スーパームーン

中秋の名月に続いて今日はスーパームーン。さてさてどんなに素敵な月が見えるかと思ってベランダに出てみたのだが、残念ながら雲がかかっている(T_T)。ああ、もう少し早く夜空を見上げていれば。

まあ、ぜんぜん見えないわけではない。写真は撮れなかったが。。薄い雲一枚に隠れてベールを被ったお月様もなかなかのものでした。
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中秋の名月

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今日27日は「中秋の名月」。天気も良く、少し雲がかかっていたが丸いお月様を見ることができた。iPhoneで撮影したので明るい部分がすっかり飛んでしまい、残念ながらうさぎさんの姿は写っていない。

明日はさらに大きな「スーパー・ムーン」が見れるそうだ。昨年、「エクストリーム・スーパームーン」を撮影した時のことを覚えているが、考えてみれば、あれから1年以上経ってしまった。早いなあ。

マーラー交響曲第3番 : ジンマン

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手放しで褒めた9番の次に3番を聴いてみた。こちらはジンマンらしい評価が分かれそうな演奏である。

良い点は全体を通じて洗練された美しい演奏であるところ。テンポも中庸で聴いていて中弛みを感じたり、飽きたりすることはない。他方、物足りない点は一言で言えば迫力。見せ場、聴かせ所で見事なまでに肩透かしである。終楽章なんて素晴らしい出来だと思うのだが、フィナーレの大人しさはアバド盤を上回る。

あんまりあっさり終わってしまったので高揚した気持ちの持って行き場がなく、続けざまにハイティンク盤(最初の録音)の終楽章を聴いてしまったほど。ただし、若い頃のハイティング盤は音量の迫力は十分あるものの音楽の作り方は若さゆえに少々荒く、かえってジンマンの演奏がどれだけ研ぎ澄まされていたかが確認できた。

録音はこのシリーズに共通して非常に良いが、相変わらず収録レベルが低いので大き目のボリュームで聴く方が良い。

メンデルスゾーン交響曲第4番「イタリア」 : テンシュテット

テンシュテットイタリア

この記事を書くために調べてみたらクラウス・テンシュテットが亡くなったのは98年だった。もう17年も前のことかと思うと月日の経つ早さにあらためて驚く。僕の中ではテンシュテットといえばやはりマーラーの交響曲全集なのだが、個人的にその演奏が好きかと言うと必ずしもそうでもない。なんと言うか、記憶では雑な演奏という印象である。

世評でテンシュテットの演奏は高く評価されているし、雑ではなく真実味のある演奏なのかもしれない。あるいはEMIの録音がイケてないか、僕の装置がイケてなかったのかもしれないが、いずれにしてもそういう印象があるものだから今まであんまりその演奏に触手が伸びなかった。

最近、中古LPでこの録音を発見。メンデルスゾーンとシューマンの4番という魅力的なカップリングにも惹かれて購入した。テンシュテットの録音を買うのは20年以上ぶりである。

調べていて笑ったのだが、テンシュテットの指揮ぶりは「石をぶつけられたコウノトリ」と呼ばれているらしい。ジャケット写真がまさにそれである。誰が呼んだか知らないが悪意を感じる。VPOとはまったく上手くいかず、ここで組んでいるBPOにも嫌われていたらしい。それでいてロンドン・フィルには激賞されているところが、ドイツ人なのに面白い。

特にBPOに嫌われていたというのは意外であった。この演奏も含め、共演が多いと思うし、結論を先に言えば「イタリア」もシューマンも非常に優れた演奏だと感じたのでてっきり相思相愛かと思っていた。

「イタリア」はセッション録音なのにライブ録音のような勢いがある。単純に突っ走るような勢いではなく、緩徐楽章は実に味わい深い。歴史的建造物を思わせるようなクラシックな雰囲気を醸し出しながら熱い音楽を聴かせてくれる。これはなかなか良い。録音は良いのか悪いのかよくわからない、ある意味典型的にEMIっぽい録音である。鑑賞するのに問題はまったくないが、「抜け」や「透明感」が不足している。それを加味してもなお一聴の価値があると思う演奏。

機材を入れ替えてみたら。

さっきの記事でも書いたとおり、今朝、掃除がてら機材を配置転換した。右側のラックに置いてあったレコードプレーヤーをセンターラックに、入れ替えでCDトランスポートとDACを右側のラックに置いた。単純な配置換えだが、これに伴って接続距離が変わったのでケーブル類も交換した。レコードプレーヤー用のFIDELIXのプリアンプもセンターラックに移動した。基本的には場所を交換しただけなのだが、その結果、気のせいとは思えないレベルで音が良くなった。はてさて、これはどういうことだろうか。

まずレコードプレーヤーの方は副作用もなくはっきりと重心が下がった。プレーヤーからLeggieroまでとそこからLZ-12まで繋ぐケーブルは変更せず、FIDELIXの電源ケーブルは直出しなのでこれまた変更なし。となると考えられるのはラックの違いかLZ-12からメインアンプ間のケーブルだけ。センターラックはオーディオ好きな海苔屋さんの販売する木製ラックに天板ユニットを載せたもの。ちなみに右側のラックはガラス製である。以前からプレイヤーの足にはWind Bellを履かせている。ハウリングテストで圧倒的に結果が良かったのでこれを使っているのだが、これだけフローティングしても床はやはり木製が良いのだろうか?

とはいえ、木製ラックからガラス製ラックに移動したCDの方も音が良くなった。こっちは配置の関係で否応なくケーブル変更になったのでそれが原因かもしれないが、もともと使っていたケーブルは距離が足りないので検証しようもない。具体的には定位が一層安定した。もしかしたらセンターラックの上部にドンと鎮座していた四角い鉄の塊、つまりトランスポートそのものが音に悪さしていたのかも。いつものことながら色んなことを一度に変更してしまったので、何が本当に良かったのかはわからないが、結果的にはかなり満足。やはり早起きは三文の得だった。

マーラー交響曲第9番 : ジンマン

一週間の米国出張から昨日帰国した。日曜日の午後に帰国したがシルバーウィークのおかげでまだ3連休だ。なんと素晴らしい!成田空港は連休で大混雑。駐車場が溢れて臨時駐車場がオープンしていた。幸い、帰り道は大きな渋滞もなくスムーズ、夕飯の時間には帰宅できた。ゆっくりお風呂に入って昨日はすぐに寝た。機内での姿勢が悪かったのか腰が痛かった。

今朝は多少時差ボケがあったのか6時過ぎに自然に目が覚めた。昨日帰国した時にも驚いたのだが、まだずいぶん暑い。出国する前は天気が悪くて寒かったが、ここへ来て夏が最後の力を振り絞っているようだ。お出かけの人も多いだろうし、行楽日和で何よりである。

昨日はスポーツ関係でうれしいことが二つあった。

まずはラグビーW杯で日本が南アフリカに勝ったこと。ラグビーにそれほど興味があるわけではないが、これまで日本代表がどんなに頑張っても上位国の壁が分厚かったことは知っている。南アフリカはニュージーランド、オーストラリアに次いでワールドランキング3位。そこに勝ったんだからそりゃすごい!昨夜のニュースで映像を見たが、勝つことを知っていても最後までギリギリの逆転劇。まさにチーム一丸となっての勝利だが、日の丸を背負って奮闘してくれた外国人選手には特に敬意を表したい。

もう一つは石川遼選手の日本ツアー優勝。1年ちょっとぶりの優勝ということだが、ずいぶん久しぶりな気がする。今年は米国でも最後の最後に粘ってシードを獲得したし、あの体で実によく頑張っている。あいかわらず大変なプレッシャーを背負ってプレイしていると思うが、これからも活躍してほしい。松山選手と石川選手を比較して遼君のことを否定したり、ちょっと不調だとそれ見ろとばかりに罵ったりする人がいるが、帰国してすぐ日本ツアーの頂点に立てることが彼の凄さを物語っている。雑音に負けず、自分の信じるところをどんどん進んでほしいなあ。優勝、おめでとうございます!

さて、自宅で音楽を聴くのはちょうど1週間ぶりだが、電源を入れる前に部屋の掃除をすることにした。オーディオというのはちょっと油断するとすぐに埃が溜まる。ブラシやはたきを使いながら掃除を始めたのだが、いつの間にか機材の配置換えを始めてしまった。今、僕の部屋には、視聴位置の正面と右側にそれぞれラックが置いてあるのだが、今まで正面のラックに収めてあったCDトランスポートとDACを右側に移し、正面にはTT-3を装着したレコードプレーヤーを置くことにした。音楽を聴いている間、ずっと正面を見ているので、こっちの方が見た目が良い。いくら性能が良くても四角い箱が正面に鎮座しているのは面白くない。今のプレーヤーが壊れてしまったらメトロノームやオラクルのような見目麗しいものを買おう。シリアスに音を極めようと思えば形は二の次だろうが、普通に音楽を楽しむならそこまでの違いはない。少なくともジンマンがバーンスタインにはならない。だから見た目が大切だというのが結論。

閑話休題。レイアウトチェンジが終わったところでマーラーの9番を聴く。レコードを聴くようになってマーラーを聴くこと自体がめっきり減ったので、9番を聴くのも久しぶりである。誰で聴こうかと思って選んだのがジンマン。このCDはSACDのハイブリッドも持っているが、今やSACDプレイヤーがないので、ジンマンのボックスセットから通常CD盤を聴く。

今までもジンマンのマーラーは何曲か聴いているし、それぞれ良い演奏だと思ったが、感情過多に飽きた時には、とか、ちょっと変わった演奏が聴きたい時にといった感じで、僕の中では留保付きの推薦が多かった。この9番はそうした留保抜きで文句なしに良い演奏だ。

とにかく第一楽章から終始一つ一つのフレーズが研ぎ澄まされていて実に美しい演奏である。両端楽章がゆっくりとしたテンポで中間楽章が比較的快速なのも正解。第一楽章展開部で他の演奏とは逆に最初のティンパニが強く、二回目が弱い等、ジンマンらしいこだわりの解釈は健在だが、全体的にはとても自然で懐の大きい演奏だ。オーケストラも好演だし、通常CDでも録音は非常に良い。すべての音が鮮明だが刺々しいところもなく、エコー豊かで柔らかな音が素晴らしい。ここまで良いとオーケストラの分厚さみたいなところがもう一つ感じられればとないものねだりをしたくなる。とにかく名演奏、名録音。名盤である。

サンシャイン マグネシウムインシュレーター

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(画像はメーカーホームページから拝借しました。)

世の中にはたくさんのインシュレーターが発売されている。僕もオーディを初めてすぐにインシュレーターに興味を持った。

一番最初に買ったのはオーディオテクニカの安くて小さいもの。その次がJ-1プロジェクトの青くて丸いもの。今、一番使用量が多いのはアコースティックリバイブのスパイク受けでラックのスパイクを受けている。あとはアンプ等製品に付属してきたスパイク受けが少々。これらのインシュレーターは多かれ少なかれ音質改善効果を謳っているが、今までの経験では効果が顕著に実感できたものはなかった。どちらかと言うとスパイクで床に傷をつけないため、あるいは機材を設置した際のがたつきを取るために使っているのが本音である。

ApogeeのStageを購入して以来、そのスピード感溢れる音には大満足している。加えて予想外の喜びだったのがその低音再生能力なのだが、一つ問題があった。今まで持っていたスピーカーではあんまり気にならなかった共振である。バスドラムや大太鼓が鳴るとスピーカー全体が鳴いてしまう。

Stageは底部を金具で支えており、床と4点で接地する。この足の形が少々変わっていて前部2点は尖った三角形、後部2点は高さ調整を兼ねたボルトになっている。これまで木製ブロックでこの4点を受けていたのだが、共振を防ぐためにブロックと足の間にサンシャインのマグネシウムインシュレーターを挟んでみた。買ったのはスパイク受けの方、写真で言えば左側の製品である。

マグネシウムは軽くて内部損失が大きいので、もしかしたら不要な振動をうまく吸収してくれるかもしれない。この製品は比較的安価だし、少なくともスパイク受けとしては使える。ダメ元だと思って購入したのだが、木製ブロックとの組み合わせは予想をはるかに上回る効果を発揮してくれた。

まずドーンという感じの重低音を再生してもスピーカーが震えなくなった。こんなに効くとは思わなかった。低音がすっきりしたおかげで中高音も透明感を増した。スパイクやスパイク受けで音が激変したという記事を読んでも眉唾としか思っていなかったが、うまく使えれば実に効果的なことがわかった。レコードプレイヤーにも試してみたい製品である。

グリーグ 抒情小曲集 : ギレリス

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先月に続いて明日からまたアメリカ出張。今回はそれほどタイトな日程ではないが、行き帰りの時間と時差ボケのことを考えると正直面倒くさい。いつにも増してブルーな日曜日の夜である。

こんな時に何か癒しの音楽はないかと思って取りだしたのが、ギレリスが演奏するグリーグの抒情小曲集。しばらく前に買ったグラモフォンのLP六枚組セットの中に入っていたものだが、ずっと聴かずにいた。全部で60曲を超える抒情小曲集からギレリスが選んだ20曲が収録されている。

小曲集と言うだけあって1曲の長さは長くても4分程度。静かで可憐な曲が並ぶ。ギレリスのタッチはとても繊細で、キャッチフレーズである「鋼鉄のピアニスト」から受けるイメージとはまったく別の表情である。

たまにはこういう曲も良いなあ。

The Great Jazz Trio at the Village Vanguard

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U18日本代表がちょうど今、米国代表との間で決勝戦を行っている。あいにくの天気で試合開始が遅れたらしく、これまでの試合や1年生ながら4番を務める早実の清宮選手の甲子園での活躍を振り返ったりしていた。日本代表のあまりの強さに急きょテレビ中継されることになったようだ。テレビ観戦しようかとも思ったが、僕が応援するとそのチームが負けることが多い気がするので見ないことにした。がんばれ日本!

その代わり、ジャケット写真がレッドソックスのピッチャーというこのアルバムを先週買ったので、野球つながりで聴いてみた。僕はトリオのこともハンク・ジョーンズのこともアルバムのことも何にも知らなかったので、一切の先入観なしで聴き始めたところ、冒頭のバスドラ一発で椅子から飛び上がった。まあ、飛び上がりこそしなかったが、けっこう驚いた。ピアノトリオというにはかなりアンバランスなヴォリュームでドラムが鳴っている。演奏も曲も良いが、このドラムの迫力だけでもオーディオ的楽しみが尽きないアルバムである。

レコードを聴きながら、アルバムやトリオのこと、それにハンク・ジョーンズのことを調べてみた。すると、有名なトリオの代表作の一枚として有名なアルバムであることがわかった。アメリカのジャズメンによるVillage Vanguardでのライブだが、日本のレーベルに録音されたことも知った。そういうこともあるんだとちょっと意外だった。70年代後半にはこうした正統派のジャズはだんだん衰退して、オーセンティックなジャズを最も愛したのは日本人だったのかもしれない。

しかしなぜメジャーリーグの写真なのだろう?野球の写真が使われていることに疑問を持つ人はいるようだが、ストレートな答えは見つけられなかった。90歳を迎えたハンク・ジョーンズにインタビューした記事でもそのことについて触れているが、ハンク・ジョーンズ自身はジャケット写真にほとんど興味がなさそうである。謎めいていてなかなか面白い。

初物

先日、マッキントッシュのC29をお借りして自宅試聴してみたところ、とっても好印象だったと書いた。運よく今度は別の気になるプリアンプを借りることができた。そのアンプとは

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アキュフェーズのC240。僕にとって、これが初アキュフェーズ体験である。

アキュフェーズと言えば我が国を代表する高級オーディオブランドの一つであることに異論はないだろう。ファンがたくさんいる一方でその音を悪く言う人も多い。一体どんな音がするのか一度聴いてみたいと思っていたし、音はさておき、いつかはアキュフェーズのフラッグシップを手に入れたいと思わなくもない。良くも悪くも日本のオーディオブランドでそうした所有欲を喚起するブランドはあまり類をみないので貴重な存在だと思う。

アキュフェーズ製品は販売店を経由して自宅試聴できるようだが、買う気がないのに自宅試聴するのは気が引ける。ということでショップでなんとなく鳴っている音を聞いたことがある以外、今まで一度も体験したことがなかった。

お借りしたC240は純正サービスではないもののきちんとメンテナンスを受けているということで、外観も35年以上前の製品とは思えないくらい綺麗である。ボタンがたくさんついた一度見たら忘れないデザインは今でもユニークだが、当時のモダンも今やレトロな雰囲気。それより何より実機の大きさと重さに驚いた。C29もそうだが、この時代のプリアンプと言えば一番力が入っているのはフォノ入力だろうと思うので早速レコードを聴いてみた。ヘッドアンプが装備されているが、今回の試聴ではMCカートリッジをトランスで受けてMM入力している。

しばらく使われていなかったのか、最初に出てきた音は高音が伸びずひどいものだった。1時間もすると温まったようで普通の音になってきた。このプリアンプ、我が家で聴くにはゲインが高い。アッテネーターが付いているのも納得。-20㏈でちょうど良い感じ。先日のC29は「太い音」の先入観に反してまともな音と感じたが、C240は「細くて硬い音」の先入観に反してまともな音である(笑)。

二つのプリアンプの音は全然違うがさすがは同世代、現代のプリアンプに比べれば似た者同士に聴こえる。筆致は太く温度は高い。セレクターを使って現代物のプリアンプとリアルタイムで聴き比べるとディテールは欠けスピードは鈍る。たぶん、そのせいで余韻や雰囲気を色濃く感じる。どちらが良いか?どっちも良いので両方持つのが正しい。置く場所さえあれば。

ストラヴィンスキー「プルチネルラ」組曲 : ブーレーズ

ブーレーズプルチネルラ

今週は北陸、東北と出張してきた。関東から北陸、東北と移動しても気温がほとんど変わらない。そうは言っても秋が深まればだんだん差が出てくるのだろうが、今や日本中どこへ行っても同じような気候になってしまった。

北陸新幹線に初めて乗ったが、高崎から先、トンネルのあまりの多さに驚いた。富山県内に入るまで駅と駅の間はほぼ全面的にトンネルのイメージである。山陽新幹線や東北新幹線の一部もトンネル区間が長い印象があるが、それ以上に多い。目的地に到着するまでメールをチェックしようと思ったが、インターネットにつながらない。あきらめて寝ることにした。気がつけば窓の外には日本海。車両はさすがに新しく快適である。

家に帰ると時間さえあれば相も変わらずレコードばかり聴いている。Shelterを装着したTT-3は快調。針飛びもなく鮮明で明快な音を奏でてくれる。光カートリッジとはよほど相性が悪かったようだ。

ブーレーズ/NYPの「プルチネルラ」組曲は音楽監督時代の75年録音。ブーレーズはその後全曲を録音しているので、NYPとの録音が全曲盤ではないのは少し残念。80年代以降、すっかり巨匠化してしまったような気がするが、この頃の録音はそれよりもずっと生気があって面白い。それだけに全曲が聞きたくなる。

この演奏に聴くNYPはバーンスタイン時代よりアンサンブルが正確ではるかに上手に聴こえる。だからといって必ずしも演奏が面白いケースばかりではないのだが、「プルチネルラ」組曲は素晴らしい出来である。牧歌的なメロディもジャズ的な面白さも両方の魅力をあますことなく表現して見事。裏面の小曲も丸ごと楽しめる。名盤。
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