ブルックナー交響曲第5番 : スクロヴァチェフスキ

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昨日のドホナーニに続いてスクロヴァチェフスキの演奏する5番を聴いた。このCD、かなり前に購入済だったのだが、CDの出来が悪いのかSCD-DR1では読み込めずそのままお蔵入りして忘れていた。PC用のCDドライブを採用しているPS Audioでは難なく読めた。

スクロヴァチェフスキのブルックナーに共通して、この5番でも一見オーソドックスな演奏でありながら、楽器間のバランスの処理や旋律の弾かせ方、テンポ等細かい工夫満載である。今日は一人で家にいたので大音量で気兼ねなく聴けたが、小さな音で遠慮がちに聴いているときには聴こえない工夫がたくさん聴けて非常に面白かった。

誤解のないように付言すると、全体を通じて実に立派な演奏である。決して小手先の細工で意外性を狙ったような演奏ではない。きっと譜面を細かく研究して、音の洪水の中に埋没してしまいがちな音符を拾い上げているんだと思う。

6番や9番でも垣間見られる副旋律の強調もその一つだと思うが、この5番では最後の最後、壮大なフィナーレも最終盤というところで金管が突然脱落し、木管の対旋律だけが聴こえるというサプライズが仕込まれている。最初から最後までティンパニが張りのある音を聴かせてくれるところも好みだ。

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ミスターS

ばけぺんさん、こんばんは。

なるほど、演奏の特徴がよくわかりました。

読響でブルックナーを生で聴けますよね。
首都圏に住んでいる方はうらやましい。

3年ぐらい前、聴けるチャンスがあったのですが、
迷って迷って、結局、インバル/都響の
ブル8第1稿を選んでしまいました。

Re: こんばんは。

sankichi1689さん、こんばんは。コメントありがとうございます。

読売日響、まだスクロヴァチェフスキを聴いたことがないんです…。生でもCDのような演奏なのかとっても興味あります。今月は不思議な髪型の上岡さんのコンサートがあるので行ってこようかと思ってます。

確かに東京だといろいろなクラシックコンサートに接することが可能ですが、人ごみの中出掛けるのが結構煩わしいです。その点、札幌や福岡といった地方の中核都市の方が気軽な感じがします。

インバル/都響も最近では実力人気ともうなぎのぼりですよね。ライブ録音されたCDを聴く限り、コンサートも凄そうですね。
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