Roon

これまでずっとノートブックが一台だったので、通常、ブログを作ったりインターネットにアクセスするために机に置いてあるノートブックを音楽を聴く時だけオーディオラックの上に移動していた。PCオーディオに真剣に取り組んでいる人の中には完全にオーディオ仕様のデスクトップパソコンを使っている人も多いが、自分の使い方ではそこまでするのはToo Much。長らく不便だなあと思いながら使っていたのだが、昨年末、ついにもう一台ノートブックを購入した。というか、正確にはふるさと納税の返礼品として頂いた。

今まで使っていたノートブックの中に少ないながらもリッピングファイルやダウンロードファイルが保存されているので、そちらを音楽用としてラックの上に据え置き、新しいノートブックをその他もろもろ用に使っている。これでLANケーブルやUSBケーブルをいちいち繋ぎ直したり、それに伴ってPCの設定を直したりする手間は省けた。

Tidalを使い始めて次に試してみたのが「Roon」。こちらは「Deezer」や「Tidal」と位置づけが違って、ストリーミングやダウンロードファイルの再生を一括して管理するためのインターフェースソフトである。「Roon」は「Tidal」と連携しているので、「Roon」の無料トライアルを申し込んだ。折よく5月から「Tidal Master」のMQAデコードに「Roon」も対応したらしい。丁度良いタイミングである。

さっそく「Roon」をダウンロードする。ファイルが保存されている音楽用PCを「コア」に、普段使いのノートブックを「コントロール」に設定することで、こうやってブログを打ちながら、このPCをリモコン代わりにすることができる。もちろん、iPadやandroidもコントローラーにできる。ダウンロードしたファイルを実行していくつかの初期設定をするだけで「Roon」はなんなく立ち上がった。

ホーム画面にはダウンロードしたファイルのサムネイル、ジャンルごとのおすすめ、「Tidal」等が整然と並んでいる。いかにも使い勝手が良いし、使えば使うほど使い手の傾向を学習してお好みの音楽を薦めてくれるらしい。僕に「Roon」のことを教えてくれたのは最近、機材の引き取りに来たオーディオショップの若い担当者だったが、彼は「Roon」を心底気に入っているようで、興奮しながらその使い勝手の良さを語っていた。

「Roon」の無料試用期間は2週間である。コンテンツは他のハード・ソフトに任せてインターフェース機能一本に絞っているにもかかわらず、利用料は年間100ドル以上と安くはない。一括で購入すると400ドルを超える。先の担当者は使い始めたら止められないと言っていたが、さて、どうだろう。
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センターとサブウーファーの続き

一昨日、センタースピーカーとサブウーファーの話を書いたが、読み返してみるといつも以上の殴り書き状態で我ながらなんのことやらよくわからない。そもそもその前の話で4.2CHの片側サブウーファーをばらして5.1CHを試したと書いたのでなおさらである。

もう少し、今のシステムを詳しく書くと、フロントスピーカー、センタースピーカー、サラウンドスピーカーと5本のスピーカーに加えて、左右、センター用のサブウーファー、さらにLFE用のサブウーファーとサブウーファーを4組使用している。PV1D以外はPM Submini2なのでスペック上は40Hzまでしか出ない。なので当初はLFE用のサブウーファーにPV1Dを当てたのだが、SACDやBDオーディオのマルチチャンネルにおける0.1Ch部分は非常に限られた音しか入っていないので、フロント右側に当てることにした。こっちのほうがはるかに実用的である。

そんなにサブウーファーばっかり使って頭おかしいと思われそうだが、これ、一度使い始めたら病みつきである。フロントもセンターもアンプのプリアウトに繋いでいるので切り離すのは簡単なのだが、特にオーケストラものを聴くなら追加して聴く方がはるかに良い。低音は処理が難しいので今までどちらかというと低音が出ないスピーカーを好んで使っていたのだが、こうしてみるとやっぱり低音ってとても大事だと感じた次第。サラウンド側にもそのうち追加してみようかな。

センターとサブウーファー

GW前に片付けるものが集中したのか今週は月曜日から昨日まで非常に忙しい一週間だった。海外からのビジターや顧客との会食で毎日外食だった。こんなの久しぶりである。日中もミーティングの連続で朝も比較的早い日が続いたのでちょっと疲れた。人によっては花粉症シーズン終了のようだが、僕は相変わらず何かに反応していて鼻水と目の痒さが続いている。GWももちろん嬉しいが、それよりもとりあえず一週間が終わってほっとした。

マルチチャンネル再生を最初はフロント+サラウンドの4CHから始めてみたが、その後、センタースピーカーを加えてみるとそれはそれで悪くない感じだった。以前のホームシアターはフロントスピーカーとセンタースピーカーのグレードが違いすぎてうまくマッチングが取れなかったが、今のシステムはファントムで聴いた後にセンターを加えてみても違和感ない。ならば、せっかくの5CHをあえてダウンミックスしなくても良さそうである。

フォステクスの小さなサブウーファーを左のフロントスピーカーに追加しているが、サイズの制約でボトムエンドは出ないもののフロントスピーカーのみの再生に比べて空気感が増して好ましい。加えて、左右にサブウーファーを分けてみるとブーミーな感じが一層抑えられるようだ。もしかして、低音の発信源は分散する方が良いのではなかろうか?もし、それが正しいのであれば、5.1CHの.1CH分もダウンミックスしない方が良いはずである。積み重ねて使っているサブウーファーをばらして一つを本来のサブウーファーとして配置して検証してみよう。

SACDマルチチャンネル(3)

昨日の夜から小雨が降ったりやんだり。天気予報では朝にはやんでその後は一日曇りだったので安心してゴルフに出かけたのだが、昼過ぎからは生憎の雨になった。幸い、今日は早いティーオフだったので雨に降られたのはごくごく短時間。どちらかと言えば雨よりも気温の低さの方が意外であった。職場の仲間7人でプレーしたが、今日のコースは右も左もOBというホールが多く、スコアはまとまらなかった。ドライバーのミスを挽回しようとアイアンで力んで何回かさらに傷を大きくしてしまったのは反省である。今週末は明日もゴルフなので今日の分まで取り返したいな。

ゴルフ場が近かったので早めに帰宅したところ、荷物が届いていた。そう、待望のユニバーサルプレーヤーである。梱包を解いてみると思ったより大きくて立派な筐体だ。HDMIやらDENONリンクやら接続方法はたくさんあるようだが、今のところそれらには興味なし。アナログマルチチャンネル出力のフロントとサラウンドのみをTA-P9000に繋ぐ。スピーカー設定でサブウーファーとセンターをなしに設定して4ch構成とすればうまくいくはずだったのだが、ここでつまづいた。映像前提のプレーヤーなのでディスプレイがないと何も設定できない。。PCは?と思ったのだが、うちのノートブックには外部映像入力がなくてダメ。仕方ないので32型の液晶テレビを部屋までかついで持って来た。画面さえあれば設定は簡単だったが、毎回、こんなことできない。かといって部屋にテレビを置きたくないし、小さめのモバイルディスプレイでも調達しないとかな。

フロントチャンネルはステレオと兼用なのでプリアンプの入力をホームシアター用に設定してボリュームをバイパス。サラウンドチャンネルはTA-P9000からRCAケーブルでマッキーのCR3という小さなパワードスピーカーに繋いだ。
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このスピーカーにしたのはいくつか理由がある。まずはご覧のとおり小さいこと。次にアンプが片方にだけ搭載されていてもう片方とはスピーカーケーブルで繋ぐ仕様であること。なので見た目が醜い電源ケーブルは一本しか要らないこと。そして安いこと。

マルチチャンネル再生においてはすべてのスピーカーを統一ないしは同系統にするということがよく言われる。もちろんそうできるのであればその方が良いだろう。しかし、以前ホームシアターを楽しんでいた時の経験で言うと、センタースピーカーは良質なスピーカーでなければむしろない方が良いと思ったが、サラウンドスピーカーはそれほど気にならなかった。アクションムービーを観たりするのは厳しいだろうが、ホールエコー成分を再生するくらいならこれで十分である。

とにかく小一時間でセッティングして記念すべき最初のマルチチャンネルはハイティンク/RCOのショスタコーヴィチ交響曲第15番。細かい録音データが不明だが、サブウーファー抜きの5.0チャンネルサラウンドである。

ショスタコ15ハイティンクRCO
この演奏、すでに一度感想を書いている。(ショスタコーヴィチ交響曲第15番 : ハイティンク(RCOライブ))ここにも書いたようにこのSACDはいつかマルチチャンネルで聴きたいと思っていたのだ。

久しぶりに聴くのでまずはステレオレイヤーで聴いた。考えてみればCDレイヤーばかり聴いてSACDはステレオ再生も初めてかもしれない。ハイブリッドCDは特にCDレイヤーにとって不利という記事をどこかで読んだような気がする。そういう思い込みのせいかもしれないが、ステレオ再生でもCDと比べてふくよかで伸びやかに聞こえる。これはこれで非常に良い。とりあえず一楽章を聴き終えたところでレイヤーを変更し、マルチチャンネル再生してみる。

うーん、これは面白い。ホールの残響が増えると同時にオーケストラがぐっと近づいたように感じる。感覚的にはむしろ自分がオーケストラにずんずん近づいて行ったような感じである。フロント側をミュートしてみるとサラウンド側にはフロント側のミラーイメージで音が収録されている。フロントに比べて半分くらいの音量だが、これが同時に鳴ると印象的にはずいぶん違って聴こえるものだ。AVアンプのようにチャンネル間の音量を自動調整する機能がないのでテストトーンを耳で聞いて調整したが、もう少し精緻に調整した方が良さそうである。しまった、テレビを片付けなければ良かった。。まあ、とにもかくにも第一歩目としては大成功である。

SACDマルチチャンネル(2)

今日は大きな会議もなく顧客訪問も入らなかったので在宅勤務にさせてもらった。このところずっと暖かかったのに昨日は思いがけず涼しい一日でなんとなく頭痛をぶり返しそうだったのでちょうど良いブレイクになった。

OPPOの思いもよらない新製品開発からの撤退宣言を受け、ユニバーサルプレーヤーはOPPOを止めてDENONにした。まあ、こちらはOPPOよりずっと前にラインナップからユニバーサルプレーヤーを外しているのだから、おかしな話ではある。。将来のメンテナンスなんてことを考えたらどっちもどっちだが、今回、なんとなく久しぶりにDENONの音が聞いてみたかったのだ。

アメリカから帰って来て僕が最初に買ったプレーヤーはマランツのSA8260だった。その頃はSACDという規格すら知らなかったのだが、ヨドバシカメラで店員に説明を受けてどうしてもマルチチャンネルが聞きたくなって買ったのだ。合わせるアンプがDENONのAVアンプ、家にあったオンキョーのスピーカーをフロントスピーカーにして、センタースピーカーとサブウーファーがヤマハ、サラウンドはオーディオプロのシステムだった。どちらか言えばDVDで映画を観る時間が長く、マランツがどんな音だったか記憶に定かでない。加えてこのプレーヤーはピックアップに難ありで短期間で2回故障した。

3回目の故障で嫌気がさして次に購入したのがラックスマンのDU-7だった。中古だったがそれなりの値段だったはず。うれしくてフジヤエービックまで車を運転して取りに行った。ユニバーサルプレーヤーを買うのはその時以来だから10年以上ぶりのことである。DENON製品もDL103を除けば2004年に買ったAVアンプ以来。

以前の記憶だとSACDのマルチチャンネルに収録されているのはフロントチャンネルのエコー成分みたいなものが多くて演奏効果という意味では地味だったが、どっちにしてもよく覚えていない。とにかく今は早く到着しないかとワクワクである。

SACDマルチチャンネル

今さらではあるが、このところどうしてもSACDのマルチチャンネル再生がしたくて仕方ない。感覚でしかないが、一時の絶滅寸前という状況から比べるとむしろマルチチャンネル収録のSACDのリリースは増えているような気がする。LSOやRCOの自前の新譜なんてけっこうな数がマルチチャンネルのハイブリッドSACDだし。数えてみれば手元にも60枚くらいはSACDがあるので、ぜひマルチチャンネルで聴いてみたいのだ。

これまではスピーカーの置き場所で二の足を踏んでいたが、センターをファントムにしてサラウンドスピーカーは小さいもので我慢すれば頭の中の計算ではなんとかなりそうである。

今のところ映像にはさほど興味がないのでAVセンターではなくてできればアナログのマルチチャンネルプリアンプが欲しいと思っていたところちょうどいいタイミングでソニーのTA-P9000の中古を見つけたので後先考えずに購入した。今やこの手のアンプは本当に選択肢がないので、良い買い物をしたと思う。

サラウンドスピーカーには小さめのパワードスピーカーを充てるつもりである。これで残るはプレーヤーを手に入れるだけなのだが、その気になってみると今やマルチチャンネルをアナログ出力できるプレーヤーの選択肢も実に少ないことがわかった。ピュアオーディオ用、つまりCD/SACD専用プレーヤーでアナログのマルチチャンネル出力に対応しているものって現役では存在しないのではなかろうか。BDプレーヤーベースのユニバーサルプレーヤーを買うか、一昔前の中古を探すかしかない。

けっこういろいろ調べて出した結論はOPPOのBDプレーヤーだった。アナログマルチ出力対応、ESSのDAC搭載、USB接続可能、ネットワーク対応を含め、全部入りで隙がない。SACDを入り口にしてそのほかにもいろいろ使えそうである。

現行品のUDP205/203にするか、先代のBDP-105DJPにするか迷いつつ、中古の出物もいくつか見つけたのになかなか購入に踏み切れずにいたところ今日、OPPOが現行品を最後に新製品開発を中止すると知った。「えーー!」である。この分野、特に日本では飛ぶ鳥を落とす勢いだと思ったのだが、アメリカでは市場の縮小で将来がないと見切ったのだろう。どうやら本当に回転メディアの終焉は近づいているようである。

現行品の販売も過去の製品の修理対応も続けるとアナウンスされているが、それも何年続くだろうか。。個人的には今からOPPOを買おうという気持ちになれないなあ。とりあえずプレーヤー選びは仕切り直しである。

ADC

さあ、今日から4月である。会社も学校も今日から新年度、門出である。ニュースを見ると大企業では今日が入社式のところも多いようだ。うちの会社はというと休日出勤を薦めていないので明日が入社式である。会社の年度は暦通り1月から始まっているが、新卒の入社は4月からなので明日はこじんまりとした入社式が予定されている。昨日の朝の段階では入社式に出れるか心配なくらい体調が悪かったが、幸いなことに医者に行ってからぐんぐん復調してきた。これなら無事に入社式に参列できそうだ。

昨日の午後、調子の悪い中梱包したパワーアンプは点検に旅立っていった。ショップからは点検後修理が必要であれば返ってくるまでにかなりの時間がかかると聞いていたので、パワーアンプ不在の間、別のアンプを使うことにした。このアンプ、普通のアナログアンプと違って基本的にデジタル入力が優先でアナログ入力はアンプの中でADコンバートされる。加えてデジタル領域で部屋の環境に応じて補正することが可能である。要するにステレオに特化したAVアンプのようなものと考えるとわかりやすい。ステレオに特化している分、音質にはあちこちこだわりが伺える。

CDプレーヤーやPCオーディオの場合、ソース自体デジタルなのでデジタルケーブルやUSBで繋げば良いが、問題はアナログ。フォノイコ以降をアンプ内部でデジタル化する必要がある。アナログを一度デジタル変換して最終的にスピーカーの段階で再度アナログ化するわけで、なんとなく余計な回路を通るし、アナログの売りであるシームレスな音が失われそうな懸念があった。

とはいえ聞いてみないとわからないと思ってアンプのアナログ入力に接続してみたのだが、これがまた、自分の耳ではぜんぜん違和感がない。。トホホなのかやったーなのか良くわからない。アンプそのものが違うからスピーカーから出てくる音はそこはかとなく今までと違うのだが、レコードを聴いているのにCDを聴いているみたいなんて風にはまったく感じない。まあ、自分の場合、CDを聴いて音が硬いと感じたこともないのでその程度の聴力ではあるのだが。

物は試しでフォノイコからの出力を単体のADCに繋いでそこからSPDIF接続もしてみた。これもまた微妙に音は違って、ADCが基本業務用のせいかアンプの設定のせいかわからないがこちらの方が少々荒っぽい一方力はある感じ。どっちも良い感じである。このアンプはプリアウトもできるのでパワーアンプが返ってきたら間に繋いでみるのも面白いかも。

SONATA OP1

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この週末はつい何日か前に雪が降ったとは思えないような陽気で昨日は最高のゴルフ日和だった。昨日はもうかれこれ5年間くらい職場の仲間と続いているコンペに行った。とはいえ、最盛期には30人以上参加していたのがだんだん少なくなり、昨日は参加者たった7人である。コンペというのは名ばかりで単なるゴルフ好きの集まりである。

人数が少ないだけでなく常連は年寄りばっかりになって、ラウンドしながらの会話も肩があがらないとか腰が痛いとかそんな話ばかり(笑)。しかも長い間ゴルフを続けているのに上手い人がいない。やはり類は友を呼ぶのだろうか。昨日は92で上がった僕がグロスで一位であった。ひどいね。。

さて、先日紹介したdbxの215sをプリアンプとパワーアンプの間に入れてイコライジングの効果を試してみた。部屋の寸法を定在波計算ソフトに入れて得た500Hz以下のピークとギャップを打ち消す方向でイコライジングしてみる。15バンドで500Hz以下というと実質7バンドしか使わない。

結果はというとこれがまた予想以上に効いた。20Hzと40Hzを思い切り下げて逆に63Hzから160Hzまでを大胆に上げてみたのだが、効果覿面である。面白いもので部屋の特性に合わせて50Hz以下を下げたにも関わらず体感上の低音ははるかに分厚くなった。せっかくまだ上方向に8バンドもイコライジングポイントが残っているのでネット情報を参考にiPhoneとかのイコライジングで最高と言われている「Perfect」とかを試してみたのだが、賑やかで明るくはなるものの耳に煩いので、結局250Hz以上はフラット状態のままである。

ではこのまま入れて聞き続けるかというとさにあらず。音のバランスは確実に良くなったが一方で音の抜けが悪くて聞いていて楽しくない。印象的にはちょうどノイズリダクションシステムを入れたカセットテープの音を髣髴とさせる。ノイズが増えるのが心配だったのだが、215sにはゲイン調整が付いていてゲインを下げるとノイズはそれほど問題ではなかった。問題は音の鮮度の方。

215sをバイパスすると音はぐっと勢いを増すのだが一度中低音を調整した音を聴いてしまうとイコライジングなしの音はかなり寂しい。イコライジングは確実に効いているのである。う~む、どうするか。

頭の中に選択肢は二つあって一つはデジタル領域でイコライジングすることだった。以前、DEQ2496で試したことをさらに徹底してアンプ段までデジタルに移行する。もう一つは215sを買う際に目をつけていた別のアナログイコライザーを導入すること。結論から言うと今回は後者を試すことにした。両方とも良いお話をいただいたのだが、簡単に言えば後者の方がはるかに安かったのである(笑)。

ということで新しく我が家にやってきたのがソナタのOP1。名前からしてクラシック好きの人が製造したと思われるパラメトリックイコライザーである。製品そのものが古くてマイナーなこともあって検索すると上位の回答にはベルクやブラームスのピアノソナタが出てくる。この製品、もともとはマッキントッシュのスピーカー調整用に付属するイコライザーに代わるものとして日本で製造されたものらしい。14Hzから18000Hzまで5つのポイントを調整可能である。Qも可変なので広く効かせることも狭く効かせることもできる。とりあえずの設定は写真のとおり。4つのポイントを250Hzまで使って5つめは高音域のスパイス用に設定した。購入前にノイズとともに音抜けの話を質問したのだが、自信を持って大丈夫とのことであった。果たしてつないで音を出したところ、215sのような弊害はなさそうだ。これはしばらく遊べそうな機械である。

dbx 215s

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春分の日の今日は関東地方の広い範囲で雪の一日となった。昨日の午後から冷え込んできたのは肌身に感じていたものの雪になるという予報には半信半疑でいた。朝起きた時には降っていなかったのでてっきり予報が外れたものと思っていたのだが、10時くらいから降り始めた雪は途中から雨交じりになりながら今も降り続いている。幸い、この辺りは積もるような降り方ではないが明朝の出勤時がちょっと心配。明日は割と重たい会議があってプレゼンもしなくてはならないので遅刻するわけにはいかないのだ。

雨が降っていると雨の音で雑音が消されるせいか部屋の中がいつもより静かになる。それが雪となるとなおさら。仕事に行く日だったら辛かったと思うが、音楽を聴くには最高のコンディションだ。夕方6時には寝ていた時差ボケが一時間くらい解消されたらしく、ちび二人は7時過ぎまで起きていて、さっきこてんと寝てしまった。ということで、音楽の時間である。

僕が若い頃に流行ったシステムコンポにはたいていグラフィックイコライザーが搭載されていたような印象がある。たしか大学生の頃にバイトして買ったミニコンポにもスライドレバー式のイコライザーが付いていた。当時、単品のイコライザーを買うような余裕はなかったが、おそらくメジャーなオーディオメーカーからそれなりの種類、イコライザーが販売されていたのではないだろうか。

部屋の形状由来の低音域の凸凹を補正するためにアナログのイコライザーを使ってみようと思って調べてみると、今や家庭用オーディオの分野ではデジタル領域で補正する製品を除いてイコライザーは絶滅してしまったようである。スタジオユースを想定した業務用機器しか見当たらない。

dbxという名前は個人的には非常に懐かしい。オーディオに初めて接した頃はまだカセットデッキがばりばりの現役だったが、dbxはドルビーB/Cと並んでテープのノイズリダクションシステムとして記憶に残っている。僕が持っていた安物のデッキにはドルビーBしか搭載されていなくて、友達がドルビーCを積んだデッキを持っているのがとても羨ましかった。dbxはその上を行く印象で最高級というイメージである。(実際、どんなものだったのかはいまだに知らない。)

そのdbxがグラフィックイコライザーのラインナップを揃えているのを知って、思わず衝動買いしてしまった。結構なバリエーションがあるが、その中でエントリーラインには31バンドのモノラルとステレオ、それに15バンドのステレオという3種類があって、僕が買ったのはステレオ15バンドの215sという製品。新品で15,000円である。業務用機器は家庭用と比べて安いものが多いが、それにしてもこの価格のイコライザーを音の経路に挟んで果たして大丈夫だろうか(笑)?

まあ、どんな高級なものであったとしてもプリアンプとパワーアンプの間に挟んだら多少の悪さはするだろうし、そもそも部屋由来のディップやピークをイコライザーで修正すること自体が間違いかもしれないので、実験するにはこのくらいの金額が妥当であろう。結果、乞うご期待である。

ヘッドフォンって良い音だ。

相変わらずの状況でスピーカーから音を出せずに隠れて音楽を聴いている。おかげさまで今まで好きでなかったヘッドフォンにも慣れてきたようだ。頭を締め付けられるような感じもだんだん気にならなくなってきた。

聞き慣れてくると今度はヘッドフォンの音がスピーカーで聴く音に比べてずいぶん良い音に感じるようになった。ヘッドフォンの場合、スピーカーと違って例えばオーケストラがステージに展開しているようなイメージを持つことが難しいが、一方でスピーカーで聴く場合に避けて通れない部屋の影響を排除できる。

およそどんなジャンルの音楽を聴いても感じるのは中低音の量感。うちの場合、部屋の形から来る定在波を計算すると200Hz以下の音楽の土台となる音域にかなりの凸凹があって、計算上50Hz以下はかなり盛り上がる一方、50Hzから120Hzくらいはかなり痩せてしまう。小さなブックシェルフだと低音が足りない一方、サブウーファーを足したり、大きなスピーカーを持ち込むととたんにブーミーになってしまうのもきっとその影響だろう。膨らんだ低音を処理するのはもの凄く難しいので、いきおい、はなから低音をすっぱり諦めたスピーカーで聴く方が結果が良いのだが、こうしてヘッドフォンでの音と聞き比べると物足りない。

じゃあ、ずっとヘッドフォンで聴き続けるかと言うとそれも微妙。いくら良い音でもやっぱりきちんと前方から音が聞こえてこないのはどうしても不自然に感じてしまうのだ。前方定位するヘッドフォンというのもあるらしいが、高額である。イコライジングで定在波対策は前にちょっと試してすぐに諦めてしまったが、ヘッドフォンのバランスを目指してもう一度チャレンジしてみようかな。
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