TD124が戻ってきた。

今日も今日とてゴルフに行ったのだが、一緒に回った友達がホールインワンを達成した。今までホールインワンの経験がないだけでなく、一緒に回る仲間が達成したことも、いや、誰であれ、ホールインワンを達成した人の前後でプレイしたこともない。ほんと、初めての経験だった。

テレビでプロゴルファーがホールインワンするところは何度か見たことがある。打った球を見てるとコロコロ転がってカップに吸い込まれる。ガッツポーズしてハイタッチ!みたいな。残念ながら今日のホールインワンはそういう感じではなく、いい球を打ったような音と弾道はなんとなく見えたものの、逆光に強風でどこに転がったか本人も回りもわからなかった。グリーンに行ってみると旗のそばに球が一つ、前後のバンカーに一つずつ。四つ目がない。どこを探してもない。良い当たりだったけど風で奥に流されたか。。「見当たらないので暫定打ちます。」という言葉を聞きつつ、自分はバンカーに入ったところで旗のそばの球の持ち主が大きな声で叫んだ。「あ、入ってる!」

ということで、想像とは違う展開だったが、ホールインワンという事実に変わりはない。今日のゴルフ場のショートホールにはホールインワンの懸賞がかかっていて、達成者にはビールが送られるらしい。新年早々おめでたいではないか!強風に悩まされて全員スコアは厳しかったが、今日はなんといってもホールインワンの日である。スコアは忘れよう(笑)。

ゴルフ場からの帰りがけ、修理が終わったTD124をピックアップしてきた。当初は回転中「ガタガタ」と大きな音がするのを直してもらうとともにせっかくなのでオーバーホールを希望したのだが、異音は再現しなかったらしい。問題点が再現しないという、まさに「修理あるある」である。先方では8時間も回してくれたらしいのだが、なんともなし。それ以外の部分については点検の結果、オーバーホール不要という判断。商売っ気のない人だ。裏側を除くと綺麗に掃除されている。「このTD124、程度良いよ。」と言われたのが嬉しい限り。

DSC_0316.jpg

オーディオのレイアウトを変えたのでこれ以上レコードプレーヤーを置く場所がないのだが、せっかく返ってきたので棚の上を整理して聴いてみた。アームはグランツ、カートリッジはM44。レコードプレーヤーを替えるとどうしてこんなに音が変わるのか、実はいまだに良くわからない。が、事実、音は変わる。久しぶりにTD124を聴いたわけだが、これは本当に良い音がするプレーヤーだと思う。
スポンサーサイト

TD124の修理

TD124を購入したのが2年前の12月。これまで快調に動いていたのだが、最近、回転中に割と大き目の音で「カタカタ」と言うようになってしまった。速度切り替えを動かしたりして再スタートするとしばらくは静かに回っているのだが、そのうちまた音が大きくなる。残念ながらこれでは気になって音楽どころではない。

と言うことで、昨日、TD124を修理に出した。普通は修理もまずは買った店に相談する人が多いと思うが、購入店は結構遠い。もちろん宅急便で送ることもできるのだが、プレーヤーの場合、梱包にも気を使う。しばし悩んだ末に以前もアナログ関連の修理をお願いしたことのあるほぼ地元のショップにお願いすることにした。

特にTD124の場合、メンテナンスに一家言あるショップが多い。そういうお店にメンテナンスを頼むのが一番良いのだろうが、どうしても敷居が高い。と、少なくとも自分は感じてしまうのだ。

とにかく、無事に直って返ってきますように。

Project "The Classic"

theclassic_2.jpg

久しぶりにアナログ機器の話。写真はオーストリアのプロジェクト・オーディオ・システムズから25周年記念として発売された「The Classic」である。Projectのレコードプレーヤーはかなりの種類が日本に輸入されていたが、いつの間にか代理店が変わっていた。現在の代理店はディーアンドエムホールディングス。つまりDENONとMarantzの輸入部門が取り扱っている。

それにしてもこのルックス、トーレンスかLINNかと見間違う。だからClassicなのかな。最初に写真を目にした時には「え?」と思ったが、まあ、でもカッコいいからいいか。

このところ新しいプレーヤーが次々と登場しているが、ハイエンドかエントリー向けか両極端の製品ばかりで、良いなあと思う製品は総じて高い。高過ぎ。と思ってたところ、このClassicは実売12万円くらいである。もちろん、12万円は安くない。しかし、シンプルなベルトドライブに音の良さそうなアームが付いてこの値段は相場的にはお買い得じゃなかろうか。と思う。

これ以上、レコードプレーヤーを買うことはないが、仮にこれから新しいプレーヤーを選ぶのであれば、有力候補である。シェル一体型でカートリッジ交換は頻繁にできないので、気に入ったカートリッジを一つ付けて後はひたすらレコードを聴く。余計な寄り道、遠回りをしないでアナログが楽しめそう。って言っても、今、そう思えるのは寄り道、遠回りをしたからなんだけどね。そこらへんがオーディオの難しいところである。シンプルで長く使える製品に辿り着けるまでが長い。

いくつかこの製品のレビュー記事を読んだが、判でついたように「カートリッジ交換の難易度が高いので、自分なら気に入ったMMカートリッジをつけっぱなしにして針交換する。」と書いているのが可笑しい。代理店にそう言うよう、お願いされているのかな?

icon audio PS2

PS2_Phonostage_Front.jpg

icon audioはイギリスのオーディオブランド。いつ頃創立されたかわからないが、真空管アンプを中心にCDプレーヤーやスピーカーもラインナップしていて、かなりの数の製品がカタログに載っている。韓国とシンガポールにはディーラーがあるようだが、日本には代理店がないのでほぼ無名の存在だろう。

僕がここの製品を知ったのはよく使うイギリスのオーディオショップのサイト。クオードのQC24Pに興味があったのだが、そこに関連商品として出ていたのがicon AudioのPS2だった。QC24Pの本国価格は日本の3分の1以下であるが、PS2はその7掛けくらいの価格。ただし、QC24PはMM/MC対応であるのに対してPS2はMM専用なので、実質的な価格はほぼ同等である。

SPU-GTEを受けるフォノイコを探していたのでMC入力はとりあえず必要ない。が、パラヴィチーニが設計したというQC24Pはトランス受けのMC入力も出来が良いと聞くし、さて、どちらが良いかと思ってショップに問い合わせしてみると「どっちも良いよ。」とのこと(笑)。じゃ、安い方で。

発注してから1か月くらいで届いたブツは形こそ同じものの、本国のサイトや説明書では青色LEDとあるものが赤色LEDだし、真空管ガードも銀色ではなく黒。何かの手違いかと訝しんだのだが、アメリカのディーラーで見つけた写真(上の写真)を見ると我が家のものと同じ。マイナーチェンジなのかなんなのか。まあ、気にしないことにしよう。

200倍なので46㏈くらいの増幅率。GTEの出力が高めなので組み合わせるとかなりの音量になる。それもあるのか、出てくる音はかなり力強い。考えてみれば真空管フォノイコライザーを使うのは真空管アンプで鳴らしていた時以来、久しぶりだが、真空管をシステムに組み込むならフォノイコライザーにとどめを刺すかも。音が太くて生々しい。個人的にはジャズ向きの音である。比較して大編成のオーケストラものは解像感と抜けがもう一つ。時間が経てば音がほぐれてくるかもしれないが、カートリッジともどもクラシック以外専用としても良いかな。デジタルやハイレゾとは違う方向で色気のある音が良い。

YAMAHA MCー1X

DSC_9963.jpg

また古いカートリッジを導入。今回手に入れたのはヤマハのMCー1X。ネット上の情報によれば1978年頃の発売とある。それを考えると非常に丁寧に扱われた個体だと思う。針先もきれいだった。

ベリリウムカンチレバーは初めての体験。空芯型で30Ω、0.2V。とにかく軽い振動系を達成することと引き換えに発電力は小さい。MC-1Xはシェル一体型。アルミハウジングということだが、重さは18g強と比較的軽い。

スペックを考えるとトランスで昇圧するより直接フォノイコに繋ぐ方が良いかなと思ってiPhono2で音出し。40年前の製品とは思えないほどすっきりとした鮮度の高い音である。上から下まですーっとレンジの広い音がするが、チャンネルセパレーションがそこそこな感じなところがかえってアナログライクな音で良い。なんにせよ、記念すべきヤマハのMCカートリッジ第1号機なので、大切に使っていこう。

SONY PS-FL5

DSC_9937.jpg

レコードを聴くのは楽しいけど、手間がかかる。時間と心に余裕がある時にはそれがまた楽しいのであるが、もっと気楽にいい加減に楽しみたい時があるのも事実。そういう時にはCDを聴けばいいじゃんという意見もあろうが、うまく言えないのだがそれとこれはまた別なのである。なのでORBEにQ UPを装着してみたものの、モディファイしたSA-750にイケダという真剣仕様なので、これまたのんびりレコードを聴く感じではない。

フルオートプレーヤーに手頃なMMカートリッジを付けたお手軽仕様が欲しいと思っていたところ見つけたのがこれ。SONYのPS-FL5と言うプレーヤーである。時代はCD登場前夜、CDプレーヤー一号機が発売される直前の製品である。型番のFLはおそらくFront Loadingの意味で、その名のとおりボタンを押すと引出しみたいにターンテーブルがガーッと前に出てくる。
DSC_9946.jpg

出てきたターンテーブルにレコードを載せればあとはボタン一つでサイズは自動検出、アームの上げ下げの際には自動でミュートもかかるという至れり尽くせりのお利口仕様。駆動はダイレクトドライブだがモーターは原理的にコギングしない工夫がなされているらしい。この造りのおかげでラックの中段に設置することができて便利。到着した製品を見ると構造的にターンテーブルはごく薄いが、一見華奢なアームはアルミ製と思しき専用シェルともども意外と剛性が高そう。カートリッジは自重も高さもちょうどいい具合だったV15typeIVを奢ってみた。

しばらく使ってみて思うのだが、ダイレクトドライブ、フルオート、可動ターンテーブルと邪道きわまりない(笑)このプレーヤーは拍子抜けするほど普通に良い音がする。レコードの音って結局90%くらいはカートリッジとフォノイコライザーで決まるのかな?もちろんORBEやTD124と同じレベルで再生するかというと左右への広がりや低音の解像感等々いろいろ違うことは間違いない。が、あえて比較しながら聴けばの話であって、気楽にレコードを楽しむには十分なレベルだと思う。昔はこういう凝ったフルオートプレーヤーの選択肢が豊富だったが、今はエントリークラスに細々残るのみ。もう少し幅が広がると楽しいのに。

SPU-GTE

DSC_9927.jpg DSC_9925.jpg

買おうか買うまいか悩んだ挙句に結局、SPU-GTEを購入した。写真でご覧のとおり外見はそれなり。でもお値段もそれなりだったので文句なし。さてさてどんな音がするのだろうとSPUの重量に対応できるRigid Floatにとりあえずセットして聴いてみるとなかなかだったので、数日後にはイケダのメンテナンスを頼んだのと同じショップにメンテナンスをお願いすることにした。イケダ同様、できる限り長く使い続けたいと思ったのだ。

イケダ同様、1か月強が経過した後、ふいにカートリッジが返ってきた。こちらはイケダより手がかかったようで、クリーニングに加えてダンパー調整とカートリッジ取り付け位置修正という項目が含まれていた。修理完了したカートリッジについては実測データが付属してくるが、これを見るとイケダと比較してSPU-GTEの周波数特性の方がよりフラットである。イケダの9Cは聴感上も若干のハイ上がりに感じるが、3kHz~10kHzくらいのところに小さな山がある。比べてSPU-GTEは見事にフラット。

修理完了を待つ間にグランツ純正の追加錘を購入しておいた。いかにもの組合せだが、SPUはTD-124に使おうと決めていた。鉄製プラッターなのでMCカートリッジは針圧に注意がいる。純正のアウタープラッターのみだとSPUで針圧のずれは最大1g程度。このくらいであればもともと針圧が重めのSPUの場合、さほどの問題はないはずだが、一応、マグネシウム製の薄いターンテーブルシートを敷くことにした。これだけで磁力の影響はほぼ受けなくなる。

購入したショップのオーナーは「これが本当のオルトフォンの音」とつぶやいていたが、初めて聴くGTEの音は勝手な予想よりずっとモニターライクなすっきりとしたものだった。周波数特性表どおり低音から高音まですっとつながっている。怒られそうだが音の出方がDL103に似ている。DL103がNHK-FMならSPUはデンマーク国営放送(なんてあるかな?)のFM放送で流れていそうな、標準的模範的な音がする。

音色にも妙なクセは感じなかった。寒暖で言えば暖かい音がする。エコー成分がほんの少し多くなったように感じるが、これは特徴的なシェルが影響しているせいかもしれない。スペック通り音圧が非常に高く、出てくる音には勢いがある。強い音と言っても良い。このあたりM44-7もそうだが、SN比の良くないプレーヤー、アンプの時代に設計されたカートリッジだけに多少のノイズは吹き飛ばすような音の力がある。逆に最新の緻密で静かなプレーヤーにはもっと繊細で切れ味鋭い音が合うと思う。デザインだけでなく、そういう意味でもTD124やガラードにちょうど良いのではなかろうか。

とにかくこれで、SPU-GTE、イケダ9c、シェルターModel7000、V15TypeIV、DS001と常用カートリッジが揃った。今のところ音楽のジャンルも年代も関係なく気分次第で使い分けている。

イケダ9Cが返ってきた。

イケダ9cIIIがメンテナンスのために我が家を旅立ったのが先月の19日。三週間くらいかかるという話だったが音沙汰なく、便りのないのは良い知らせと特に連絡もせず待っていたところ、ふいに昨日返送されてきた。

家から出た時そのままの箱をさっそく開けてみる。封筒に加えてショップ関連のちらしが数枚。カートリッジの梱包も発送時と同じである。特に説明書きもない。ということで封筒を開けてみる。修理済み製品と合わせて請求書が届き、金額を見て驚いたという記事を読んでいたのでいったいいくらかかったのかちょっと心配(笑)。

果たしてそこには手書きの請求書が同封されていたが、確かに金額を見てびっくりである。「安い。」少々の出費を覚悟していたのでうっかり一桁読み違えてしまったくらいだ。

備考欄には「クリーニング、調整」とあるので心配していた針の摩耗やダンパーには問題がなかったようだ。カートリッジケースを開けるとテストデータの紙が一枚。カートリッジを取り出してルーペで覗くと黒ずんで汚れていたコイルが真新しい銅線で巻き直したかのごとく綺麗になっている。手先が器用な人なら自分でできることかもしれないが、自分には無理。

早速、トーンアームに取り付けて音を確認。最強音時にビビりもなくいつもの爽やかな音が聞こえる。これでしばらくは安心して使えるのでこれからは常用しようと思う。

アナログの不思議

気がつけば、今年に入ってから特にレコードを聴く割合が増えた。ここ最近はほとんどレコードしか聴いていない。CDプレーヤーは電源を落としたままである。

巷間よく言われるようにデジタルの音が硬いとか感じたことはない。倍音がどうとか言うのも正直言うと良く分からない。が、なぜかCDに関心が向かわないのである。所有するアルバムの数は圧倒的にCDが多いのだが。

便利すぎて面白くないからかなと思っていたのだが、自動アームリフターを付けたらこんなに便利なものはないと喜んでいるくらいなので、それも違ったようだ。

同じ演奏をCDとレコードで聴き比べてレコードの方が音が良いとはっきり感じるわけでもない。むしろノイズのないCDの方が音が良いと思うことも多々あるし。

にもかかわらず、どうしてこんなにレコード再生に惹かれるのか。。よくわからない。不思議である。

The Q UP

The Q Up

アナログに回帰して最初に買ったレコードプレーヤーはビクターのQL-A7、次がケンウッドのKP1100と、今にして考えてみればセミオート型レコードプレーヤーを二台続けて買ったわけだが、その後はTD321を皮切りにすべてがフルマニュアルプレーヤーである。

最初の2台はTD321を買った時に手放してしまったが、今さら思うのはQL-A7を残しておけば良かったと言うことである。今あるプレーヤーに比べたら多少音は落ちるかもしれないが、サイズもデザインも良かったし、何より演奏が終了したら自動でアームが上がってくれるのは実に便利であった。さして広い部屋にいるわけでもないのだが、盤面が終わりに近づくとそわそわしなくてはならないマニュアルプレーヤーではなくほったらかしで音楽を聴きたい気分の時もある。

フルオートやセミオートのプレーヤーの場合、アームの動作を制御するために必要な機構が内蔵される必要があるから、アームを自由に交換できるプレーヤーでそれを望むのは無理な相談。なのかな。。そういうプレーヤーは発売されないのだろうか。

そういうものぐさのニーズに応えてか、世の中には後付けの自動アームリフターというものが存在する。この「The Q UP」もそんな製品の一つ。アマゾン.comなら50ドル。日本で買うと7,000円くらい。実物はいろんな人が言っているとおり、非常に「ちゃち」なものである。たぶんアイディア代9割くらい。

その「物」としての存在感には多くの人が不満だろうが、これ、イライラする気持ちを抑えてきちんと調整すれば実に使える代物だ。ORBEのアームベースに貼りつけて使っているが、最内周まで来ると「はいよ」って感じでリフトアップしてくれる。そういうわけで平日の夜、レコードを聴く時はORBEの出番がすこぶる多い。いつの間にか寝てしまっても大丈夫。そういう安心感があるせいか今まで寝てしまったことはないのだが。

DSC_9869.jpg
こんな感じで設置。

DSC_9873.jpg
最内周に来るとこのとおり。アームを持ち上げてくれるので便利この上ない。
プロフィール

ばけぺん

Author:ばけぺん

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
Since 3/28/2013
検索フォーム
リンク