ウェルフロートボード

Viv LaboratoryのRigid Floatを導入以来、一層充実したレコード鑑賞ができるようになった。もっと音が良くなるかもしれないと思って、当初の設置場所からラック上をあちこち動かしたり、トランス、フォノイコライザー、ケーブルの組み合わせをいろいろ試したりしている。

高さ合わせのために10cm角の木製ブロック(YAMAMOTO製)を使っているが、これをABAのマグネシウム製インシュレーターに変えたらどうなるかと思って試してみた。

このインシュレーター、元はといえばレコードスタビライザーとして購入したのだが、スタビライザーとしては使い勝手が良くない。真ん中に開いている穴がスピンドルに比べて太いので、使い方には中に制振シートを貼り付けてくださいと書いてあるのだが、中心を保ちながら穴の内側にシートを貼るのが一苦労だし、ようやく貼れても穴が小さくなりすぎたりで非常に使いづらい。結局使わなくなってしまったが、この製品は四個一組でインシュレーターとして売っているものをスタビライザー用に分売しているだけなので、アームの土台にしても間違いではないだろう。

高さが木製ブロックの半分の5cmなので、TD321Mk2の下に敷いてあったウェルフロートボードを一旦外した。私が使用しているのは逸品館ブランド(Airbow)で販売されているアナログ用ウェルフロートボードである。このボードの高さは6㎝弱なので、これを外せば、アームをインシュレーターに乗せて高さ調整できる。

ガラス製ラックにマグネシウムインシュレーターを置くと表面の摩擦力が足りずにくるくる回ってしまうので、とりあえずテープで仮に固定した。位置を合わせてレコードを何枚か聴いてみる。

うーん、ずいぶん響きが豊富。というか、ちょっとエコーが効きすぎである。音がやわらかで太いのは悪くないのだが、ピントまで少し外れてしまったような感じだ。マグネシウムの土台に交換することで音が締まるのではないかと想像していたのだが、かなり方向が違う。はっきり言って失敗。何が原因かわからなかったので、このままの状況でAT-F7+MA707Xの方の音も聴いてみた。こちらも思ったような音でない。とすると原因は外してしまったウェルフロートボードの可能性が高い。

一旦、CDプレーヤーの下に敷いていたボードを再度、ターンテーブルの下にセット。念のために水平を確認して、アームの位置を決め、再度聴いてみる。もちろん高さが足りないのでインシュレーターは木製ブロックに交換した。

音が出てすぐに違いがはっきりわかる。ぜんぜんスッキリである。もやもやが取れてピントが合い、それでいてきちんと響きも出る。そもそもフローティング構造のトーレンスの下にさらにフローティングボードを置いて意味があるかな?と思いつつ、アーム導入と一緒に導入したボードだが、ずいぶん大きな効果があることがわかった。高さの問題があったとはいえ、新しい機器を導入するときにいっぺんにすべてを交換してしまうのはいつもの悪い癖である。いつの間にかフローティングボード込みの音が標準になってしまっていたようだ。

それにしても、マグネシウムインシュレーターはまた失業になってしまった。どう使ったら良いだろうか。



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