ブラームス ピアノ協奏曲第2番 : リヒテル/ラインスドルフ

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1960年録音。リヒテルには後年マゼールと組んだ同曲の演奏もある(未聴)。

ネット上の情報によると、この録音はリヒテル自身が「失敗」と振り返っているらしい。具体的にどの当たりが気に入らなかったのかわからないのだが、そのことを知らずに聞いた素直な感想は素晴らしいの一言である。

リヒテルの演奏はまさに鋼のように切れ味鋭い。時として少し急ぎすぎではと感じる部分もあるが、全体を通じて緊張感に満ち溢れた演奏だ。

伴奏はラインスドルフ/シカゴ響。ラインスドルフという指揮者の名前は承知しつつ、今まで興味がなかった。この曲でもリヒテルのピアノにしか関心なかったのだが、聴いてみて良い意味でびっくり。伴奏という範疇を超えてメリハリのはっきりとした演奏だ。オーケストラとピアノが火花を散らしている。あるいはこれがリヒテルにとって「失敗」だったのかもしれない。

手持ちのCDには録音年代のクレジットが見当たらず、ひょっとしてモノラルかと思いつつ再生したのだが、オーケストラの録音レベルとスケール感がやや小さいものの非常に良好なステレオ録音。調べてみると上記のとおり60年の録音だが、もっとずっと新しい録音と言われても違和感ない。

併録されたベートーヴェンの「熱情」は文句なしの演奏だ。
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