SM-SX10(13)

SM-SX10にはSM-SX3桁シリーズにはついていないトーンコントロールが装備されている。一昔前にはプリアンプやプリメインアンプには当たり前のようにトーンコントロールがついていたと思うが、最近のアンプはピュアな回路設計にこだわっているものが多いせいかトーンコントロールが省略されているものも多い。

トーンコントロールといっても非常に単純なもので高音と低音の調整と左右のバランス調整のみ。つまみをワンプッシュして引き出して左右に回転させる。アナログ入力時のみ調整可能。iLinkを含めてデジタル接続時にはアンプ内のDACで1ビット変換されてそのまま出力なので、この回路を通らない。

ふだんiLink接続で聴いている上、余計な回路を通すことによる音の劣化が嫌だったので購入以来、一度もトーンコントロールを使ったことがなかったのだが、今日、ふとしたことからこの機能を使ってみようと思い立ち、DAC経由のアナログ入力で実験してみた。

今日午前中、家族がみな出かけていたので、久しぶりにロックのCDを大音量で聴いていたのだが、これがほれぼれするような良い音だった。音が大きいだけでなく音に芯がある。SM-SX10はボリューム付きパワーアンプみたいなものだから、ボリュームを絞ると音が痩せるようだ。SM-SX100の時も同じことを感じたが、コストを考えるとSM-SX10のボリュームの方が劣化は激しいに違いない。リモコン対応だし。

いつもは9時くらいの位置で聴いていたが、これを12時以上に回すと次第に音に逞しさが出る。しかし、この位置で聴くといくらなんでも音が大き過ぎる。そこでDACのデジタルボリュームと組み合わせることにした。

Perfectwave DACは取説にプリアンプなしでのパワーアンプ直結を推奨しているくらいだから、デジタルボリュームの精度には自信があるのだろうが、デジタルボリュームも絞るとビット落ちして好ましくないので両者のおいしいレベルで組み合わせる必要がある。いろいろ試してみたが、SM-SX10のボリュームを12時の位置、DACのボリュームを70以上で満足いく結果になった。

いろいろ聴いてみたが、ジャズやポップスの場合、このままの音でなんの不満もない。他方、クラシックは今に始まったことではないが、どうしても底辺の音が不足する。最低音が不満というよりはピラミッドバランスにならないのでオケの厚みに不足感がある。ブックシェルフスピーカーなので仕方ないといえば仕方ないが、もう少しなんとかならないかなあと思う。

そこで思い出したのがトーンコントロール。せっかくDAC経由でアナログ接続なので試してみない手はない。

低音のつまみを引き出して右に回してみる。マニュアルを見てもトーンコントロールの調整範囲について記述がないので詳細は不明だが、耳で確認する限り、効き方は非常にマイルドだ。少なくとも一昔前のラウドネスのような乱暴な効き方ではない。4時付近まで回して多少中域が厚くなったか?くらいの効き方だ。

トーンコントロールの有無はリモコンのボタンを押すだけで切り替えられる。鮮度がどのくらい落ちるか確認してみるとトーンコントロール無しに切り替えた瞬間、透明度が上がることが確認できる。アナログ域での調整はやはり影響が大きいことがわかる。

では、無しの方がいいか?についてはもう少しいろいろな曲を聴いて試してみようと思う。特に夜、音量を絞って聴いている時にどちらがいいかは聴いてみないとわからない。

さて夜も更けてきたので、トーンコントロール有り無しに決着つけようと聴き始めたのだが、ここで大きな問題が出てきた。

アナログ入力で聴くのは久しぶりだったのだが、静かな環境で聞いてみるとスピーカーから聞き慣れない音がする。ブーンというハム音だ…。ボリュームを回してみると追従して大きくなる。ありゃりゃ、これは面倒だ。ぜんぜん気がつかなかったと思い、iLink接続にするとボリュームを最大にしてもホワイトノイズが聞こえるだけでハム音はまったくなくなる。

DACの電源を落としても消えない。何も接続していない他のアナログ入力に切り替えるとハム音は小さくなるが、完全には消えない。いつものボリューム位置だと耳を近づけないと聞こえないので今まで気づかなかったようだ。
昼間気づかなかったのは外雑音のせいか?

これでは比較する以前の問題なのでひとまずiLink接続に切り替えた。iLink接続もアナログ接続も増幅段は一緒なので入力段での問題だろうが、どうしたものか…。とりあえず明日にもショップに相談してみよう。
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ばけぺん

Author:ばけぺん

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
Since 3/28/2013
検索フォーム
リンク