ブルックナー交響曲第5番 : ケンペ

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コンサートに行こうにも降り積もった雪のせいで車が外に出せない。予約していたゴルフ場からは明日までコース自体クローズの連絡が来た。ということでおとなしく家にいるしかなくなった。

以前、ブルックナーの交響曲第5番の思い出について記事を書いた。私が若い頃、名曲名盤的な本で推薦されていた5番の演奏がケンペ/ミュンヘンフィルだった。以来、30年近く、その演奏を聴いたことはなく、ここまで来たらあと20年くらい聴くのを待とうかと思っていたのだが、先週木曜日にディスクユニオンで中古LPを発見。今まで中古CDを見たこともなかったので、ここで買わないともう入手できないかもしれないと思い、その場で購入した。2枚組みで300円。人気なさそうである。

30年間の思いを込めて聴いてみた。まず驚いたのが冒頭部分の遅さ。朝比奈はおろかチェリビダッケよりも遅い。主部に入ると一転して快速。メリハリの効いた演奏だ。テンポは変われど演奏そのものは非常にオーソドックス。これみよがしな演出はなくどちらかというと淡々と進む。フレーズを引き摺らず軽く弾むような歌わせ方なので古い演奏だがモダンに聴こえる。第二楽章は非常に美しい演奏だ。オーケストラの音色も良い。この曲の終楽章、最後の盛り上がりは何度聴いても鳥肌が立つが、ケンペの演奏もなかなか素晴らしい。派手なところはないが聴き終えて満足感の高い名演奏だ。75年の録音だが、アナログ最盛期の録音なのでクオリティに不満はない。

5番にお気に入りの演奏がまた一つ増えた。
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