ブルックナー交響曲第9番 : アーノンクール

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断片的に残された4楽章の演奏とアーノンクール自身による解説で進められたワークショップの録音と3楽章までの演奏がセットになった2枚組みのハイブリッドSACD。

ワークショップの方は、実はまだ聴いたことがない…。が、後に出たラトルの補筆版演奏を聴いた時にはかなりの違和感を感じた。ブルックナーが書いたものをベースにしているのにブルックナーのように聞こえない。

通常の3楽章までの演奏に関して言えば、アーノンクールのブルックナーの中では圧倒的に名演だと思う。アーノンクールの指揮と限定せず、9番の演奏としても名盤の一つではないだろうか。繊細な弱音で奏でられる弦楽器の美しい響きと強奏時でも下品にならない金管、ふくよかな木管がたっぷりめのホールトーンの中で溶け合って実に良い感じだ。テンポは時に思いがけないほど快速になるが、軽い印象を与えず演奏全体に適度な緊張感をもたらしている。

ちなみにこの演奏、以前、サラウンドシステムを揃えていた頃にSACDサラウンドで聴くた時には全身が音に囲まれる感じで非常に良かったのだが、現在の環境ではステレオでしか聴けないのが残念。(ステレオでも音が悪いわけではないが。)

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