マーラー交響曲第4番 : マゼール

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最近、フィルハーモニア管との新しいマーラーチクルスを始めたマゼールがウィーンフィルと完成させたマーラー全集は、どの曲の演奏を取ってもなかなか曲者揃いで曲の最初から最後まで安心して聴ける演奏が少ない。その中でこの4番は例外的存在。最初に聴いた時から、ウィーンフィルの優しい響きとちょっとゆっくりとしたテンポが相まって抗い難い魅力を感じた。

細かいところでいろいろ工夫を凝らした演奏だが、全体を通じた雰囲気はジャケット写真の通り。柔らかで暖かくて、非現実的で全部夢のようである。まさに天上の音楽だ。演奏は3楽章の最後まで時間をかけてゆっくりピークを築いていく。終楽章ではバトルの歌がまた夢の世界に誘う。可憐な歌が聴ける。

わかりやすい灰汁の強さを期待すると肩透かしにあうこと間違いなしの演奏。そこがまたマゼールの一筋縄ではいかないところだと思う。

最強音でもうるさくならない聴きやすい録音。演奏、録音、ジャケットが見事にシンクロしている。
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4番の原点!

ばけぺんさん、こんばんは。
雪は大丈夫でしょうか?

マーラー三昧ですねっ。これは私のマーラー4番の原点です。第1楽章の終結の手前、第3楽章などは、記事に書かれておられるように、まさに夢のようですね。第4楽章の緩やかなテンポはこれがスタンダードだとずっと思っていましたが(笑)

おはようございます。

sankichi1689さん、おはようございます。コメントありがとうございます。

雪、除雪車がないのでまだ結構残ってます。寒いのでけっこう長く残りそうです。

マゼールの4番、久しぶりに聴きましたがこれはもっと人気があってもおかしくない名盤だと思います。この天国ぶりはライナーの4番と比べると違う曲みたいで面白いです。

大雪、大変でしたね。

ばけぺんさん、こんにちは。教えて下さい。
マーラーの交響曲第4番のこの演奏に凄く興味が湧いて来まして探しているのですが、ソプラノがキャスリーン・バトルで1983年に録音されたものでしょうか。

間違いありません。

akifuyu102さん、こんにちは。コメントありがとうございます。

はい、83年録音、ウィーンフィル、キャスリーン・バトルで間違いありません。CBSソニーから出ていますが、たぶん現行品は全集のみだと思います。それから、しばらく前に出たCDは今回ご紹介したジャケットと違います。

中古で流通していると良いですね!

マーラーの4番、単体売りしていました。

ばけぺんさん、ご確認ありがとうございました。(^^)

マーラーの交響曲全集を廉価にて分売するシリーズとしてSony Classicalから単体発売されているのを見付けました。
発売日:2005/04/20、単体品番:SICC-246 価格:1,250円
HMVとamazonに在庫がありましたが、今回はamazonにて注文しました。
到着が楽しみです。(*^_^*)

こんばんは。

akifuyu102さん、こんばんは。コメントありがとうございます。

まだ分売も現役盤なんですね。何よりでした。ご堪能いただければ何よりです。これをきっかけにマーラーの沼にお越しください(笑)。

素晴らしい!

初めて聴くマーラーの第4番でしたが、とても気に入りました。
特に第3楽章などは心身の疲れが取れ、落ち着きが取り戻せるような。
低弦のピッチカートに乗った弦楽合奏が何とも穏やかな気持ちにさせてくれます。
良い曲をご紹介下さりありがとうございました。

それは良かったです!

> 初めて聴くマーラーの第4番でしたが、とても気に入りました。
> 特に第3楽章などは心身の疲れが取れ、落ち着きが取り戻せるような。
> 低弦のピッチカートに乗った弦楽合奏が何とも穏やかな気持ちにさせてくれます。
> 良い曲をご紹介下さりありがとうございました。

akifuyu102さん、こんばんは。コメントありがとうございます。

この記事をきっかけにお買い求めいただいたので、気に入っていただけて何よりでした。マゼールの4番は私も癒されます。せっかくなので、マーラー、いろいろと聴いてみてください。アダージェットが映画音楽に使われた5番とか、冒頭から印象的な2番とかが次の曲としては良いかもしれません。

ロリン・マゼール氏が亡くなりました。

ばけぺんさん、おはようございます。
ロリン・マゼール氏が亡くなりました。
マゼール氏死去の訃報を知り、以前に購入したマゼール/ウィーン・フィルの演奏でマーラーの4番を聴きながら氏を偲んでいるところです。あらためて名演だなぁと感慨に耽っています。

残念です。。。

akifuyu102さん、こんばんは。

訃報に接して非常に残念です。年齢も年齢ですし、最近はコンサートのキャンセルが相次いでいたので突然ということでもないかもしれませんが、死んでしまうとは思っていませんでした。

最近は特に精力的に大曲に取り組んでいたので、志半ばだったと思います。たくさんの名演が残されたので、いろいろ聴いていきたいと思います。
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