スクリャービン:プレトニョフ

Alexander Scriabinの前奏曲が収められたCDを買った。Pletnevの演奏である。Scriabinはロシアの作曲家だが、その作品、特に前半生に書かれた作品はショパンの作品をよりいっそうほの暗く情熱的にした感じのロマンティックな作品が多く、僕は大好きだ。他方、後半はだんだん神秘的というか宗教的な色合いが濃くなってしまい、良くわからない。

この作曲家の曲を初めて聞いたのはホロヴィッツの演奏するCDだった。これはもう圧倒的な、ホロヴィッツ的な演奏である。果たして楽譜をどのくらい尊重しているのかわからないが、しかし、ホロヴィッツの演奏を聴いてしまうとほかの演奏がみなつまらなく聞こえてしまう。アシュケナージも悪くないがやっぱり少し物足りない。

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で、見つけたのがこのCD。プレトニョフの弾く前奏曲集だ。ソナタも2曲。プレトニョフは好きなピアニストだし、何よりCDのジャケットの雰囲気が良かった。しかも764円。まだ新しい録音なのに安いなあ。

聴いてみて満足である。24の前奏曲作品11はライブ録音だが技術的には完璧。この曲に相応しい感情のこもった演奏だ。録音もホールのエコーがほど良く収録されており聴きやすい。もちろんホロヴィッツほど灰汁は強くないが、素敵な演奏である。これならScriabin本人が聴いてもびっくりしないだろう。



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