ブルックナー交響曲第3番 : 飯守

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飯守泰次郎/東京シティフィルによるブルックナー交響曲第3番は2001年東京文化会館でのライブ録音。このコンビによるブルックナーの6番がなかなかの演奏だったので昨年末に中古で購入。ブルックナーの交響曲を演奏するにはオーケストラが小振り(なのではないだろうか?)。相対的に弦楽器の音が薄い。ただ、そのせいもあってか大変見通しの良い演奏である。

全曲通して指揮者の自信を感じる安定感抜群の演奏。飯守泰次郎という指揮者はすごい実力の持ち主だと思う。これみよがしなところはないが充実したブルックナーだ。朝比奈隆の演奏のような凄みには欠けるがプロフェッショナルという意味ではこちらの演奏の方がクオリティが高いと思った。

それにしても久しぶりにCDを聴いたが、あらためてLPとCDは別のメディアだと感じた。まず、再確認したのはCDって便利ということだ。2楽章が終わっても裏返さなくて良いし(笑)。しばらく時間を置いて聞いてみるとCDの静寂と解像感は圧倒的である。これってアナログ時代の技術者の理想が実現されているはずなのだが、その結果として演奏のライブ感に乏しい。だって、どんなに聴衆が静かでも実際にオーケストラをホールで聴いていてここまで背景音が静かなコンサートなんてない。極めて非現実的な静寂である。とはいえ、LPに情報としてそうしたホールの雰囲気すべてが詰まっているわけでもないのだが、常に微妙に聞こえている暗騒音が擬似ライブ会場のような雰囲気を醸し出すのだろうか。。。ただ、面白いのはLPに収録された演奏は圧倒的にスタジオ録音が多く、最近のCDは圧倒的にライブ録音という事実だ。どっちもどっちで本来の雰囲気は伝えられていないのか、私のオーディオの限界か。

まあ、そんなことを考えながら聴いてしまったのだが、とにかくこの演奏は一聴の価値がある。

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こんばんは

ばけぺんさん、こんばんは。過去記事へのコメントお許しください。
以前拝見させていただいて気になっていたこの演奏を聴いてみました。確かに一聴の価値はありました!。実に誠実な演奏でした^^
ご紹介ありがとうございます。

sankichi1689さん、こんばんは。

こんばんは。コメントありがとうございました!

過去記事へのコメント大歓迎です!

この記事をきっかけに聴いていただいたとはなんだか光栄です。うれしいです。

飯守さんという人は実力者ですね。この人の録音多くは聴いていませんが、今のところ外れなしです。こういう人の作品がもっと手に入ると良いのですが、それに日本製作の日本人作品、総じて価格が高いんですよね。。
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