ハイドン交響曲第94番「驚愕」 : ミンコフスキ

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この「驚愕」を含むハイドン交響曲集がレコードアカデミー大賞を受賞するまでマルク・ミンコフスキという指揮者を知らなかった。フランス生まれのファゴット奏者にして若干20歳でグルノーブル・ルーヴル宮音楽隊を創設したとのこと。才気溢れる人なのだろう。

ハイドンの交響曲が聴きたくなって、いつも立ち寄るディスクユニオン神保町店で物色していたところ、輸入盤中古を発見し購入した。

ハイドンの交響曲は100曲以上もあるのだが、これまでにきちんと聴いたことのある曲はごくわずか。認識できるのは「驚愕」「時計」「軍隊」「太鼓連打」といった名前付き交響曲のみ。自称、クラシック愛好家としては少し恥ずかしい。

「驚愕」はその名前にある第二楽章がとりわけ有名だが、僕はこの曲の第一楽章がとても好きだ。序章の後、主題が出てくるが、軽快でエネルギーに満ちたこの主題が大好きである。

若い頃聴いたバーンスタインの旧録がこの部分、とても良かった。バーンスタインのハイドンってあまりピンと来ないかも知れないが、良い演奏である。というより、ハイドンさんの音楽はとても懐が深く、誰の演奏でも結構良いのだ。このあたりモーツァルトやベートーヴェンとはちょっと違うと思う。

さて、ミンコフスキの演奏だが、古楽器の演奏家達が演奏する喜びを全開にしているハイドンだ。僕は正直言って小編成オーケストラも古楽器もあまり好きでないのだが、ここで聴く演奏は能動的かつ機動的であり説得力が強い。久しぶりにとても良い「驚愕」の演奏を聴いて満足である。

「驚愕」すべきところに驚愕のない第二楽章は初めての体験だったのでたしかにびっくりした。ハイドンが自分で演奏した頃にも実演ではこうした演出があったのだろうか?
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聴いて見たいです。

ばけぺんさん、おはようございます。

ミンコフスキ指揮のハイドン ロンドン・セットはCDでは2011年度の
「レコードアカデミー賞」の交響曲部門で大賞を受賞していたのですね。
すごいですね。今年の4月20日にはなんとLPレコード(6枚組)でも発売
されていることが分かりました。

> 古楽器の演奏家達が演奏する喜びを全開にしているハイドンだ。

この言葉に触発されてぜひ聴いて見たくなりました。
図書館のWebデータベースで探したらありましたので早速、予約しました。(^^)

こんばんは。

akifuyu102さん、こんばんは。

そうなんです。このセット、大賞を受賞した頃から気になっていたのですが、ようやく中古に巡り合いました(笑)。LPも出ているんですが、今や昔と逆でLPセットの方がずっと高価なんですよねえ。生産コストを考えると仕方ないのかも知れませんが。

> 図書館のWebデータベースで探したらありましたので早速、予約しました。(^^)
とても良い演奏、良い録音です。きっと気に入っていただけると思います!
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