ベルリオーズ幻想交響曲 : デュトワ

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これまた5枚2,000円コーナーで発見。「イタリアのハロルド」他と二枚組の輸入盤。デュトワ/モントリオール響は80年代一世を風靡し、かなりの演奏をリリースした。個人的にもいろいろ聴いたのだが、90年代にチャイコフスキーの「1812年」を聴いたところ、最後の大砲の代わりにシンセサイザーが使われていて幻滅。それ以来、まったくCDを買わない時期が続いていた。

最近、このブログにもコメントしてくださっているakifuyu102さんのサイトでデュトワの惑星が取り上げられており(勝手に引用してますがご容赦ください。)、久々にちょっと気になっていたところ、このCDを発見したので早速購入して聴いたみた。

聴いてみるとこれは名演奏。幻想交響曲の演奏でミュンシュのスタイルが好きな方にはちょっと物足りないと思うが、洗練された流麗な演奏だ。だからといっておとなしいばかりの演奏ではなく、後半の二楽章はオーケストラの迫力も十分ある。が、感情に流されるような演奏ではなく、どんなに音が大きくなっても美しさを失わない。

最強音でも響きが濁ったりせず、とても見通しのよい演奏である。この点、デッカの録音も優秀。少し乾いた明るい音色なので、おどろおどろしいところはなく、テーマから考えると少し健康的に過ぎるかもしれないが、聴き終えて満足感の高い演奏だ。

名盤が数多い幻想交響曲だが、もっと有名になってもおかしくない演奏だと思った。
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こんばんは。akifuyu102です。

ばけぺんさんがこの幻想交響曲で抱かれた感想を読んで大変興味を持ちました。

ばけぺんさんのお話で、このCDの演奏状況が良く理解できました。
なんせ、「惑星」デュトワの演奏に惚れたひとりですから。

惑星にしても幻想交響曲にしても大音響で圧倒する演奏も嫌いじゃないですが

最強音でも美しい響きを守り抜くデュトワの品格の高さにまた惚れてしまいそうです。

Re: こんばんは。

akifuyu102さん、こんばんは。

なかなか素晴らしい演奏でした。
akifuyu102さんのブログ読まなかったらまず間違いなく素通りだったと思うので、感謝しております。

機会があれば聴いてみてください。きっとお気に召すと思います。
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