ブルックナー交響曲第5番 : ヴァント

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ヴァント/ベルリンフィルによる交響曲選集の中で最初に録音された演奏。エソテリックが企画に参加して日本でSACD化されている。

実に良く考え抜かれたテンポ、構成だと思う。最初から最後までどの部分を切り取っても納得。ヴァントのブルックナーはもっと若い頃の録音も含めて外れはないと思うが、ここではやはりベルリンフィルを振っているのが大きな付加価値になっていると思う。化粧の少ないライブ録音らしく、細かいところで技術的に完璧ではないが、全体を通じて余裕を感じる演奏である。

この曲の演奏を一枚だけ選ぶとすれば、この演奏かな。不満を言うとすれば、BPOが余裕過ぎて最後の盛り上がりでもテンションがそれほど高くならないところだが、プロフェッショナルな演奏であることに変わりはない。繰り返し聴いても飽きることのない素晴らしい演奏だ。

録音は普通に良い。エソテリックのSACDシリーズはあまり印象が良くないが、この録音では特に不満は感じなかった。強奏時のここぞという時にパワーがもう少し感じられればなお良かった。
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