マーラー交響曲第3番 : マゼール

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またまた買ってしまった、マゼールの演奏。今度は2011年にフィルハーモニア管とライブ録音されたマーラーチクルスの第一弾。第一弾とあるのでこのまま全集を目指すのかな。1番から3番まで5枚組みのセット。

HMVのサイトを引用すると「第1番『巨人』では興奮した聴衆が床を踏み鳴らし、第2番『復活』はスタンディング・オヴェーションだった」ということだ。これを読んで期待が高まると同時に3番は?とも思ったのだが、まあ結局、マゼールの演奏なので買ってみた。

巨人と復活はHMVのコメントを信じればすごい演奏っぽいのでまずは無印の第3番を聴いてみたのだが、これがなかなか良いのだ。遅めのテンポでじっくりとした演奏である。マゼールの演奏の常で時折顕微鏡で拡大したみたいに細部にフォーカスを当てるのだが、この演奏では結果として必要性を感じさせてくれる。標準的な演奏というにはあちこちでいろいろやってくれるが、全体として巨大な叙事詩のようなこの曲の構成を損なうことなく、ディテールが美しいと同時に盛り上がる時には盛大に盛り上げてくれる。どんなにオーケストラが盛り上がってもマゼール本人は盛り上がっていないように感じるところはいつものとおり。意図しないテンポの変化は皆無といった感じの演奏だ。

レーベルのSignum Classicsはロンドンにある独立系のレーベルで、これまでマーラーの演奏ではサロネン指揮の録音を何枚かリリースしている。サイトを見ると他にもドホナーニのブラームスやロマンティック、マッケラスのチャイコフスキー等注目に値するCDを発売しているようだ。

サロネンのマーラーは9番を聴いたがピンと来なかった。その時も感じたのだが、このレーベルは録音レベルが総じて低い。そこでこの曲はかなりの音量に上げて聴いてみたところ、鮮明で迫力ある演奏が聞こえてきた。終楽章のコーダでは二組のティンパニと大太鼓がかなりの音圧で鳴るが最強音でもびくともしない。ここを基準に録音したら、ほとんどの演奏時間、録音レベルが低めになったという感じなので、家族や近所に注意しつつなるべく大き目の音量で聴くことがお薦め。

同じく最近のライブ録音であるブルックナーの第3番も聴いてみたいと思わせる快演でした。
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