ブルックナー交響曲第3番 : マゼール

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マゼール/フィルハーモニア管のマーラーが良かったので2012年から音楽監督を務めるミュンヘンフィルとのブルックナー3番を購入してみた。2012年の9月のライブ録音。マゼールのブルックナーは最初の録音も3番だし、これが3回目の録音だと思う。最近はライブでもよく取り上げているらしいので十八番の一曲なのだろう。

第一楽章からいい演奏だ。うーん、これはなかなかいける。オーケストラ、特に弦が美音。金管の音色は渋めだがそれもいい。ここぞというところで大見得を切るようなフレージングもらしくていい。

第二楽章は弦楽器の音色が美しいだけでなく楽章の進行に連れ表現が変幻自在。夢見るような弱音から最強音まで実に表情豊かな演奏である。第三楽章は一言で言うと見事な演奏だ。同じフレーズの繰り返しの中にもたくさん色のバリエーションがある。

第三楽章からほとんど休みなく始まる第四楽章になると細かい表情付けの点でマゼールらしさ全開になってくる。ただ、この曲を完全に手中に収めているといった感じで、全体の音楽の流れを止めてしまうようなことはまったくない。オケもさすがだ。マゼールの要求にきっちり応えている。フィナーレは盛大。最後はまたここぞとばかりに大見得を切って終わる。

82歳の巨匠らしく円熟していながら、82歳とは思えない若々しい演奏だ。やっぱりマゼールって凄い指揮者だと再確認。
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ミュンヘンpo.

ばけぺんさん、こんばんは。

最近のマゼールは恰幅がよく鷹揚としていますね。
ミュンヘンフィルは明るく美しい音色のオケですよね。
うーん、4月の札幌公演でもブル3を聴きたかった。
ばけぺんさんの記事でその思いを強くしました。

Re: おはようございます。

sankichi1689さん、おはようございます。

直近のマーラー、ブルックナーを聴いた感じ、いよいよ巨匠という称号が相応しい演奏ですね。
ミュンヘンフィルはチェリビダッケのブルックナーも美音でしたし、変わり者の指揮者に慣れてて、マゼールも指揮しがいがあるのではと感じました。
> うーん、4月の札幌公演でもブル3を聴きたかった。
実演はCDの比でなく感動しそうです。年齢を考えても次のチャンスがあれば逃さず聴きに行きたいです。
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