に使ってはいたのだが、そこそこ大き目の三段ラックだったので気にしないようにしてもやはり目障り。音にも悪影響がありそう。と思いつつ、撤去するのはけっこう大作業なので放置していた。
3台を2台にするのだから当然のことながら使用機器を減らす必要がある。悩みに悩んでプレーヤー2台を仕舞った。空いたスペースに機器を移動し、ラックを解体。書くのは簡単だが重いし埃は溜まっているしでけっこうな重労働。一応、落ち着くところまで3時間くらいかかってしまった。
ようやく一段落して早速聴いたのがエリック・ドルフィーの「Out to Lunch」。CDでも持っているが風変わりなメロディーを一度聴いたきりになっていた。このLPはディアゴスティーニのジャズLPコレクションの一枚で5月に届いたのだが、以来、そこそこ頻繁に聴いている。アルバム開始早々のヴィブラフォンがこのところしょっちゅう聴いているショスタコーヴィチを彷彿とさせるせいか、今回は違和感なく聴くことができた(笑)。
内容は僕のような素人が論じられるものではないが、とにかく「普通の進行」からは大きく外れた音楽だと思う。でも「普通の進行」ってなんなのか、考えてみるとよくわからない。わからないまま身を任せているとだんだん気持ち良くなってくる。聴くたびにその繰り返し。で、今やこのアルバムのファンである。
ちなみにラック撤去の効果は抜群だった。音が変わったかどうかよりも視覚的効果が絶大。正面に機材の詰まったラックがあると気になって集中したいときは目を閉じていたが、もうその必要はなさそうだ。
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