今年もあと二か月

今日で10月も終わり。今年もあと二か月残すばかりだ。そういえば今日はハロウィンらしい。って言うか、ハロウィンって何?いつのまに日本中で仮装するようになったのだろう?クリスマスしかり、バレンタインしかり、日本人は異国の文化をなんでもおおらかに取り込んでしまう。それが特に気に入らないわけでもないし、なんであれみんなが楽しめることは素晴らしいと思う。ただ、どうもこのハロウィンだけはなぁ。仮装パーティが本質ではないだろうし。

自分自身はハロウィンと関係なく、今日は職場のゴルフコンペだった。最近、個人的に良いスコアが続いていたので期待半分、コンペとなるといつもスコアが悪いので不安半分で臨んだが、結果はここ1年の中では最高の部類。ドライバーは曲がらず、アイアンもアプローチもまずまず、何よりパットが快調でバーディも2つ取ったし、実に気分良く回れた。いつもこんなだと良いのだが。

家に帰ってからはちょっと久しぶりにオーディオの整理。オークションで入手して以来、ずっとお蔵入りだったIkedaのアームを実に久しぶりに箱から出して装着してみた。購入当初に使った時にはピンと来なかったのだが、久方ぶりに聴いてみるとかなり良い。明日、本格的に聴いてみようと思う。
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チャイコフスキー交響曲第4番 : セル

月曜日の午後からシンガポールに出張して昨日の夜帰国した。そろそろ日本も寒くなってきたが7時間のフライトの後は常夏の国。なるほどジェットウェイと飛行機の間のわずかの隙間から吹き込む風は生暖かく、ワイシャツに薄手のセーターを着た僕はまったく間抜けな恰好だったが、ミーティング中はこれもまたいつもの通り外国人の体感温度に合わせてエアコンは超きつめ。おそらく10度台に設定していると思うが一日中ミーティングに出席しているとジャケットにセーターは必須なのだ。同じアジア系でも同様の環境にいつもさらされている東南アジアからの出席者は半袖でどうということもなさそうなので人種的な問題でもなく要は慣れのようである。

シンガポールに行ったというのに訪れたのは会議場所となったホテルだけという実に寂しいミーティングが終わり、帰りのシンガポール航空便の中で「Mission Impossible」を観た。と言っても、トム・クルーズの映画ではなく、日本では「スパイ大作戦」という名前で放送されたテレビシリーズである。出演者の顔ぶれからすると最初のシリーズ。見始めるとこれが実に面白い。一話50分くらいだったが一気に6回分見てしまった。60年代後半の放送だが、今見ると緊迫のシーンも実にのどか。当時はスパイも今に比べて仕事が楽だったに違いない(笑)。

閑話休題。セルとチャイコフスキーというのはあんまりピンと来ない組み合わせであるが「レコード社」で中古レコードを見つけて買ってみた。クリーブランド管ではなくLSOとの演奏だが、これがまた良い演奏である。もちろん、ムラヴィンスキーのような緊張もカラヤンのような壮麗さもない。しかし、見事に均整の取れた磨き抜かれた演奏が聴ける。小気味の良いテンポも素晴らしい。第2楽章なんて結構なスピードだし、意外なほど力強い演奏だが、同時に弦楽器も木管もとっても美しい音色で楽しませてくれる。やっぱりこの人は卓越した指揮者だと再確認。名盤。

ヴェルディ弦楽四重奏曲 : アマデウス弦楽四重奏団

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今日は一日中晴れだったが、風が強く、最高気温も20度を切って肌寒かった。ゴルフ場ではほとんどの人が長袖長ズボンにウインドブレーカーを羽織っていた。まあ10月も下旬なので当たり前とはいえ、そろそろ冬支度が必要である。今日のコースは山間コースだったので打ち下ろしのティーグランドではかなりの風で距離感が狂いっぱなし。ところがそういう時の方が上がってみるとスコアは良い。ということでご満悦で帰宅した。

身体が冷えたので帰宅後のんびりと入浴してから取り出したのがこのCD。ヴェルディ、チャイコフスキー、ドヴォルザークの弦楽四重奏曲という珍しいカップリングのアルバムである。このCDはヴェルディの弦楽四重奏曲に惹かれて入手した。僕にとってヴェルディはなんと言ってもオペラの人で弦楽四重奏曲を作曲していたことさえ最近まで知らなかった。「アイーダ」初演の頃に作曲されたらしい。

どんなもんかなと思って聴いてみたのだが、さすがは大作曲家だけあって、メロディアスでなかなか劇的な面白い曲だった。アマデウス弦楽四重奏団の演奏は格調高く息ぴったりでとっても良い。70年代終わりの録音は高音が僕には少しだけきついが、それを除けば鮮明でまずまず。

ロシア管弦楽曲名演集 : オーマンディ

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オーマンディ/フィラデルフィア管によるロシア管弦楽曲名演集は、指揮者もオーケストラもロシアと関係ないにも関わらず、これぞ本場の名演奏と言ってしまいそうなほどツボにはまった素晴らしい演奏である。

50年代後半から60年代にかけて、このコンビの最良の時代の演奏が14曲収められていて、まるごと名演。「はげ山の一夜」から始まってR・コルサコフ、バラキエフ、ハチャトゥリアン等々楽しくわくわくするような曲ばかり。運動会でよく聞くカバレフスキーのギャロップのような小曲でももちろん手抜きなし。いやあ、フィラデルフィア管って本当に上手だなあ。良いアルバムです。

Don't Look Back : BOSTON

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僕は70年代の終わりから80年代に学生時代を過ごしたが、当時、リアルタイムではほとんど洋楽を聴かなかった。両親は演歌と歌謡曲にしか興味がなかったし、テレビで流れているのは邦楽がメイン。我が家がステレオを買った時のおまけで入手したカラヤンのベートーヴェンをきっかけにクラシックを聴くようになり、大学生になってからはほんの少しジャズも聴くようになった。が、ロックやポピュラーミュージックを好んで聴くようになったのはずいぶん後になってからだ。

グループ名が地名なので、BOSTONというグループが存在することはなんとなく知っていたが、彼らの曲をはっきりと認識したのはようやく数年前のことである。全日空の国際線機内ビデオでは小林克也さんがMCを務める「ベストヒットUSA」の「タイム・マシーン」特別編集版が見れて、僕は結構これが好きでよく観るのだが、数年前にBOSTONが紹介されていたのを見たのが初めてだ。その時の曲がなんであったかはっきり覚えていない(笑)が、とにかく帰国後、ベストアルバム「グレイテスト・ヒッツ」を買った。そして感銘を受けた。

最近になって、ふと、「そういえば」と思ってBOSTONの初期(と言っても全部で数枚しかないが)のアルバムをレコードで聴いてみたいと思って見つけたのがこのLP。78年リリース、2枚目のアルバムにして初の全米1位を記録。800万枚も売れているそうである。ちなみに最初のアルバム「BOSTON」は1,800万枚も売れたらしい。なるほど、焦ってたくさんアルバムを出す必要はないだろう。

リアルタイムで聴いたことはないものの、レコードに針を落とすとまさに「タイム・マシーン」である。ただ懐かしいだけではなく、一応、ハード・ロックに分類されているが、他のグループとは明確に一線を画す実に洗練された知的なメロディが最高。他のアルバムも全部集めることにしよう。たった6枚しかないのだから。

ムソルグスキー「展覧会の絵」 : ウゴルスキ

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「展覧会の絵」はもともとピアノ曲だが、ラヴェルの編曲による管弦楽バージョンの方がはるかに有名だろう。録音も原典版やストコフスキー編曲のものも含めオーケストラ物がメジャーだと思う。

この曲のピアノ版と言えば個人的にはずっとホロヴィッツだった。古いモノラル録音で録音状態は決して良くないが、演奏は凄まじい。ただ、ホロヴィッツは自らのテクニックを誇示するために好き放題に編曲してしまっていて、特に最後は原型を留めていない。

このLPは「展覧会の絵」と「ペトルーシュカ」という魅力的なカップリングに惹かれて購入したのだが聴いてみて驚いた。ウゴルスキというピアニストの演奏は初めて聴いたのだが、これは非常に優れた演奏だと思う。一つ一つの曲の描き分けが見事だし、大音量や超絶技巧に頼らずどちらかと言えば静かで落ち着いた展開にも関わらず非常にドラマティックな音楽を聴かせる。とても懐が深く、感動的な音楽である。

聞き終えてすぐネットで調べてみたのだが、こんなに良い演奏をするピアニストなのに録音が少ないのが残念。併録された「ペトルーシュカ」も良い。

X∞ マルティプライズ : Yellow Magic Orchestra

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中古レコードショップで珍しく邦楽セクションを眺めていたらこのアルバムが目に入った。Yellow Magic Orchestraの最初のベストアルバムである。ちなみに同じようなジャケットの10インチアルバムである「増殖」も同時に購入した。

1980年のリリースで僕は中学生時代だったが、当時、YMOは大人気だった。実に久しぶりに聴いたが、いやあ懐かしい。35年前にタイムスリップの気分である。当時はLPなんて買えなかったのでFMか友達からコピーさせてもらったカセットテープで聴いていた。中古とはいえレコードで聴くと音もひときわ良い。

新しい時代の始まりとその後の好景気を予想させるような勢いのあるアルバムである。

シベリウス交響曲第4番 : ラトル

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ラトル/バーミンガム市響のシベリウス交響曲全集からの一枚。86年の録音でラトルはまだ31歳。考えてみればこの頃すでに名前が売れていたのだから凄い。シベリウスの交響曲の中でも地味な組み合わせであるが、このアルバムに聴くラトル/バーミンガム市響の音楽は溌剌として清々しい。加えて冒頭の弦などかなりの迫力で聴かせてくれる。とても良い演奏である。

この曲は1911年に初演されている。マーラーの9番やストラヴィンスキーの3大バレエがちょうど同時期の作品になる。いずれもそれまでの音楽の常識を打ち破る作品だが、そういう意味ではシベリウスの4番も負けていない。長大な作品ではないが、何度聴いても飽きない名曲だと思う。

TD321 Mk2

もうずいぶん長い間トーレンスのTD321Mk2を使っているような気がしていたが、考えてみれば去年の大雪の時に購入したのだからまだ1年半ちょっとしか経っていない。TD321にたどり着くまでに2台の国産プレーヤーを買い、TD321を購入してからもさらに3台のプレーヤーを購入したのでたった2年弱の間に6台もレコードプレーヤーを所有したことになる。やれやれ。。

ミッチェルのORBE SEが来た時にはその圧倒的な低音再生能力に感動したし、TT-3を装着したもう一つのプレーヤーからはもっと精緻な音を聴くことができる。ターンテーブルはラックの最上段にしか置けないし、けっこう場所を取る。なので、実はこれまで機材を入れ換えるたびに何度もTD321を断捨離しようとした。で、そのたびに思いとどまった。

本格的にレコードを聴くようになって最初のプレーヤーだから思い入れもある。しかしどうしても断捨離できない最大の理由は音が良いことだ。アームもカートリッジも違うからオーディオ的な再生能力はORBEやTT-3付きプレーヤーに敵わない。しかし、このプレーヤーの滑らかな音、ほのかにエコー成分を含んだ雰囲気、楽器が音を長く伸ばした時のブレの少なさは素晴らしい。

もしも一つだけプレーヤーを残すことになったら、案外、僕はこれを選択するかもしれないな。

スクリャービン「プロメテウス」 : アシュケナージ

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だいぶ前にこのアルバムに併録されたスクリャービンのピアノ協奏曲について記事にした。(スクリャービン ピアノ協奏曲) そこにも記したのだが、高校時代からの愛聴盤であるこのアルバムのB 面に収録された「プロメテウス」は一度もまともに聴いたことがなかった。今日は時間もあることだし、いよいよ聴いてみることにした。針を落とすのは30年ぶりのはず(笑)。

この曲は前奏・提示部・展開部・再現部・コーダという構成で全曲が連続して演奏される。スクリャービンは音楽の調性と色彩に関連を見出していたらしく、ステージに向けて光を照射する「色光ピアノ」という楽器(?)がスコアには明記されているらしいが、肝心の楽器が実在しないらしい。ということでこの録音でも省かれている。もっともどちらにせよレコードでは意味がない。

ホルンが8本、トランペットが5本、木管は4管編成で最後の部分には合唱も必要という大編成の曲である。全曲を通じていくつかの主題が繰り返し登場する。聴いてみるとそれほど難解ではない。調性ははっきりしないが、例えば12音技法の音楽に比べればずっと古典的である。神秘的な前奏から濃霧の中を手探りで進むような音楽が纏綿と流れて最後は合唱とともに盛大に終わる。

30年目の初対面はなかなか面白かったが、もう一度聴きたいかと言うと微妙(笑)。それよりも発見はライナーノーツに記された演奏時間が全くの間違いであったこと。聴けばすぐにわかるほどの誤植だが、オリジナルテープの記載も間違っていたのだろうか?

エル・サロン・メヒコ : ドラティ

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気が付けば10月も3分の1が経過してしまった。そして気が付けばブログの更新が二週間近く滞ってしまった。ブログを書く時間がないほど物理的に余裕がないわけではないのだが、仕事に追い立てられてブログを書くほど心理的に余裕がなかった。。。9月の終わりから昨日まで何やかやとイベント続きだったがようやくの連休。初日の今日は何をするでもなく、ゆっくり音楽を聴いて過ごした。

今日はいろいろなジャンルの音楽を聴いた。その中で実に久しぶりにドラティ/デトロイト響によるコープランドの管弦楽曲集を聴いてみた。久しぶりと書いたが考えてみればコープランドの音楽をじっくり聴いたことはほとんどない。アルバムには「エル・サロン・メヒコ」「舞踏交響曲」「市民のためのファンファーレ」「ロデオ」の4曲が収録されている。

「エル・サロン・メヒコ」「市民のためのファンファーレ」はとても有名な曲だが他の二つはほぼ知らない。「舞踏交響曲」は1929年にRCAが多額の賞金付きで募集した作曲コンクールで入選したらしい。1929年と言えば大恐慌の年だが、作曲家救済の趣旨でもあったのだろうか?コープランドが得た賞金は5,000ドル。1929年と現在でドルの価値はざっくり100倍違うので5,000ドルは50万ドルに相当する、つまり6,000万円である。そもそもそういった作曲コンクール的なものの賞金の相場を全く知らないが、6,000万円というのは凄いのではなかろうか?

そんな高額賞金を射止めた「舞踏交響曲」の良さは正直に言うとあんまりわからなかったのだが、黄金期のドラティ/デトロイト響の切れの良い演奏、加えてこのコンビの音楽と親和性の高いデッカの初期デジタル録音は見事。非常に見通しの良い爽やかな録音である。
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