ホルスト「惑星」 : ショルティ

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大量購入LPから最初に聴いたのがショルティ/ロンドンフィルによるホルストの「惑星」。ジャケットはなぜか横尾忠則さんによる斬新なデザインのもの。それだけでなく中には同じデザインの大きなポスターまで入っている。帯が付いていないのでなぜこういうことになったのかまったくわからない。知っている人がいたら教えてください。

ライナーノーツは諸井誠さんによるもので中央部分にはショルティ自身から日本のリスナーに向けた「惑星」の解説付き。大きな企画物以外、こうした例はあまり記憶にない。すでにこの時点で10数種のLPがリリースされているので日本人にとって「惑星」が珍しかったわけでもないだろうし。いずれにしてもショルティの楽曲解説からは曲への思い入れを感じるだけにシカゴ響との再録がないのは少々残念。この録音で十分やりきったということかもしれない。(ちなみにこのライナーノーツにはショルティに加え、諸井誠さんの楽曲解説、さらには裏面全面と楽曲解説が3つも載っている。)

演奏はショルティらしく変化球なしの真っ向勝負という感じ。火星のテンポはかなり速く感じるが実際の演奏時間が極端に短いわけではない。諸井誠さんも解説しているが、他の指揮者であれば一瞬ためて演出する部分をインテンポで演奏するので結果として非常にスピーディに感じる。スコアを見たことはないが、ショルティがスコア通りであるというのが諸井評である。

スコアに忠実かどうかはそれなりに大切な部分かもしれないが、お気楽リスナーにとってみると結果として演奏がどう聴こえるかの方がはるかに大事。その点でもこの演奏はおそらく誰が聴いても十分楽しめるものだと思う。ロンドンフィルの演奏はシカゴ響に比べて多少軽量級だが、技術的には完璧である。キングズウエイホールで収録された録音もプロデューサーがウィルキンソンでもあり不満は感じない。名演名盤だと思う。

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