R・シュトラウス「ドン・キホーテ」 : セル

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セル/クリーブランド管/フルニエによる60年の録音。セル/クリーブランドのR・シュトラウスというと精密な一方でこじんまりとした演奏を想像してしまうが、この演奏はスケールも十分大きく、各変奏曲の描き分けが鮮やかで、もちろんオーケストラも物凄く上手いというほとんど完璧な録音になっている。

独奏者のフルニエともどもあざとい演出は皆無なので、もう少し癖の強い演奏が好きな方もいると思う。R・シュトラウスだし「ドン・キホーテ」だけにもっと遊び心があっても良いと思うが、それはそれ、この演奏は理性と知性と技術の結晶といった感じ。この曲の一つのスタンダードと呼べる演奏だと思う。

60年の録音ということはもう50年以上前の録音になるが、この当時のCBS/ソニー系に多い、ヒスノイズが多くても気にせずぎりぎり高い録音レベルの録音なので、弱音部から良く聴き取れ、音に不満はない。歴史的名盤だと思う。
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