チャイコフスキー交響曲第1番「冬の日の幻想」 : スヴェトラーノフ

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昨日、今日と関東地方も寒い日が続いている。最高気温は9度なのでそれほど寒くなさそうだが風が冷たい。都心はビル風のせいでなおさら肌寒く感じる。

こういう日は「冬の日の幻想」を聴こう。4番以降の交響曲のようなドラマティックな展開ではないが、全編チャーミングなメロディに満ちた佳曲だ。

演奏はスヴェトラーノフ/ソビエト国立交響楽団による67年の録音。65年から音楽監督になったスヴェトラーノフ39歳の時の録音なので、若々しく勢いのある演奏が聴ける。オーケストラはここぞというところでさすがの馬力を見せてくれるが、一方で実に繊細で美しい音色も聞かせてくれる。特に弦楽器は厚みがあるのに透明感もあって良い感じだ。とにかく技術的にはすごく上手い。一糸乱れぬ演奏である。

メロディア原盤でいろいろなレコード会社にライセンシングしたようだ。ジャケット写真ではメロディアロゴの隣にビクターのロゴが見える。これは借りてきた写真で、私の手持ちのLPはエンジェル(キャピトル)プレス。別ジャケットデザインでドイツ製作盤もある。いずれにしてもこの演奏の録音は非常に良好。最強奏時に少し高域が苦しそうだが、十分、鮮明な録音である。

先日聞いたムラヴィンスキーといい、60年代後半~70年代のメロディアの録音は捨てたものではない。なぜ、ショスタコーヴィチの録音にロクなものがないのか不思議だ。
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こんばんは

先日お話しされていた北米の寒波はすごいですね。そこに来て「冬の日の幻想」ですか。実はわりと好きで聴く機会も少なくないのです。

スヴェトラーノフの若い頃の録音、繊細で美しい音色、透明感という部分に、非常に興味をそそられました。

Winter Dreams

sankichi1689さん、こんばんは。コメントありがとうございます。

北米がめちゃめちゃ寒い一方、年末に東欧を旅行した同僚によれば彼の地は暖冬だそうです。やはり世界的に異常気象なんでしょうか。

「冬の日の幻想」、良い曲で私も結構好きです。この曲も最初はタイトルに惹かれて聴き始めました。若い時のスヴェトラーノフなので晩年みたいな巨大な演奏ではありませんが、リリカルで清潔な感じがこの曲にはとても合っていると思いました。

ところでこの曲、邦題は「冬の日の幻想」ですが、英題は「冬の夢」でニュアンスがだいぶ違いますね。前者は目覚めている時の夢想ですが、後者は寝ている間の夢なので。ロシア語ではどうなんだろう?
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