ショルティのマーラー(2)

最初に買ったLPでは交響曲第1番、第3番、第4番、第9番が旧録音であり、第2番、第5番~第8番、大地の歌がCSOとの演奏であった。特に第2番はまだ録音したてであり、その録音の鮮明さは自宅のプリミティブなステレオ(オーディオといよりもこっちの方がしっくりくる。)でも驚きだった。

僕は「大地の歌」の良さがどうもいまだにわからないのであんまり聴いたことがない。それ以外の曲はずいぶんと聴いてきたが、この段階でのCSOとの演奏は、その後のいろいろな演奏と比較してもそん色のない、素晴らしい演奏だと思う。

CSOと録音しなおした4曲については、いずれも総合的に再録音の方が好ましい。一方、第2番については旧録であるLSOとの演奏も捨てがたい。古いが録音も良いので、両方とも愛聴盤だ。

ショルティのマーラーで一曲だけ満足できないのが第9番だ。旧録音はちょっとほかでは聞けないような豪腕タイプの演奏で、特に第1楽章の最初の山を迎える辺りで聴こえるベースの強さなど捨てがたいのだが、第4楽章が粗雑な感じでいただけないし、CSOとの再録音はとりたてて良くも悪くもなく、百種類に及ぼうかというライバル盤と比較した時、この演奏を求める積極的な理由がない。個人的には全交響曲の中で第9番がダントツに好きなので、非常に残念。

他方、第2番、第5番、第6番については、いずれも数多い名盤の中で個人的にはトップ3に入る。復活は録音の良さも手伝ってスリリングかつ感動的だし、第5番はさすがレコードアカデミー賞受賞だけのことはある。筋肉質の演奏で最後まで弛緩することがない。第6番も冒頭のリズムから魅了される。

これからもずっと聴き続けていくことになるだろう。
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