ホルスト「惑星」 : オーマンディ

オーマンディ/フィラデルフィア管はLP時代にそれこそありとあらゆる曲を録音しているイメージだが、オーケストラのショーピースとしてこれ以上ない「惑星」を録音したのは一度きり。それが75年録音のこの演奏。

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この曲でもオーマンディ/フィラデルフィアの演奏は素晴らしい。曲の面白さ、楽しさを過不足なく描き出して見事。オーマンディ76歳の録音だが、音楽は本当に若々しい。きびきびしたテンポでオーケストラの名人芸を引き出している。

オーマンディの演奏はリズミカルで歯切れが良く、加えて、フィラデルフィア管の音色がとても明るいので、音楽が軽く受け止められることが多いのが残念だ。古典から現代物までなんでもハイレベルにこなす素晴らしい指揮者だと思う。

このCDは「192kHz最新リマスタリング/ルビジウム・クロックジェネレーター使用最新カッティング」というものすごそうなリマスタリングを施された国内盤だが、音はたいしたことない。オーケストラの音が薄く、弦は硬く、最強音時は金管が突き刺さるようで耳に痛い。本格的なデジタル/CD時代の前に引退してしまったせいか、オーマンディのCDは録音の良いものが少なくてこれまた残念である。
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