Viv Laboratory Evanui μ

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先日、記事にしたViv LaboratoryのEvanui μ。出張直前にちょっとだけ聴いてその後はESLに戻していたのだが、Power Plant 5の貸出機が届いて部屋が電源ケーブルでごちゃごちゃになってきたのでESLを片付けてこっちを繋いでみた。ご覧のとおり、一見、壺か花瓶かといった感じ。床にべたっと置いているのでベッド用の照明に見えなくもない。

この間聴いた時はESLの手前に置いたのだが、今日はESLを壁際に寄せたので少し広々とした空間にポンと置いてみた。前回も真上に向いた振動板から放出された音が見事にステレオイメージを結ぶことに驚いたのだが、障害物がなくなってみるとさらに鮮明に奥にステージが現れる。オーディオ的面白さはESLの方がはるかに上だが、音楽を聴くならこのスピーカーで十分な気がする。ただし、CW250Aとセットであることが条件だが。サブウーファーの力を借りないとクラシックもジャズも相当厳しい。

ESLもEvanuiもスピードはものすごく速い。位相特性も良さそうだ。比較して大きく違うのは中高音の切れ味。これまたどちらも抜けが良くて鮮明なのだが、Evanuiの方がエッジが立ってより鋭い。打楽器系はEvanuiが好ましく、弦楽器の高音みたいなところはESLの方が耳に心地よい。いずれにしてもこんな小さなスピーカーがこれだけの再生能力を持っているのは驚愕である。

このスピーカーは現在改良中のようでメーカーのウェブサイトには近日登場となっている。開発はちょっと遅れているようだが、どんなスピーカーが出てくるのか楽しみだ。
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ベートーヴェン交響曲第1番 : バーンスタイン

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マーラーの交響曲第5番におけるバーンスタイン/NYPの演奏はなんともフラフラといった感じで技術的に決して褒められたものではなかったが、ほぼ同時期に録音されたベートーヴェンの交響曲の方は印象がずいぶん異なる。

曲に対する馴れが違うだろうし、技術的にはベートーヴェンの方が容易なのだろうが、それに加えて録音会場が片や現在のエイブリーフィッシャーホール、ベートーヴェンはマンハッタンセンターという違いも大きいと感じる。オーケストラの響き、ホールエコー、どちらをとっても後者に軍配が上がる。録音会場としてのサイズの問題があったのか。もし、マーラーをマンハッタンセンターで録音すれば印象はかなり違ったのではなかろうか。

バーンスタインのベートーヴェンと言えば、後年のウィーンフィルとのライブの方がずっと有名で評価も高い。クラシックを聴き始めた頃にはすでにVPOとの演奏がリリースされていたので、実はNYPとの演奏は今回初めて聴いた。時にバーンスタイン46歳、実に若々しくて元気の良い陽気なベートーヴェンである。しかし、解釈はまっとう、乱暴なところもなく、基本的な部分はVPOとの演奏と大きく違わない。推進力はNYPの演奏の方が強く、そこが魅力である半面、時にリズムが前のめり気味。テンポが多少落ち着いたVPOの演奏の方が深みを感じる。完成度を求めるならVPO、勢いを買うならNYP。僕はどちらでも楽しめた。

難しいことを言わなければ録音は十分なレベル。シンフォニーエディションに収められたCDのマスタリングはナチュラルで悪くないと思った。

PS Audio Perfectwave Power Plant 5

PitRacerの読み取りミス多発について最初はメカニカルな問題を疑ったのだが、メーカーでチェックしてもらってもなんの問題もない。いつもお世話になっているオーディオショップに相談したところ、電源由来の誤動作の可能性が指摘されたので、まずは光城精工のハムイレイザーを試してみることにした。

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このハムイレイザーは電源に含まれるノイズを除去する電源フィルターの一種。果たして本当に効果があるのか半信半疑だったが、PitRacerとGeminiの電源をハムイレイザー経由で取ると確かに誤作動や読み取りミスが無くなる。電源に直流成分が含まれていると正面のインジケーターが点灯する仕組みだが、これはまったく点灯しない。直流成分の突入はないようだがそれ以外のノイズが悪さしているのだろうか。

ハムイレイザーを使用することで読み取りミスは激減したのだが皆無ではなかった。ということで次にショップから送られてきたのがPS AudioのPower Plant 5。こちらはいわゆるクリーン電源である。以前、光城精工のDA-7050Tを使用してORBEが誤動作したので周波数を60Hzに変換しないPS Audioの製品を借りることにしたのだ。こちらは人気があるらしく試聴機がなかなか回ってこなかったのだが、昨日、ようやく到着した。

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Power Plant 5の良いところは正面のモニターで電源の状態を監視できるところ。そもそもうちのコンセントからどんな電源が流れてきているのかについて興味津々だったのだ。

早速繋いで入力電圧を見てみると、やはり100Vに足りていない。98V~99Vを行ったり来たり。たまに100V出る時もあるが、ほぼ100V未満。しかも常に変動している。設定で出力電圧を上げてみたのだが、実際には入力よりも出力の方が低くなってしまう。Power Plantには昇圧機能はないようだ。マニュアルでは入力電圧が100Vに足りない場合、High Regulationモードを選択するように指示があり、この場合、歪み率は高くなると書かれている。確かに歪み率の改善率はあまり芳しくない。モニターでオシロスコープを見ても波形に大きな変化がない。

モニター上では物足りない結果なのだが、聴感上は良い変化が感じられている。それに今のところ読み取りミスは皆無。ベストの状態ではないとしても、安定化電源の効果はそれなりにあるようだ。

現状、すべての機器をクリーン電源経由で繋いでいるが、ソース機器だけに限ったり、スピーカー類だけ外したり、連休中にいろいろ試してみようと思う。

マーラー交響曲第5番 : バーンスタイン

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2011年、バーンスタインの没後20年を記念してソニーから発売されたバーンスタイン・シンフォニーエディションにはバーンスタインがニューヨークフィル時代に録音したものを中心に交響曲が110曲、60枚組のCDに収められている。「初回限定生産」とは言ってもなかなか完売しないようで、3年たった今でも手に入る。

曲にもよるがバーンスタインの演奏はどちらかというと若い頃の方が僕は好み。DGからもバーンスタインの演奏を集めたCD集が出ているが、迷った末にこちらを選んだ。ちなみにソニーからは管弦楽曲集80枚組が最近、追加されたし、DGは来年第二集を出すらしい。すべて買ったら250枚くらいになりそうだ。。。ステレオ録音開始から亡くなるまで35年くらい、単純計算で年間CD7枚相当の録音を積み重ねたということになる。大大スターとはいえ、最近の指揮者からみたらなんと恵まれていたことだろうか。

これだけのCDを目の前にすると何から手を付けようか迷うが、まずはマーラーを聴いてみることにした。5番の録音は63年。4番、3番に続いて3曲目のマーラー録音である。ちなみにざっと見てみると同じ年にハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、ビゼー、ベルリオーズ、ショスタコーヴィチも録音している。まさに量産体制。

演奏は後年のウィーンフィルとのライブと比べてずっと清新で一直線な感じ。おそらく世評と異なると思うが、自分はこちらの演奏の方が断然好きだ。と言ってもウィーンフィルとのライブは自分にはくどすぎて1度しか聞いたことがないのだが。純粋に演奏のクオリティを比較したら、こちらの演奏はバーンスタインもニューヨークフィルも精一杯という感じが強く、ライブとはいえ完成度はウィーンフィルとの演奏の方が高い。冒頭のトランペットからフラフラな感じだし、合奏の精度も必ずしも万全ではないが、この曲の真価を伝えたいという強い気持ちが伝わってくる演奏だと思う。テンポも快適でこっちのほうが良い。

録音は63年という年代を考慮してもあんまり鮮明ではない。

ヴェルディ「アイーダ」 : アルミリアート/メトロポリタン歌劇場

9日間のアメリカ出張から帰国。先週の日曜日に到着した時にはさほど寒くなかったのだが、週の後半からみるみる気温が下がって週末は日中でも3度くらいしかなく厳しい寒さだった。金曜日まで仕事が立て込んでいたのだが、今回はいつもみたいにそのまま帰国せず、土日をニューヨークで過ごすことができた。寒いとはいえ天気は良かったので、短いながらも3年振りのニューヨークを少しだけ楽しむことができた。

せっかくニューヨークに来たし、何か音楽を聴こうとネットで検索したところ、幸運なことにメトロポリタン歌劇場で「アイーダ」を上演している。実演を見たことがなく、いつか見たいと思っていたので迷うことなくチケットを購入した。

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EE列というのは1階の一番後ろの列である。日本でのオペラ公演と違ってよっぽどの鳴り物入りでない限り、メトのチケットは安い方から売れる。この公演も2階以上のサイドや後ろの席はすべて売り切れだった。8番というのはさほど端ではなく一席だけぽつんと売れ残っていた。定期で押さえている人がリリースしたのかもしれない。なんであれ、実演が観れれば文句はない。

指揮者はマルコ・アルミリアート。正直言うとこの人の名前は初めて聞いたが、全編通じて素晴らしい指揮だった。歌手にじっくり歌わせる一方、オケだけの部分では気持ちの良いテンポで畳みかけるような音楽を聞かせてくれる。聴いてて興奮する指揮ぶりだった。歌手の良し悪しを語れるほどオペラがわかっているわけではないが、総じて歌にも満足。ラダメス役にもう少し若々しさがあればもっと良かった気もするが、アムネリス、アイーダ、アモナスロ、エジプト王等主役級の歌手はみなとても良かった。セットも豪華でいかにもオペラを観た!という満足感が高い。特にラダメスが凱旋するシーンは見ものだった。アイーダトランペットが舞台上横一列に並んで行進曲を奏でるところなんて、僕的には大感動。やっぱり実演は違うなあ。

ピットから聴こえてくるオーケストラの音は家でオーディオから聴こえてくる音に比べるとずっとローファイだけど、当たり前だが生々しさが全然違う。バランスで言えば高音はずっと控えめ。でもここぞという時の打楽器の迫力が段違い。この辺り、家のセッティングを考えるうえですごく参考になった。

帰国、そして、また出国の準備

早朝、シンガポールから帰国した。彼の地と比較すると日本が寒いことはわかっていても30度を超す気温なので搭乗前は薄着。この季節の出張は服の選択が難しい。東京との温度差が心配だったが、幸い思っていたほどの寒さではなかった。7時半過ぎに帰宅。仮眠、朝食、その後風呂に入った。たっぷりの温かいお湯につかるのは偉大な文化だ。日本に生まれて良かった。

もう少し眠ろうかとも思ったのだが、明日からはUSに出張なのでのんびり好きなことができる日は今日しかない。ということでさっきから音楽を聴いている。好きな音楽をお気に入りのオーディオで再生するのは至上の喜びだ。

お金がなくて時間がたっぷりあった頃は風呂に入る時間も音楽を聴く時間もいくらでもあったがそんなことに感謝を感じることはなかった。もっと仕事して稼いで好きなだけ好きなことをしたいと思っていた。今、その頃に比べたら生活水準は上がったが、風呂に浸かれることや音楽を聴けることにめちゃめちゃ幸せを感じる。もっと高いレベルの幸せを求めていたつもりがいつの間にか幸せのハードルが下がっている。考えてみるとなんのためにこんなに働いているのかよくわからなくなってしまうのだが、きっと今はそういうタイミングなんだろう。できる限り全力で頑張ってみよう。

今朝はいつもと違うスピーカーで音楽を聴いている。Viv Laboratoryが販売しているEvanui μという変わった形をした小さなスピーカー。低音が出ないのが気に入らないという持ち主から譲り受けた。振動板が真上を向いて取り付けられていて上と下から音が出ているらしい。
「らしい」と書いたのは実際に聴いてみるとどこから音が出ているかまったくわからないから。なるほどEvanui = Vanish = 消えるというだけのことはある。ESL63Proの手前50cmくらいのところにべたっと床置きして聴いているが、CW250Aと2.1Chで鳴らしている限り、ほとんどの人がESL63Proが鳴っていると勘違いするだろう。驚くべきスピーカーだ。

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ブルックナー交響曲第3番 : ドホナーニ

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昨年、紹介したドホナーニ/クリーブランド管のブルックナー交響曲選集から、今日は3番を聴いてみた。この選集の5番を紹介したのが昨年の11月9日。コメントを読むとその日の気温は12度とある。今週末も寒そうだ。なんだかんだ言っても季節はきちんと巡っている。

実は昨年の今頃まで僕はブルックナーの3番をほとんど聞いたことがなかった。セル/クリーブランド管の3番と8番のCDを買ってからすっかり3番がお気に入りになった。曲の長さがちょうど良いし、なんというか内容に過不足がない。初稿から始まって複数のバージョンがあり、それぞれの違いが大きいところもいろいろな演奏が楽しめて良い。

このドホナーニ/クリーブランド管はエーザー版を使用している。そのせいで曲のあちこちで馴染み深い第三稿とは違う展開が聴ける。演奏は大変立派なものだと思う。全体として正攻法でオーケストラを開放的に響かせている。フレーズは決して溜めず、特にフィナーレは一気呵成に進む。この演奏で特筆すべきは内声部の動きが手に取るようにわかること。特に第二楽章でそれが顕著。クリーブランド管の透明な響きもそれに一役買っている。名演。

47研究所 4704 PitRacer

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昨日、少しだけ記事にしたが、新しいCDプレーヤー、厳密にいえばCDトランスポートとDACを購入した。47研究所の4704 PitRacerと4705 Geminiの組み合わせ。PitRacerは中古、組み合わせるDACは少々迷ったのだが、純正の音に惹かれたので新品でGeminiを購入した。

写真のとおり、いわゆるCDプレーヤーを見慣れた目からは奇抜に見えるデザインである。CDとレンズの位置関係が常識とは逆なので、CDはデータ面を上にしてアクリル製のターンテーブルに置き、スピンドル軸にスタビライザーをねじ込んで押さえる。ターンテーブルはアクリル製で外周と中心の穴の周りが少しだけ高くなっている。ねじ込むことによりこれらの部分がCDと線接地して反りを矯正する。この辺り、ミッチェルエンジニアリングのターンテーブルやViv Laboratoryのターンテーブルシートと同様の考え方である。

CDのデータはレコードと逆で内周部から外周部に向かって記録されているので、まず一番内周まで本体上部が移動して読み込みが始まる。音楽が進むに連れて本体はだんだん後ろに下がっていく。言ってみれば、リニアトラッキングのレコードプレーヤーと同じような動きをする。本体の移動を司っているのは糸と滑車というハイテクなのかローテクなのかよくわからない仕掛けである。

このCDトランスポートはCDが偏心していてもレンズが追従し、データ面とレンズの角度を常に90度に保つ。と言ってもよく分からないと思う。僕も正直言って、偏心を測定しジャストタイミングで追従するための仕組みについては良く分からない。が、そのために一生懸命レンズを動かしていることは正面左手前にあるギヤボックスを見ると一目瞭然である。しかもこれがCDによっては驚くほど激しく動く。まったく動かないCDは今のところ皆無、程度の差はあれ、工業製品としてのCDは予想以上にラフに製造されていることがわかる。CDプレーヤーは再生中内部が見えないので今までまったく気にしていなかったが、暗闇の中ではデータを正確に読み出すために大変な努力が行われているようだ。

PitRacerとGeminiの組み合わせから紡ぎ出されるCDの音はにじみがなく芯があって音に重みがある。ピアノや打楽器では風圧を感じる。SCD-DR1も良いCDプレーヤーだと思うが、PitRacerに比べると華やかでオーディオ的に聴こえる。比較してしまうと余計なものを身に纏っている感じがする。現状、比較するDACがないのでどこまでがPitRacerの力でどこからDACの性能なのかわからないが、とにかくこの組み合わせには100%満足だ。

オーマンディ/フィラデルフィア管のショスタコーヴィチ交響曲第4番は実に素晴らしい演奏だが、SCD-DR1で聞いてもリッピングしてPCから再生しても終楽章の最後の部分で音が歪む。63年の録音だし、この部分の音圧を考えると止むを得ないものとずっと思っていたが、驚いたことにPitRacerで再生すると歪まない。その部分でレンズの向きを変えているギヤを見ると全力で動いている。SCD-DR1は読み切れない部分を補正しているのだろうか。リッピングすればそうした部分もきちんと読み取れると思うのだが、なぜ違いが出るのだろう。

PitRacerの誤動作は電源にノイズフィルターを併用したらすっかり無くなった。どうやらやはり電源が問題だったようだ。ただ電源以外にも、たまにリモコンが言うことを聞かなかったり、本体上部が停止位置できちんと止まらなかったりと不安定な部分があることは否めない。大手メーカーだったら製品化も販売もできなかっただろう。でも、音を聞いてしまうとそのくらいのことは許せてしまう製品である。

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オーディオ機材あれこれ

なんだか久しぶりの完全休日。休み明けから二週連続で海外だが、それが終わればちょっと一息つけそうだ。「もう少し。もう少し。」と自分を励ましながら日々過ごしている。当然、音楽をゆっくり聴ける時間もなかったのだが、オーディオにはいろいろ変化があった。

まず、ESL63Proが再度故障した。。。
片方がおかしくなって代替機が来たのが10月の18日だったが、それから一週間もしないうちに代替機の電源がまったく入らなくなった。CDを聞いているうちに自然死してしまったのだ。電源のパイロットスイッチが消灯していてどうにもできなくなった。ヒューズは大丈夫だし、電源ケーブルを交換しても復活せず。仕方ないので再びショップに連絡したところ、修理が完了した最初のユニットを再送してくれたので、結局、手元の個体は最初のペアに戻った。二週連続で大きな箱を運んでくれたヤマトの担当とすっかり仲良くなった。これ以上、壊れないことを祈るばかりだ。

1か月前くらいに長い間欲しかった47研究所のPitRacerを中古で購入した。かなりハードに使われていたらしく傷だらけの個体である。何か所か大きな傷があったので格安だった。見た目は悪いが中身はメーカーの点検を受けているのでQUADのような不安はない。ところが、これも到着してから読み込みが上手くいかなかったり、途中で再生を止めたりと誤動作の連続。結果、合わせて購入した同社製DACの到着前にメーカーに修理に出すことになった。症状から察するに修理に時間がかかるだろうと思ったら、すぐに返ってきた。メーカーでもショップでも症状が全く出ないと言う。そんなバカなと思ったのだが、発現している症状から電源系の問題、特に電圧降下かノイズ混入の可能性を指摘され、手元にあったノイズフィルター付きの電源ケーブル経由で給電してみると確かに症状が出ない。ちなみに、そのうち記事にしようと思うが、このトラポとDACの組み合わせから出てくるCDの音は僕が知っている中では断トツで一番に良い。

考えてみれば今まで我が家で調子を崩したオーディオ製品はミッチェルエンジニアリングのターンテーブル、ESLに加えて今回のPitRacerの3つだけだが、いずれも電源系のトラブルだった。以前も記事にしたが、時間帯によってノイズハーベスターは常時点灯に近い状態だし、よっぽど電源が汚れているに違いない。もしかしたらESLの不調もそれが原因の一つだったか。電源が理由ならほかの製品にも同じような不調が出ておかしくないが、この三製品以外はマスマーケットを対象に厳重な対策を講じているのだろう。とにかく、この部分、何か手を打つ方がよさそうである。

以前、DA-7050Tを使用したらタンテが回らなくなったが、電源に余裕のないところで安定化電源を繋ぐと電流を持っていかれてそれ以外のコンセントは余計に電圧が下がるらしい。DA-7050Tのように周波数を60Hzに変換してしまう安定化電源はミッチェルを繋げない。なかなか難しい。

それにしても音が良い三製品がこぞって不安定というのは偶然ではない気がする。車で言えばレーシングカーとファミリーカーのようなものかも。オーディオ製品にもポルシェみたいに通勤にも使えるスーパースポーツカーはないのだろうか?
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ばけぺん

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