ブラームス ピアノ協奏曲第2番 : アシュケナージ

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アシュケナージがハイティンク/ウィーンフィルと82年に録音した演奏。アシュケナージにとって15年ぶりのこの曲の再録だがまだ45歳の時の録音である。にしては、良い意味でずいぶん成熟した感じの演奏である。

冒頭から悠揚迫らぬテンポで実にスケールの大きな演奏を展開している。ハイティンク/ウィーンフィルのバックがまた素晴らしい。アシュケナージのピアノは磨きぬかれた音色でじっくりとメロディを歌わせていく。ハイティンクとウィーンフィルも磨きぬかれた、しかし決して派手ではない音色で美しい演奏を聴かせてくれる。

時にピアノとオーケストラが一歩も譲らず対決するような演奏もある(それはそれで魅力的だが)が、この演奏ではアシュケナージもハイティンクも決して過剰な自己主張をせず、それぞれが溶け合い、一体化してメロディを紡ぎ出していく。もともと大曲であるこの曲をピアノ協奏曲ではなくピアノ付き交響曲として表現したような演奏だ。

デジタル初期の録音だが、音はとても良い。名盤だと思う。
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