R.シュトラウス 「ツァラトゥストラはかく語りき」 : ケンペ

758.jpg

ケンペ/シュターツカペレドレスデンによるR.シュトラウスの管弦楽曲集が9枚組CDで発売された。9枚組で2,763円。一枚300円。絶対お買い得。

ケンペのR.シュトラウス管弦楽曲集は以前EMIから発売されていた。そちらのセットはアメリカに駐在していた頃買って愛聴していたのだが、今回のCDは最近シングルSACD化した際に新たに使用されたアナログマスターからカッティングされたもの。じつは同じくSACDシングル化されたカラヤンのR.シュトラウス管弦楽曲集を購入したもののちっとも音が良いと感じずがっかりしたのだが、今回のCDは以前EMIで発売されたものよりもひときわ良好な録音になっている。(記憶との比較ですが。)

「ツァラトゥストラはかく語りき」といえば「2001年宇宙の旅」で冒頭部分が使用されたのがあまりにも有名だ。高校生の頃、僕はいつも石丸電気のレコード館でLPを買っていた。まあ一枚買うのが一大行事だったので本当に長時間かけてあれこれ物色していたのだが、その中でいくつか印象的なタイトルの曲があった。例えば「不滅」とか「革命」とか。どんな曲なのか勝手に想像していたが、そうしたタイトルの中でも特にミステリアスだったのが「ツァラトゥストラはかく語りき」だった。ニーチェの作品も知らず、一体、どういう意味?と思いながら、いつか購入したいと思っていたものだ。そうこうしているうちにCBSソニー/ベストクラシックシリーズのサンプルLPを手に入れることができ、ついにその曲を聴くことができた。もちろん冒頭部分。ティンパニがダンドンダンドンと鳴り響いた瞬間、次に買うLPはこの曲に決まった。

その頃、LPといえばほぼ100%廉価盤を購入していたが、この時は珍しくサンプルに入っていたメータ/NPOを買った。しかも確か45回転重量レコードだったはず。記憶が定かでないが、お年玉か誕生日か何か特別な収入を充てたに違いない。

それ以来、この曲はずーっと大好きだ。メータに始まって相当の枚数の演奏を聴いてきた。その中でもケンペ/シュターツカペレドレスデンの演奏は特別に良い。

冒頭部分、この演奏でティンパニはダンドンダンドンというよりパンポンパンポンという感じで軽めに鳴る。最初に聴いた時は面食らったのだが、何度も聴き慣れてきたらだんだんそっちの方が好きになった。どちらかというと地味な演奏だが、演奏が進むに連れ情熱的にテンポが早まるなど実は熱い演奏でもある。この曲のCDを一枚しか所有できないとしたら僕はケンペの演奏を選ぶかな。

71年の録音だがもともと良好なアナログ録音だった。今回のCD化でさらに心地良い音になったと思う。、

関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ばけぺん

Author:ばけぺん

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
Since 3/28/2013
検索フォーム
リンク