ショスタコーヴィチ交響曲第9番 : ケーゲル

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ケーゲル/ライプツィヒ放送響のショスタコーヴィチ交響曲選集からの一枚。「革命」と9番の組み合わせ。9番は「革命」のフィルアップに選ばれることが多い。時間的にちょうどいいのだろう。

僕は9番が好きなので、9番を買おうと思うと「革命」がついてくることが多い…。ブルックナーの6番を買うと「オルガン付き」やシューマンの4番がついてくるようなものだ。そうしてついてきた付録(本体?)がとても良いことも多いので、それはそれで楽しみである。

演奏だが、第9番も「革命」もかなり個性的な演奏である。テンポの管理が他の演奏とぜんぜん違う。基本のテンポはどちらかというとゆっくりだが、急な加速、急な減速があちこちにある。全体の構成はそれほど気にせず、感情の赴くまま演奏しているような印象を受ける。

ライブ録音とはいえ、驚くほど縦のラインが揃っていない。その点においてこんな下手な演奏も珍しい。同じライブでも最近よく聴いている日本のオーケストラの技術とは比べるまでもない。新幹線を5分間隔で時刻表どおり走らせる国民とはプライオリティの置き場所が違うのだろう。

こんな演奏だが、いや、むしろこんな演奏だけに記憶には残る。9番が目当てのCDだったが、より印象に残るのは「革命」。2楽章の山の天気のように変わりやすいテンポ、思い入れたっぷりの3楽章、さらになぜか最後の最後に(事前に情報として知っていても)驚愕の鐘の音入りという終楽章。普通の演奏に飽きた人にはお薦め盤。
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