ブルックナー交響曲第9番 : クレンペラー

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クレンペラーのマーラーは大好きなのだが、クレンペラーのブルックナーは今までどうもしっくりこなかった。イメージ的にはむしろブルックナーの方がピッタリくるのだが。特に私が大好きな6番はまったくと言っていいほど合わない。

この9番は70年の録音。CDで聴いたことがあるかもしれないが記憶にない。200円だったのでダメ元で買ってみた。

最初から最後まで縦の線は相当ぶれる。ニューフィルハーモニア管が下手くそということはないと思うので、クレンペラーの指揮が原因だと思うが、しかし、そのあたりは大した問題ではないと感じられる演奏だ。曲想とクレンペラーの音楽の作り方がピッタリマッチしている。

弦のピッチカート一つとっても重みがあって全体の音楽がとても大きい。リズムは丸みがあって粘っこい。いつもの通り木管の主張も強めで全体にとても個性的な演奏だが、これはこれでありだと思う。金管は深々としていて良い響きだ。

録音は透明感が少なめで鮮明ではないが、ホールトーンを程よく含んでいてオーケストラの厚みも感じる。変なリマスタリングをしていない分、聴きやすい。なかなか良い演奏だと思う。

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