電車の旅(2)

先日の電車移動に続き、今日はドイツからベルギーにやはり電車で移動した。よくわかっていないのだが、前回はドイツ鉄道の電車で、今回はベルギーの鉄道会社の電車らしい。

早朝からの移動となったが、今日はドイツでは祝日らしく、パリまで運行する電車はほぼ満員の状況だ。ちらほら日本人も見かける。駐在員だろうか。スーツにTUMIのバッグ、世界中で変わらぬ姿だ。

時差ぼけのせいか空腹で目が覚めたので駅でチョコレートクロワッサンとアップルタルトを買って食べたのだが、乗車後ほどなくして車内で朝食が提供された…。もちろん、もう食べられない。

ドイツ鉄道の旅も快適だったが、今日の電車は輪をかけて造りが良い。席間が広いわけではないのだが、シートの造りがいいのだ。少し硬めの、欧州車のシートと同じ乗り心地である。日本のシートはどうしてああ柔らかいのか。長時間乗った時の疲れのレベルが全然違うのに。

乗車して一時間ほどでドイツの国境の街に停車する。国境と言ってもEU内ではまったくパスポートコントロールがないので拍子抜けだが、次に停車したベルギー最初の駅から乗客が乗り込むと車内は一転してフランス語が氾濫する。面白い。ちょっとした山間部を通過するだけ、日本でいえば例えば東京都から山梨県に抜けた途端にまったく別の言語になるのだから不思議なものである。

さらに一時間ほどで無事にブリュッセルに到着。そこからタクシーで先方のオフィスに向かう。英語は問題なく伝わるが、やはりフランス語訛りだ。ベルギーにはフランス語とオランダ語の間の子のような言語もあるのでドライバーの母国語がどちらかはわからないが、明らかにドイツ語訛りとは違う。

車もドイツ車とフランス車が半々くらいの感じだ。

要件が済んでから帰りの電車までに多少時間があったので市内を歩いてみた。ブリュッセルは初めて訪れたが、歴史を感じる街並みだ。ベルギーといえばチョコレートが有名だが、本当に至るところにチョコレートショップがある。試しにホットチョコレートを飲んでみたが、濃いのにびっくり。今日は冷たい雨だったので身体が温まったのは良かった。

しばらく散歩をして駅に戻ったのだが、きた時とどこか何かが違う。時刻表を見ても自分が乗るはずの電車が表示されていないのに気づき、案内所を訪れると案の定市内の別の駅にいることが発覚。すぐに電車に乗って一駅移動しろと言われて慌ててホームに向かい滑り込んできた電車に飛び乗った。間一髪である。助かった。この電車を逃したらドイツに戻れない上に明日の商談にも間に合わない。油断大敵だ。

帰りの電車では夕食が提供されたのだが、時差ぼけとホットチョコレートの胸焼けで胃が受け付けなかった…。
スポンサーサイト

電車の旅

ドイツ国内で移動のために電車に乗っている。以前、スイスで電車に乗ったがドイツでは初めての経験だ。駅でのチケッティングは日本と同様に自動発券機が完備。予約も含めて一人でできるし、英語表記もあるのでさほど難しくない。

駅は非常に清潔。ゴミも落ちていないし、整然としている。実に好印象だ。電車に乗ってみると予約席と自由席が混在しているのがわかりづらい。席の上に駅名表示されているシートは予約されているらしい。何の表示もないシートを選び座る。

アナウンスは完全にドイツ語だ。英語のアナウンスはない。ただし天井にモニターがあり次の停車駅が表示されているので不安は少ない。

二時間程度の移動だが、車窓の田園風景を見ているうちにあっという間に到着しそうだ。

フランクフルト

今日から一週間のドイツ出張だ。現在、フランクフルト国際空港で接続便を待っている。気温9度。だいぶ暑くなってきた日本から比べるとかなりの涼しさである。

日本では真夜中だがこちらはまだ夕方。空港も賑やかである。ドイツというイメージに違わずスッキリとしたクリーンな空港だ。

接続にかなり時間があるのでコートでも買おうかな。しばらくフラフラと歩いてみたのだが、国内線のターミナルらしくあまり大きなショップがない。ポルシェデザインに一つそれらしいコートを見つけたのだが、ちょっと高すぎて手が出なかった。

あきらめてラウンジへ。ルフトハンザのラウンジは数が多く、幸い中もさほど混んでいなかった。日曜日の夜だから移動する乗客も少ないのだろう。

ラウンジの中にルフトハンザのショップがあり、RIMOWAのルフトハンザモデルを売っている。ちょっと心惹かれたが、買ってすぐに空のバッグをチェックインするのが面倒だ。本当に欲しくなったら帰りに買って行こう。

ラウンジには食べ物も置いてあり、スープとフルーツ、それにせっかくだからソーセージも食べてみる。成田を発って以来、食べ続けている。それぞれ味はまあまあ。

日本時間では夜中の二時だ。さすがに眠くなってきた…

SM-SX10(5)

ようやく修理終了。SM-SX10が手元に届いた。前回輸送時に事故があったのでより一層頑丈な梱包だった。ありがたいことではあるが開けるのに一苦労だ…。

ラックの中段にあったDACと位置を入れ替えてCDPの直下に設置。とりあえずは6ピン→4ピンのケーブルで繋いでみる。ラトックオーディオの何の変哲もないケーブルである。

SM-SX10.jpg

こうして写真に撮ってみるとケーブル類が見苦しい…。ケーブルなんて本当はなくなればいいのに。まあ、言っても仕方がない。必要悪だが、なければないでオーディオの楽しみが一つ減ってしまうか。

早速音を出してみる。ちなみに壊れていたボリュームはさすがにきちんと直っていた。

まずは最近、よく聴いていたショスタコーヴィッチの交響曲第4番。

・・・

・・・

うーん、なかなかいい感じなのだが、どこか耳にとげとげしい音がする。今回、修理にあわせてクロック換装もお願いしたのでまだ本調子ではないのか。それでもオーケストラの音に厚みはあり、もう少し、時間をかけて聴いていればもっと良くなりそうだ。

次にSACDを聴いてみた。Miles Davisの「Kind of Blue」。iLinkで接続する場合、1bit信号がそのまま増幅回路に送られる(ということだったと思う)のでもっとも好ましい結果が出るはずだが。。

・・・

・・・

うーん、悪くはないんだけど…。やっぱり強奏時に耳が痛いなあ。

試しにアナログ出力から聴いてみた。切り替えてみるとアナログ出力の方が音が大きい。前から思っていたのだが、このSCD-DR1はアナログ出力のボリュームが相当大きい。比較試聴する際に、それで勘違いすることが多いので、iLinkと比較する際には音量の調整をしてみた。

あれれ。音量を調整しても明らかにアナログの方が音がいい。耳障りな音がしないし、低音もこちらの方がほどよく厚い。ちなみに接続はラダーケーブルだ。

う~ん、こうなるといよいよiLink期待外れ。やっぱりSM-SXシリーズの真骨頂はアナログ接続なのかな。

と、しばらく聴いているうちに、はたと気づいた。送り出し側のクロックだ。

SCD-DR1のクロックはご丁寧にアナログ出力用とデジタル出力用で切り替えられる。(というか切り替えることが推奨されている。)このクロックの切り替えはリアルタイムにはできず、一度電源を切らなくてはならない。面倒くさいのだ。今まではアナログ出力で聴くことがほとんどだったのでアナログ側になっているクロックをデジタル側に切り替えなくてはならない。


・・・

・・・

おー!幸いなことに耳ざわりな音が消えてくれている。良かった。これで安心して聴ける。

なんといってもまだ到着したばかり。通電してから3時間くらいしか経っていない。これからエージングが進むのが楽しみだ。









新卒研修

今日は、今年度の新卒者研修に講師として参加してきた。

毎年のことだが、新卒者研修に行くと心が洗われる思いがするなあ。毎日座学で少々退屈な思いもしているだろうが、こちらの話を本当に真剣に聞いてくれるし、なにより瞳がキラキラだ。

いまだに自分が新卒だったころのことをつい昨日のように思い出せるが、いつの間にかもっとも若い子は自分の年齢の半分以下になってしまった。時間が経つのはあっという間だ。

彼らの将来に幸あれ。素晴らしい道が拓けることを祈ってやまない。

ショスタコーヴィチ交響曲第4番 : オーマンディ

交響曲第10番に引き続き、オーマンディの演奏する交響曲第4番を聴いてみた。オリジナルのLPはアメリカ初録音である。

41UqcpqIQ2L.jpg

不思議な魅力のある曲だ。ストーリーがスムーズじゃない小説みたいになんというか流れが悪いような気がするのだが、紛れもなくショスタコーヴィチの音がするオーケストレーションが後引きでくせになる。

今まで本腰をいれて聴いたことがなかったのだが、このところ気がつくと頭の中でこの曲が断片的に流れている。ファゴットだかコントラファゴットだかがソロでメロディを吹き、オーケストラが伴奏する部分があるのだが、このメロディがツボにはまる。なんなんだ、このメロディ?

すっかり気に入ってネット検索するとラトル、チョンミュンフン、インバルあたりが名盤らしい。どれか買って聴いてみよう。オーマンディを推す文章は見かけなかった。さもありなん。

ちなみにこの演奏、僕は素晴らしいと思う。

タイムドメイン

ようやくSM-SX10が修理から返ってくる。今週末には届く予定だ。

現在、我が家のスピーカーはブックシェルフが一対。Animaという小型のスピーカーだが、なかなか軽快なスピーカーで特に音に不満はない。駆動するプリメインはDUSSUN。

そこにSM-SX10が追加される。とりあえず、スピーカーケーブルを差し替えて使おうかと思っているが、もう一つのアイディアがスピーカーの追加だ。

しかし、大きな部屋でもないし、Animaの前後左右に大きな物体は置きたくない。うーん、どうしようと悩んでいた時ふと思い出したのがYoshii9である。

あの形なら邪魔にならなそうだし、スピーカーの目指している形も違うので併用しても面白そうである。

早速、調べてみると、オリジナルのYoshii9にはアンプが付属している…使わなければいいのかもしれないが、なんだかもったいない。スピーカーケーブルも直出しだし。

困っていたのだが、調べて行くうちにYshii9にはライセンスアウトされた兄弟機がいくつかあることがわかった。

その中で最も心惹かれたのがTime DomainのYS9。アンプなし、スピーカーターミナル付き。まさにピッタリ。色もカラーモデルが基本で、オリジナルよりだいぶ安い。

これだ!と思ったのだがどこで売ってるの?少なくとも通販では見当たらない。Time Domainのサイトで販売店を探してみるといくつか代理店がリストされており、近場ではオーディオユニオンがその一つだ。なにはともあれ、さっそく、在庫確認してみた。

お問い合わせ有難うございます。
誠に申し訳ございませんがメーカー様に確認いたしましたところ
お問い合わせの商品は生産完了品でございますのでご了承ください。
以上よろしくお願い申し上げます。


えー?HPにはそんなことどこにも書いてないのに。いつの間にか生産完了?

残念である。中古が出るまでじっくり待つか。オリジナルを買うか。ちょっとゆっくり考えてみよう。

マーラー交響曲第9番 : カラヤン

カラヤンのマーラー録音は数が多くないが、この交響曲第9番は二回録音している。1979年~1980年にかけてスタジオ録音された演奏と1982年のライブ録音の二種類は、間隔が2年しか空いていないし、カラヤンとBPOという究極のプロ集団の演奏なので、解釈にも演奏にも大きな違いはない。

ショルティの演奏のことを書いた時に「精神性」の話をしたが、「精神性」という点ではカラヤンもかなり酷評されている指揮者だ。特にこのマーラーやブルックナーについては、演奏スタイルに対する聴く側の思い入れが大きいのか、「うまいだけ」とか「感情がない」的な批判が多い。

しかし、この演奏(手元にあるのはアナログ録音の方)を聴いていると、実に研ぎ澄まされた、研究された良い演奏だと思う。この演奏においても滑らかなフレージング、ブツブツと音を切らずにレガートでつないでいく演奏スタイルは健在だが、それらの効果も相俟って見事に美しい演奏だと思う。

994.jpg


2年しか置かずに再録したのはどうしてかと思うが、レコーディング技術に並々ならぬ関心を持っていたカラヤンだけに、デジタル録音で残したかったのか。スタジオ録音の出来栄えからは、気に入らない点があって再録したとは思えないのだが。いずれにしてもたった2年後にぜひもう一度残したいと思うほど、この曲に思い入れがあったとは言えると思う。

LP時代に自宅のシステムで聴いていた時は、最弱音と最強音のダイナミクスの大きさに再生装置側の能力が追いつかず、歪まない音量では弱音が聴き取れず、弱音を聴くと最強音の時にはボリュームを絞らざるを得ないという状態だったが、CDではそういう問題もなく、存分にカラヤンとBPOの芸術が楽しめる。

ドラマに満ちた第一楽章、感動的な第四楽章の間にあって、二つの中間楽章が邪魔とすら思える演奏がけっこうある中、この演奏は聴かせ上手な指揮者のおかげで全楽章通じて満足度が高い。

お薦め盤だ。

新幹線

僕は飛行機派なのであまり新幹線に乗らないのだが、昨日今日と大阪名古屋と出張だったので仕方なく新大阪名古屋間と名古屋東京間を久しぶりに東海道新幹線で移動した。

驚いたことに、混んでるのだ。ものすごく。大阪名古屋間はタイミング悪くテレカンの時間に重なったので自由席に乗ったのだが、帰省ラッシュかという混雑だった。

京都からは外国人観光客が乗り込んできてさらに混雑に拍車をかけた。アメリカ人だと思うが、小さな女の子が泣いている上にお母さんに厳しく指導されていて、可哀想だった。とはいえ、日本人の親が自分の子供の面倒をきちんと見ないことと比べると立派である。

今、名古屋からの新幹線でこのブログを打っているのだが、この列車も混んでいる。あえてひかりに乗ってなおこの乗車率、最近の日本経済は本当に良いのかもしれない。

結構なことだ。

SM-SX10(4)

中古のSM-SX10を購入しシャープにiLinkのことを問い合わせたと先月書いたが、実は手元にない…。お金を払ったのに届かなかったとか騙されたということではなく、物はすぐに到着した。ところが実機を確認したところ、ボリュームに不具合があったのだ。

中古なので元箱がなかった。厳重な梱包で到着したものの、おそらく輸送時にボリュームに荷重がかかったせいで歪んでしまい、回すとキィ~っと異音がする。販売元に電話したところ送り返してほしいということだったのですぐに送り返した。

その際、一応、iLinkのコンパチだけは確認したが、問題なく音は出る。現在使用中のDussunに比べてかなり押し出しの強い元気な音だ。すぐに気がついたが、高音域の繊細さが100シリーズとは違う。10は比較して若い荒い音だが、せっかく二つアンプを持つのならこのくらい性格が違う方がいい。

何よりも低音のグリップは値段は違えど兄弟機であることを実感させる。これでクロックを上質なものに換装すれば、なかなか面白そうだ。

修理に出した後、返ってくるのを待ちきれず、iLinkケーブルを2本、4ピン・6ピン変換コネクターを2種類(6→4とその逆)買ってしまった。ケーブルで音が変わることを良しとしないのに、本当に愚かである。

ところが、それ以来、一向に修理が終わらないのだ。

SX100の時も最後は一度修理に出すと二ヶ月くらいかかった。それこそ忘れてしまうくらいの期間だ。ちなみにそちらの故障は毎回、電源回り。メインスイッチを押しても「P」という文字が出るだけで音が出ない。「P」はProtectionの意味らしい。あっちのIC、こっちのICと都合4回くらいは直したと思う。

今回も物理的にボリュームが歪んでしまったのはすぐ直ったようだが、その際、実際に音量を制御するICも逝ってしまったらしく、その交換に手間取っているようだ。

ICの在庫がないのか、あっても技術者が払底しているのか、いずれにしても、つくづくシャープがこのシリーズを終焉させてしまったのが残念である。おそらく僕にとっても、もう、これが最後のシャープ製アンプになるだろう。

とにかく「メーカーにも直せませんでした。」という最後通知が返ってこないことを祈る日々だ。

母の日

今日は母の日だ。昨日、中国の同僚と仕事で話をしていたら彼の地でも今日は母の日だという。そうか。母の日って万国共通だったのか。

ちょっとネット検索してみたところ、母の日の由来も日付もばらばらだが世界各地に母の日があることがわかった。日本の母の日は当初3月だったのが戦後アメリカと同じ5月になったとのこと。

先週、父親が母の日のイベントとしてどこか食事にでも行こうと言い出した。二人で行くのが嫌なので僕にも参加しろということだと思う。いい年して親子で出かけるのも少し気がひけたが、とはいえ、現在、居候している身だけにそのくらいの孝行は仕方ない。

朝、散歩から帰ってきた母親に何が食べたいかと聞くと蕎麦が良いという。それではとさっそくインターネットで調べてみると高速で30分くらい走ったところに見た目のよさそうな蕎麦屋を発見し、ドライブがてら行ってみた。

DSCF1127.jpg

三色天もりを食べてみたところ当たりだった。

東京で蕎麦をきちんと食べようとするとびっくりするほど値段が高いことがある。しかし、たかが蕎麦である。何度かそういった蕎麦も食べてみたが、経験的に蕎麦は1,000円までで十二分だ。しかも僕は基本的に温かい蕎麦が好きなので高い店も安い店もあまり関係ない。

今日行ったところは三色天もりで1,600円だった。個人的には上限いっぱいいっぱいか少しオーバーだが、店構えと店員さんの感じが良く、味も良かった。何より母親が喜んでいたので良しとしよう。

マーラー交響曲第9番 : バーンスタイン

バーンスタインが演奏するマーラーの交響曲第9番にはNYP、ACOという二回の全集に含まれる演奏に加え、カラヤンが君臨していた頃のBPOとの演奏もある。

このBPOとの演奏については、カラヤンがバーンスタインと演奏した後のBPOの音を聞いてその影響力に驚いたとか、危機意識を持ったとか言う話を読んだことがあるが、果たして真相はどうなんだろう。

BPOとの演奏は説得力があるとは思うが、宣伝文句やネット上の評判があまりに良すぎて期待過剰だったか、感銘を受けたということでもなかった。感涙したという人はどこがそんなに良かったのだろう?よっぽど感性が研ぎ澄まされているのかな。

そんなことがあったのでイスラエルフィルとのCDが出たとき、またまた空前絶後とか、BPOとの演奏をはるかに超えるとかいうコメントを見て眉唾に思っていたのだが、なんといってもこの曲が好きなので結局、購入してみた。

51gE4-Km4mL__SL500_AA300_.jpg

うーん、なるほど。僕は、バーンスタインのこの曲の演奏の中ではこの演奏が一番好きだ。イスラエルフィルが来日した時のこの曲はもっと素晴らしかったというコメントを見るが、海外に出張公演中の演奏が一期一会の凄演になる可能性はわからなくもない。コンディション面でまったく逆のこともあると思うが。

他方、この演奏は本拠地でのライブである。特別な雰囲気での盛り上がりという意味ではなく、バーンスタイン固有の曲への思い入れが結実した演奏ということではないか。

NYPから始まる交響曲第9番に対する指揮者の解釈がよく伝わる演奏だ。

47研究所 Pitracer

パッケージメディアの将来が不透明な状況で今さらCDプレーヤーを買うのもどうかと思う一方、メーカーの威信をかけた製品は今後期待できないので今こそ購入すべきとも思う。

特にCD専用機となるとエントリークラスしかない状況で、機械的に元気なうちに程度の良い中古を手に入れたい気持ちが定期的に湧いてくる。

レコードプレーヤーの例をみるとむしろ絶滅寸前から高級機オンリーの世界に変わっているが、アナログプレーヤーと比較すると芸術品的要素の乏しいCDプレーヤーが同じ道を辿るようにはおもえない。

そんな時に限って見つけてしまったPitracerの中古品。正直欲しい!

PiTracer.jpg


見るからに異色の姿かたち、おそらくは非常に少ないであろう流通台数を考えると一期一会か?とはいえ実機を見たことも音を聞いたこともない。もちろん安い買い物ではないし。

う〜ん、どうしよう。。。

ショスタコーヴィチ交響曲第10番 : オーマンディ

プレヴィンのシベリウスに引き続きタワーレコードの企画盤である。

以前、村上春樹の「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」にぴったりの音楽として紹介したショスタコーヴィッチの交響曲第10番。ショスタコの交響曲の中ではもっとも好きな曲だ。

41UqcpqIQ2L.jpg

この曲はカラヤンの演奏が秀逸だと思うが、このオーマンディ盤もなかなかのものである。いつものとおり、すっきりくっきりした演奏で少しそっけない感じもするが、スコアそのものが音となって訴えてくる。フィラデルフィア管の機能美にはなんと言うか凄みを感じる。

僕がクラシックを聴き始めたLP時代、オーマンディの演奏はありがたいことに廉価版の定番だった。おどろおどろしい演奏をしないので深みが足りないと考えられていたのか、もちろん超有名だったが必ずしもありがたみをもって受け止められていたとは思えない。

時代がLPからCDに切り替わったとき、すでにオーマンディは過去の人となっていた感があり、協奏曲の伴奏者のケースを除き、その録音の量に比してCD化された演奏の数が少ない。こうしてCD化して接することができて幸せである。

ゴールデンウィーク

今日でゴールデンウイークも終わり。毎年のことだが始まる前はずいぶん休みがあるなと思ったものの、始まってしまえばあっという間である。ああ、今年も特に何をすることもなく終わってしまった。

今年は真ん中に三日間平日が挟まっていたが、ここを休んだ人にとっては10連休だ。思い切ってどこにでも行ってこれるような長さだったわけだが、僕はと言えば最初の土曜日に出張から帰ってきた後、ゴールデンウイークのない海外の連中と仕事で電話会議があったりして、暦どおりにも休めなった。

まあ、毎日、会社に行ってたわけではないし、ゴルフにも二回行けた。昨日、今日も打ちっぱなしに行ったので常日頃から考えればずいぶん集中的に練習できた。

テレビのニュースを見ると観光地はどこもすごい混雑ぶりだ。潮干狩りの映像を見たが早朝(というか深夜)から駐車場に並び、海の中はまさに芋の子を洗うごとき様子だった。そこへ家族で突撃して行くって、すごいエネルギーだと思う。子供連れの人がほとんどだったが、確かに子供のいない自分にはとてもまねできない。

ついさっきのテレビでは横浜の中華街の様子が放送されていたが、こちらも西武鉄道と東急の直通効果とやらで、ものすごい人出だった。有名な中華料理店だと二時間半くらい並ぶらしい。僕なんて、えーーーー!っていう感じであるが、疲れながらも皆さん満足そうだったので、田舎のおじさんがどう思うかなんて関係ないですね。

ゴルフはいつもと同様、ぎりぎり100を切ったくらいでスコア的にはまったく進歩なしだったが、少しずつ球筋が安定しているような気がする。昔からバックスイング中にコックをうまく入れられないのだが、きちんと意識してコックを入れるほうが明らかに結果が良い。練習を重ねて自然にできるようになれば少しは期待できそうだ。

まあ、過去を振り返るとこうしたほのかな期待と失望を何回も繰り返してきたので、今度こそは実ってほしい。

昨日、今日と本格的に温かくなってきたが、ここで一つ問題が。

わかってはいたのだが、アンプの発熱で部屋が暑いのだ。A級アンプは熱いと聞いていたし、アキュやラックスのオーナーが夏は暑いとコメントするのも読んだことがあったが、いやはや本当に暑いんだなあ。

今、オーディオを置いている部屋はおそらく8畳から10畳の間の広さだと思うが、部屋中を十分に温めてくれる。アンプは冬はA級、夏はデジタルがお奨めです。

ホルスト 惑星 : Steinberg

惑星をホルストが作曲したのは1914年から1916年にかけてということだからだいたい100年前だ。勝手な想像だがずいぶんモダンな着想ではないか。曲も格好いい。

僕がこの曲を最初に聴いたのはオーケストラではなく冨田勲のシンセサイザーバージョン。ヘッドフォンで聞くと頭の中を音がくるくる回ってしばらくハマっていた。その後、オーケストラでの演奏を聴き、その管弦楽法の見事さにびっくり。それ以来、飽きることなくいろいろ聴き続けている。

スタインバーグの演奏は1971年の録音だからもう40年以上カタログにある。この人のこと、なぜか思い込みで長い間ジョン・ウイリアムスみたいなハリウッドの人かと思っていた…。

827.jpg

最近になって購入したがこの演奏、何と言っても超快速な火星がすごい。テンポが早いだけでなく5拍子の1拍目に強いアクセントを置くので前に進む勢いがさらに強調されてちょっと他の演奏では感じられない前のめり感なのである。癖になる。

火星の印象に隠れがちだが、木星、天王星を含め均整のとれた快演だ。手持ちのCDにはツァラトゥストラかく語りきが併録されており、こちらも一聴に値する。

シベリウス交響曲第2番 : プレヴィン

ダウンロード音源全盛の時代で大手レコードショップは厳しい経営状況だ。そもそもレコードショップという言葉時代が適切ではないか。CDショップと言い換えても状況は一緒だ。割と最近もHMVが経営破綻した。幸い、日本のHMVはローソンの傘下だったので無傷だったようだ。良かった。

とはいえ、小さな町にはもうCDショップ自体がほとんど存在しない。TSUTAYAやGEOに行けばほんの気休め程度のセルショップがあるが、ことクラシック音楽に関してはまったく絶望的な状況である。

レコード会社そのものも厳しい。クラシック音源といえば長らくDG、EMI、Decca、Phillips、CBSソニーといったところが大所だったが、いつの間にか前の四つはユニバーサルミュージックという一つの会社になってしまった。現時点ではまだ新譜が結構な数、出ているのが心強いが、このままのトレンドだとそのうち本当にディスクはなくなってしまうかもしれない。哀しい限りだ。

そんな中、Tower Recordはショップ限定で古いCDを再発売してくれている。社内にきっとクラシックが大好きな人がいるのだろう。選曲のセンスも素晴らしい。買えるうちにたくさん買っておこうと思わせる。

今、聴いているAndre Previnのシベリウス交響曲第2番もそのうちの一枚。最近、N響に客演している姿を見ると本当に見る影もないが、まだ颯爽としていた頃のPrevinの演奏である。Previnのシベリウスはあまりピンと来ないが、それもそのはず。ライナーノーツを読んだらPrevin唯一のシベリウス管弦楽曲録音ということだ。

ネットで見て即購入を決意したのだが、その理由はカバーの絵だ。この演奏はLP以来、一度も再発売されたことがなく初CD化ということだから、このカバーの絵はそのLPの絵と同じだと思うが、この絵には確かに見覚えがある。EMIのLPカタログで見たに違いない。懐かしい。

4997184920148.jpg

僕はシベリウスとニールセンが結構好きだ。特にこのシベリウスの交響曲第2番はオーマンディの演奏で初めて聴いて以来のファンである。

僕はこの曲の演奏にはこだわりがあって、続けて演奏される第3楽章から第4楽章にかけてテンポを早める演奏は好きではない。たとえば、マゼールやレヴァインの演奏がこれに当たる。オーマンディやコリン・デイヴィス、カラヤンのように第4楽章に入っても悠揚としたテンポの演奏の方が好みだ。

Previnの演奏は残念ながらテンポが上がるタイプであった。聴いた瞬間に失望しかけたが、不思議なことにこの演奏はいける。おそらくPrevinという指揮者はリズム感がいいのだ。さすがジャズピアニストである。

音楽はフィナーレまで弛緩なく一気に進む。なかなか良い。Tower Recordさん、ありがとう。

美容院

今日は祝日にもかかわらず出社だった。東京駅の大混雑には度肝を抜かれたが、ひとたび都心にはいると嘘みたいに静かだ。

仕事を終えて一ヶ月ぶりの美容院へ。担当さんと日程が合わず、今日に至ってたが、相変わらずの笑顔を見て良い気持ちになった。サービス業ゆえゴールデンウイークはあまり関係ないようだが、その割には店も暇らしい。

休日出勤で浮かない気持ちだったが、仕事もはかどり頭もサッパリした。良い一日でした。

電源ケーブル

オーディオが好きな人なら理解してくれるであろう。電源ケーブルを交換するとなんとも言えずわくわくする。音が変わるか?答えはイエスだったり、ノーだったり。

以前、マンションに住んでいた時は、おそるおそるコンセントを交換しただけでびっくりするほど音が良くなった。よっぽど電源環境が悪かったのか。それともプラセボか。僕は面倒くさがりなので、いったん交換した後、もう一度もとのコンセントに換えなかった。だから、本当のところはよくわからない。

今、住んでいる田舎の一軒家では壁コンセントを一般のものからホスピタルグレードに換えても即座に変化を感じなかった。それどころかクリーン電源をメーカーから借りてみても変化が良くわからないくらいである。

では電源が汚れていないかというと、少なくとも興味本位で一つ購入したノイズハーベスターは導入以来、ものすごい勢いで点滅している。あまりの勢いで点滅しているのでずっと点灯しているように見えるくらいだ。家中の電気を落としてみても日中はこの状況に変化がない。

一方、深夜と休日は故障したかのようにまったく点滅しない。どうやら近隣で何か動力を使用しているか、あるいは平日はどこかで誰かが怪しいノイズを発生させているようだ。

そんなに汚れている(はずの)電源だが、クリーン電源を入れても変化を感じられなかったというのはどういうことか。クリーン電源が高価なだけでまったくの役立たずなのか、電源の効用は思ったよりも少ないのか、耳が悪いかのどれかだと思う。残念ながら、正解は最後なのかもしれない。

本題からずれてしまったが、そんな状況で電源ケーブルを交換することに何の意味があるのだろう?

その答えがなんであれ、男は電源ケーブルを交換するのである。そう、誰がなんと言っても交換する。なぜか。それはもうロマンだからだ。たかだか電線を交換するだけでベールが一枚も二枚も取れ、サロメの七つのベールの踊りのごとく最後は生の音が丸裸になって現れるかもしれないという妄想を追いかけ続けるロマンなのだ。

僕は男なので、もちろん、いろいろ換えて遊んでいる。

高級品は本当に驚くほど高いので、当初はRCAケーブル同様、ネットで販売されている完成品の電源ケーブル中心に楽しんでいたが、今年に入ってからは自作を始めた。自作と言うと凄そうだが、電源ケーブルの自作は誰でもできる。要は市販されているプラグと電線をねじ止めするだけだ。

最初は雑誌の付録を組み立てた。ついてきた電線はいかにもイマイチな感じだったので、電線だけフジクラの5.5スケアを別途購入し、付録のプラグに繋いだ。このフジクラの電線というのが曲者で(というか、もともとこんな用途を想定していないのだが)太くてものすごく硬いのである。

そもそもオーディオ信仰者には太くて重いものを崇める教徒が多い。他方、まったく逆に細くて軽いものが言いという宗派も存在する。僕はどっちでもいい。しかし、直感的には電気が通るルートが太くて硬いのはたくさん電流が流れそうな気はした。(科学的にはどうやら間違った発想らしい。)

とにかく何かが起きることを期待しつつ、四苦八苦して組み立てた電源ケーブルはしなやかに曲がってくれないので壁コンセントと機器の位置関係を考えてあらかじめ折り癖をつけて繋がないと下手すればケーブルの硬さに負けて機器が動いたりコンセントからプラグが抜けたりする。普通の人からすれば本当に理解しがたいだろう。

苦労してつないで音を出してみた。

どうだろう。音の勢いは増しただろうか。

正直、あんまり変わらないかも。いや、でも、こういうケーブルはすべからくエージングが必要なのでしばらく様子をみよう。

一週間もエージングすると、交換前の音との比較は不可能になった。記憶なんてあいまいなものだ。良くなったとも言えるしそうでもないとも言える。

そして、しばらくするとまた新しいプラグと電線が家に届くのである。もちろん今度は少しずつ違うモデルだ。同じものを組み立てても面白くない。そしてこの新しいセットがなじむ頃には、果たして純正品と前回の自作品と最新の自作品がどう違うのかというのは再び判断不能になるし、どうでもよくなるのだ。

では、どうして電源ケーブルを換えるのか。

それはロマンだからである。

プロフィール

ばけぺん

Author:ばけぺん

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
Since 3/28/2013
検索フォーム
リンク