SM-SX10(14)

最近、このブログを訪ねてくれる人が多いなと思って検索ワードをチェックするとSM-SX10がプチブームのようだ。なぜ突然と思ったら現在、ヤフオクにSM-SX10が出品されている。なるほどそれで皆さん、ネットでいろいろ調べているうちにこのブログを見つけてくれるらしい。

現在の出品はフルノーマルのSM-SX10だがこの記事を書いている段階で最高入札額が10万円を超えている。いやはやすごい。最近では中古も出物が少ないのかな。あまり使わなくなってしまったが、大事にしよう。

SM-SX10について最後に書いた記事がアナログ端子につないだ時の残留ノイズの話だったが、結局、ショップに相談もせずそのまま使い続けている。ボリュームを12時以上に回さなければまったく気にならないし、そもそもiLinkで繋げば本当に静かだから。

ただ、フォノ入力がないので、LHH-P700が修理中の現在、レコードが聴けないのが残念。もっぱらSCD-DR1からSACDを直接受ける時にのみ使用している。

NmodeのX-PM10とかX-PW1は聴いたことがないのだが、察するにSM-SX10とかSM-SX100と同一線上の音がするのではないだろうか。1ビットだし設計者も同じなので。SMシリーズは経験上、故障が多い。(過去所有した100も200も10も故障した。)修理のことを考えると現行品の方がお薦めかもしれない。余計なお世話ではあるが。

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SM-SX10(13)

SM-SX10にはSM-SX3桁シリーズにはついていないトーンコントロールが装備されている。一昔前にはプリアンプやプリメインアンプには当たり前のようにトーンコントロールがついていたと思うが、最近のアンプはピュアな回路設計にこだわっているものが多いせいかトーンコントロールが省略されているものも多い。

トーンコントロールといっても非常に単純なもので高音と低音の調整と左右のバランス調整のみ。つまみをワンプッシュして引き出して左右に回転させる。アナログ入力時のみ調整可能。iLinkを含めてデジタル接続時にはアンプ内のDACで1ビット変換されてそのまま出力なので、この回路を通らない。

ふだんiLink接続で聴いている上、余計な回路を通すことによる音の劣化が嫌だったので購入以来、一度もトーンコントロールを使ったことがなかったのだが、今日、ふとしたことからこの機能を使ってみようと思い立ち、DAC経由のアナログ入力で実験してみた。

今日午前中、家族がみな出かけていたので、久しぶりにロックのCDを大音量で聴いていたのだが、これがほれぼれするような良い音だった。音が大きいだけでなく音に芯がある。SM-SX10はボリューム付きパワーアンプみたいなものだから、ボリュームを絞ると音が痩せるようだ。SM-SX100の時も同じことを感じたが、コストを考えるとSM-SX10のボリュームの方が劣化は激しいに違いない。リモコン対応だし。

いつもは9時くらいの位置で聴いていたが、これを12時以上に回すと次第に音に逞しさが出る。しかし、この位置で聴くといくらなんでも音が大き過ぎる。そこでDACのデジタルボリュームと組み合わせることにした。

Perfectwave DACは取説にプリアンプなしでのパワーアンプ直結を推奨しているくらいだから、デジタルボリュームの精度には自信があるのだろうが、デジタルボリュームも絞るとビット落ちして好ましくないので両者のおいしいレベルで組み合わせる必要がある。いろいろ試してみたが、SM-SX10のボリュームを12時の位置、DACのボリュームを70以上で満足いく結果になった。

いろいろ聴いてみたが、ジャズやポップスの場合、このままの音でなんの不満もない。他方、クラシックは今に始まったことではないが、どうしても底辺の音が不足する。最低音が不満というよりはピラミッドバランスにならないのでオケの厚みに不足感がある。ブックシェルフスピーカーなので仕方ないといえば仕方ないが、もう少しなんとかならないかなあと思う。

そこで思い出したのがトーンコントロール。せっかくDAC経由でアナログ接続なので試してみない手はない。

低音のつまみを引き出して右に回してみる。マニュアルを見てもトーンコントロールの調整範囲について記述がないので詳細は不明だが、耳で確認する限り、効き方は非常にマイルドだ。少なくとも一昔前のラウドネスのような乱暴な効き方ではない。4時付近まで回して多少中域が厚くなったか?くらいの効き方だ。

トーンコントロールの有無はリモコンのボタンを押すだけで切り替えられる。鮮度がどのくらい落ちるか確認してみるとトーンコントロール無しに切り替えた瞬間、透明度が上がることが確認できる。アナログ域での調整はやはり影響が大きいことがわかる。

では、無しの方がいいか?についてはもう少しいろいろな曲を聴いて試してみようと思う。特に夜、音量を絞って聴いている時にどちらがいいかは聴いてみないとわからない。

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SM-SX10(12)

3日前にSM-SX10の中古の出物の話を書いたが、今日見たら影も形もない。もう売れてしまったようだ。もともと流通台数も少ないのだろうが、結構、人気があるんだなあ。オーナーとしてはうれしい事実だ。

実はこのサイトをご覧になった方から一つ質問をいただいたので、その点について書こうと思う。

質問はノイズの話。信号入力がない状態でのスピーカーから聞こえる「サー」ノイズの話だが、生産完了前にも一部そうした議論がウエブ上であったようで、僕の個体はどうかというお話だった。

結論から言うとノイズはある。無音状態でもツィーターからはホワイトノイズが聞こえる。DUSSUNと比較したらはっきりSM-SX10の方がノイズレベルが高い。

僕の理解ではデジタルアンプはアナログアンプに比べてSN比が悪いはずだ。データ上も悪いし、無音状態であれば誰でも違いがすぐわかるレベルで違う。

ただ、音楽を再生してしまえば、このノイズについてはまったく気にならない。そもそもノイズに埋もれて最小音が聞こえないようなレベルで音楽を再生していたら僕の部屋では外雑音に邪魔されてどっちみち音が聞こえない…。したがって実用上はなんの支障にもなっていない。

ただ、もし聞こえるノイズがホワイトノイズでなくブーンという音だったりパルス的なノイズであったらそれはアンプの特性以上の問題なので、ディーラーに確認するか、電源環境を見直した方がいいと思う。僕のSM-SX10のノイズは聴感上きわめて均一なホワイトノイズだ。

SM-SX10(11)

このところの暑さの中、ピュアA級ではないもののDUSSUNの発熱は身体によくないレベルなので、7月以降はずっとSM-SX10で音楽を聴いている。今のところ快調に働いてくれている。

今日、久しぶりに大手オーディオショップのウエブサイトにSM-SX10の中古品が載っているのを見つけた。しかし、価格がびっくりするほど高い。今年の春先に僕が別のショップで購入した時の価格より6割近く高い。8年前に発売され、とうの昔に販売終了した製品なのに、定価の7割くらいの値段である。

確かに音はいいし、1ビットはシャープ以外、メジャーな製品ではNmodeくらいしか手に入らない。それに僕のブログを見に来てくれる方の半分は「SM-SX10」で検索されてくるので中古需要もけっこうあるのだと思うが、それにしても販売終了後、相当年数の経った製品をその値段で売るのはどうかと思ってしまう。きちんとしたお店だから保証もつくのだろうが、以前、書いたとおり、ひとたび故障したら修理に時間かかるのも事実だ。

個人的には、その値段ならNmodeやSoul Noteの新品を購入した方がいいと思う。なんて余計なお世話かな。

SM-SX10(10)

前回書いたとおり、SM-SX10とSCD-DR1との接続は最近、もっぱらiLinkである。iLinkならSACDとCDどちらの信号も通るのでいちいち切り替える必要がない。もちろんアナログ接続でもいいのだが、特にSACDの場合、iLinkならSM-SX10で1ビット信号をそのまま増幅できるので、なんとなくそっちの方が好ましい気がするのだ。あくまで気がするだけなんだけど。

結果、最近、とんと出番がなかったPerfectwave DAC2を久しぶりに使ってみた。SCD-DR1からデジタル出力してDACにつなぎ、SM-SX10とRCAでアナログ接続。せっかくだからデジタル出力もCoaxialとXLRをダブルでつなぎ、どっちがいいか聞き比べてみる。

前にも書いたが、CDを聴くにはこの接続の方がやはり音が良い。厳密に言うと音が良いというのは少し違うかもしれない。iLink接続は少し細身なのだ。DAC経由の方が音が前に出てくる。それに元気の良い音だ。それでいてうるさくはない。この当たり、SM-SX10のマルチビット/1ビット変換とDACによるDA変換の音作りの方向が違うのだろう。僕にはDAC経由の方が(僅差ではあるが)好ましく思える。

とはいえ、そこそこの価格の単体DAC、しかもクロック交換したDACと遜色ないというのは実はすごいことだとも思う。デジタル入力、アナログ入力とも実にハイクオリティなアンプだ。

SM-SX10(9)

このブログを訪問される皆さんのキーワードを解析してみると圧倒的に多いのが「SM-SX10」と「SM-SX100」。シャープが本格的1ビットアンプの製造から撤退して相当時間は経っているが、まだまだ興味を持たれている人も多いようだ。

個人の趣味のサイトなので無責任にあれこれ書いているが、実際に中古でこれらのアンプを購入しようと思っている皆さんが多少なりとも僕の感想を参考にするかもしれないと考えるとちょっと責任を感じる。言い訳するわけじゃないですが、音楽の趣味もオーディオの趣味も個人の嗜好がかなり異なるので、ここに書いてあることはあくまで素人の一つの感想として受け止めてください。もちろんここに書いたことは自分の経験上、感じたことを正直に書いていますが。

一応、僕の試聴環境を書き留めておきます。

部屋:8畳相当の洋間 天井高は標準の2.4M ほぼオーディオ専用
スピーカー配置:後方から1M、左右から90cm(左)70cm(右)スピーカー間、試聴位置は1.8mの正三角形
機材:SCD-DR1→SM-SX10(クロック交換)→Canalis Anima (夏の間の標準)
   その他、Perfectwave DAC Mk2(クロック交換)、Dussun R30iも所有しており、適宜繋ぎ換え。

SCD-DR1とSM-SX10の間はiLinkで繋いだりアナログで繋いだり間にDACを挿んだり、いろいろ試していますが、結果、大差なし。と言ってしまうとがっかりするかもしれないが、実際、大差なし。CDを聴く場合、SCD-DR1からデジタル出力で出してDACに入れる方が定位がさらに良くなるが面倒くさいので通常試聴は最近、常時iLink。

SM-SX10とR30iの比較は何回か書いたとおり、R30iの方が音がふくよかな分、小型スピーカーを使用する環境では特にオーケストラには分がある。ただし、これは趣味の問題だ。逆に言えばSM-SX10の締まった音像の方が好みの人もたくさんいるだろう。

これらの違いは確かに存在するのだが、現実には試聴環境でたっぷりスペースを取れるかどうかの違いに比べると本当に誤差の範囲である。Animaは後方バスレフだが、後ろが1m空いていても実感としてはかなり低音が出る。反射する壁までの距離と壁の材質、天井高といったアコースティックの方がはるかに影響が大きい。

今の状況ではスピーカー間に置いてある機材の奥にセンターが位置し、奥行が再現できている。左右のスピーカーから音が出ているようには感じない。「スピーカーが消える」という表現があるが、ある程度それが実現できていると思う。

これは手持ちのアンプとCDPを交換したり繋ぎ方を変えてもほとんど関係ない。スピーカーとその配置の影響に比べるとその他の要素はTweakingの域を出ないのではないか。もちろん、それが大事なんだという意見を否定するつもりはまったくないし、自分もそこをあれこれ試してみるのが大好きだが。




SM-SX10(8)

シンガポール出張している間に海外暮らししている弟夫婦が久しぶりに帰国した。留守の間にオーディオルームは見たが音を出していないというので、夜、三人で一緒に音楽を聴いた。

二人は音楽好きだがオーディオには興味はあっても知識はなし。通常はiPadやmp3プレーヤーにダウンロードしたポップスを聴いているという。まずは持ってきたiPad miniのステレオジャックからピンジャック→RCA変換ケーブルでSM-SX10のアナログ接続に繋いでいつも聴いている音楽を聴いてもらう。

うーん、ひどい音だ。と思ったが、弟は大喜び。音の分離がすごい!とか言ってはしゃいでいる。これは聞かせ甲斐がある。

iPadもiPodもそのまま接続できるDACがないので、持っているCDや自分のPCに入っている音源で二人が聞いたことのありそうなものを一緒に聴く。CDで聞くワルツ・フォー・デヴィやPCに入っていたMichael JacksonのThis is it等、共感できそうなものを次々にかけたが、どれを聴いても非圧縮音源をきちんとしたオーディオで聴く音の良さに感動してくれたようだ。

しばらく聴いて慣れてもらったところで、ちょうどいい機会だと思い、同じ音源をSM-SX10とDussun R30iで聞き比べてもらうことにした。もちろん自分で聞き比べてもいいのだが、なまじ周辺知識(特に真贋の怪しい知識)が豊富な僕の場合、どうしてもバイアスがかかる。この二人はずぶの素人に近いし、二人の感想の方が信憑性が高そうだ。

聞き比べはまずPC→USBケーブル→Perfectwave DAC→RCAケーブル→SM-SX10で聴いてもらい、その次に同じ音源をPC→USBケーブル→Perfectwave DAC→XLRケーブル→Dussun R30iで聴いてもらう。最後にもう一度SM-SX10に戻す。という形で行った。

聴いたのはマイケルジャクソン、RUN DMC、マドンナ、ジャネットジャクソンというオールポップス。元音源はすべてCDである。リッピングしたデータをNASに貯え、そこから無線LANで接続している。PC上のプレイヤーはfoobar2000。

厳密に言うと二経路のケーブルが違う。RCAとXLR、さらにスピーカーケーブルも違うが、これらのケーブル類は以前、ケーブル類同士で聞き比べしたとき違いがわからなかった。おそらく影響は非常に小さいと思う。

結論は、もう圧倒的にDussunが二人の好みだった。最初のマイケル、その最初に聴いたBillie Jeanのドラム一発で結論が出ていたが、念のためいろいろ聴き続けた。が、結論は変わらず。

中低音の量感、迫力でDussunが大きく上回ったのが理由らしい。マイケルジャクソンの歌声は大げさに言うと半音くらいDussunで聴く方が低く聞こえる。そのくらい中低音成分が多い。

これは面白いと思って次々聞き比べたかったのだが、残念ながら、すでに就寝モードに入っていた両親から音の大きさにクレームが入って終了…。

またタイミングを見て違う比較をしてみたい。

SM-SX10(7)

この間、中途半端になってしまったiLink接続とアナログ接続の比較の続き。

まずはシューベルトの弦楽五重奏曲で比較。演奏は東京カルテット+デイヴィッド・ワトキン。ハイブリッド盤のSACDステレオ部分で比較する。

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iLink接続では各奏者の分離が見事だ。先日比較した際よりもチェロ部分の低音が明確に聴こえるようになった。SACDについては1ビット信号がそのまま1ビットアンプ部に伝送されるのでマルチビットを1ビット化するCDよりも有利なのかもしれない。

ついで同じSACDをアナログ出力(RCA)しSM-SX10のアナログ入力で受けてみる。

うーむ、ほとんど違いがわからない…。定位も高さも奥行もまったく変わらない印象だ。僕の耳の測定限界外。

こうした比較試聴記のようなものはよくネット上で見かけるのだが、その違いを掴まえる聴力とそれを文章化する筆力が尊敬に値するものだとわかってきた。

せっかくなのでもう一枚比較してみた。

今度はギドン・クレーメルの「ピアソラへのオマージュ」。小編成でクリアな録音、それでいてホールエコー成分もほど良く入った録音だ。これは通常のCD。

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まず4曲目の「Escualo」この曲でiLinkとアナログ接続を切り替え切り替えしながら聴いてみる。これはシューベルトに比べると違いがある。しかし微妙な違いだ。何かが違うのだが、一体、何が違うのか。

何度か聴きなおしてみてようやく違いがわかった。iLink接続は各奏者がそれぞれほぼ均等にミックスされて聴こえてくる。アナログ接続はそれに比べるとヴァイオリンとアコーディオンが前面に出てくる。どっちがこのCD本来の音のバランスなのかは良くわからない。

iLinkの方が全体に落ち着いて破綻がない演奏だが、アナログ接続の方が狂気ぎりぎりといった感じで音楽の迫力やメリハリはよく伝わる。奥行はiLinkの方があり、他方ステージはアナログの方が広い。しかし、あくまで微妙な違いである。石にかじりついても違いを見つけると思って聴いていなければ気づかないかもしれない。

8曲目の「Buenos Aires Hora cero」ちなみに僕はこの曲、大好きだ。音数は耳を澄ますと同じくらい出ているが、音楽の勢いはやはりアナログに軍配。アナログ接続で聴いていると比較しているのが馬鹿らしくなってきた。このまま音楽を聴いていたいと思わせる。

どうやらCDについては勝負あったということか。DAC比較をすれば、SCD-DR1内蔵DACの方がSM-SX10のマルチビット-1ビット変換よりも優秀ということかもしれない。シグナルパスを考えてもそちらの方が有利だし。

次はDACをPerfectwaveに換えてまた比較してみよう。



SM-SX10(6)

出張中で出番のなかったSM-SX10をようやく久しぶりに聴くことができた。到着直後にiLinkとアナログ接続の簡単な聞き比べをしたが、駆け足だったのでもう少し比較してみよう。曲はインバル・ウイーン響のショスタコーヴィッチ交響曲第4番第一楽章冒頭から10分くらいの部分。都響との再録ではないので通常CDだ。

まずはiLink経由で聴いてみる。iLinkケーブルはオヤイデの6ピン→6ピン1m、SM-SX10側で6ピン4ピン変換プラグ経由となる。ロックは問題ない。iLinkからの44.1khz信号はSM-SX10内で1ビット変換される。この部分のクロックはd-clockに換装してある。その後、1ビットアンプ部分のクロックはさらに精度の高いNeutronstarに換装した。

iLink経由のCDデータは線が細い印象だ。第一楽章序奏に引き続いてすぐ金管がテーマを吹く部分、それを支える弦も含め、もう少しの迫力を求めて音量を上げたくなる。他方、オーケストラの遠近感は非常に良く出る。おそらく録音エンジニアがそうしたかったであろう奥行感をもって再現されている。

次にデジタルケーブル→DAC経由。DACはPS AudioのPerfect Wave DAC Mk2。こちらのDACもクロックはNeutronstarに換装してある。アナログ出力はRCAのラダーケーブル。ラダーケーブルはエントリークラスだ。

音のバランスはiLinkに比較してかなり重心が下がる印象。しかし音量調整が難しい。おそらくこちらの出力の方が大きい。それを差し引いても迫力はこちらの方が上の印象だ。一方、前に音が出てくるせいかもしれないが、奥行感は一聴した感じではiLinkの方が出ている。ホールエコーはこちらの方が多く感じる。

次にSCD-DR1のアナログ出力から同じくRCAラダーケーブルで直接SM-SX10のアナログ入力に繋いでみる。以前も書いたがこの場合、出力が大きくなるので音量を適宜調整している。

う~ん、正直、良くわからなくなってきた。瞬時に切り替えられればいいのだが、正直、比較が難しい。しかし、やはりこのクラスの一体型CDプレーヤーの場合、内部DAC使用時の実力は侮れない。クロックがどうのという以前にこの形でメーカーが音決めしているだけのことはある。少なくとも聴いてて不満はない音だ。なお、この比較の際にSCD-DR1のクロックは切り替えていない。したがってこちらの方がセッティングとして不利な状況での比較である。


出張帰りの疲れた頭で短時間に比較しようと思ったのが間違いだった。DUSSUNとの比較も含め、もう少しじっくり時間をかけないとダメだ。週末に再チャレンジしてみよう。




SM-SX10(5)

ようやく修理終了。SM-SX10が手元に届いた。前回輸送時に事故があったのでより一層頑丈な梱包だった。ありがたいことではあるが開けるのに一苦労だ…。

ラックの中段にあったDACと位置を入れ替えてCDPの直下に設置。とりあえずは6ピン→4ピンのケーブルで繋いでみる。ラトックオーディオの何の変哲もないケーブルである。

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こうして写真に撮ってみるとケーブル類が見苦しい…。ケーブルなんて本当はなくなればいいのに。まあ、言っても仕方がない。必要悪だが、なければないでオーディオの楽しみが一つ減ってしまうか。

早速音を出してみる。ちなみに壊れていたボリュームはさすがにきちんと直っていた。

まずは最近、よく聴いていたショスタコーヴィッチの交響曲第4番。

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うーん、なかなかいい感じなのだが、どこか耳にとげとげしい音がする。今回、修理にあわせてクロック換装もお願いしたのでまだ本調子ではないのか。それでもオーケストラの音に厚みはあり、もう少し、時間をかけて聴いていればもっと良くなりそうだ。

次にSACDを聴いてみた。Miles Davisの「Kind of Blue」。iLinkで接続する場合、1bit信号がそのまま増幅回路に送られる(ということだったと思う)のでもっとも好ましい結果が出るはずだが。。

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うーん、悪くはないんだけど…。やっぱり強奏時に耳が痛いなあ。

試しにアナログ出力から聴いてみた。切り替えてみるとアナログ出力の方が音が大きい。前から思っていたのだが、このSCD-DR1はアナログ出力のボリュームが相当大きい。比較試聴する際に、それで勘違いすることが多いので、iLinkと比較する際には音量の調整をしてみた。

あれれ。音量を調整しても明らかにアナログの方が音がいい。耳障りな音がしないし、低音もこちらの方がほどよく厚い。ちなみに接続はラダーケーブルだ。

う~ん、こうなるといよいよiLink期待外れ。やっぱりSM-SXシリーズの真骨頂はアナログ接続なのかな。

と、しばらく聴いているうちに、はたと気づいた。送り出し側のクロックだ。

SCD-DR1のクロックはご丁寧にアナログ出力用とデジタル出力用で切り替えられる。(というか切り替えることが推奨されている。)このクロックの切り替えはリアルタイムにはできず、一度電源を切らなくてはならない。面倒くさいのだ。今まではアナログ出力で聴くことがほとんどだったのでアナログ側になっているクロックをデジタル側に切り替えなくてはならない。


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おー!幸いなことに耳ざわりな音が消えてくれている。良かった。これで安心して聴ける。

なんといってもまだ到着したばかり。通電してから3時間くらいしか経っていない。これからエージングが進むのが楽しみだ。









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