SME Series III (3)

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火曜日に修理に旅立ったSeries IIIは予想外に早く木曜日に返ってきた。信用しないわけではないが、今度は現物を確認してから受け取りたかったので宅急便ではなく、一時間かけてショップまで引取りに行った。ネットでやり取りしたことしかなく、実際に行くのは初めてである。

ショップといっても修理と中古販売がメインなので外観は完全に民家だった。住宅街で駐車場がなく、向かいの月極駐車場にちょっと停めようとしたところ、気付いた店主が外に出てきて手振りで「そこはダメ」と言っている。顔を見てちょっと驚いた。白髪で髭をたくわえているので仙人のようだ。ウエブサイトの写真から60歳くらいの方を想像していたが見た感じ、80歳近いかもしれない。こんな方がこの細かい作業をしているのか、となんだか感慨深い。加えて、どういう理由であれ、あんな意地悪っぽいクレームメールを送ったことを後悔した。これからも末永くお元気でいられることを祈りたい。

アームは右チャネルのリード線を延長した上でしっかり半田付けされていたので、これでしばらくは大丈夫だろう。家に持ち帰ってとりあえず仮組みして音出ししたところ問題なし。良かった。

今日、ようやく時間ができたので、このプレーヤーに合わせるためにオークションで購入したトーレンスのMM-008というフォノイコライザーを繋いでみた。

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駆け込み買いこみでオークションや海外からいくつもアームとカートリッジを購入したため、それらの組み合わせが少し悩ましいのだが、TD321mk2はSeries III一本にしてフォノイコも同じトーレンスで組み合わせることにした。プレーヤーもガラスラックからソファの背中側にある作り棚に載せた。アンプまで距離ができるがイコライザーより後段なら大きな問題はないだろう。その間はプロケーブルの定番であるベルデンの8412の3mもので繋ぐ。

AT-50anvを装着したキャリングアームに付け替え、ゼロバランスを多少無視して針圧を1.8gにセット。音を出してみるとこれは実に自分の好みにピッタリの音である。オーディオテクニカのカートリッジはみなハッキリくっきりした明るい音で、人によっては軽薄と感じるようだが、少なくともSeries IIIと組み合わせる限り、情報量も多いし上から下まで量感も出る立派なカートリッジだ。オーディオテクニカでなければ、価格的にこの倍はするだろう。実際、このモデルのUSでの販売額は2,000ドル以上である。

トーレンスのイコライザーは実は以前、仙人に相談した際、お薦めいただいたもの。その際はMMポジションのみのMM001というモデルを教えてもらったのだが、流通量が少なく入手しずらい。使い勝手も考えてMCポジションもあるMM008にしたが大正解だった。良い音だ。

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この組み合わせの唯一の問題は、御覧の通りネジの長さが長すぎて見事な角が生えてしまうところだ。前から見ると牛みたいである。。。

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レイアウトを変える前のワンショット。追加のアームやプレーヤーについては今後おいおい記事を書く予定。
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ばけぺんさん、こんばんは。

カートリッジもAT-50anvのような最高級品ともなるともう右に出るものはないですね。AT-50anvをSeriesⅢに装着した姿は精悍で何ともかっこいいです。(1枚目の写真では角が上手く処理されていますね)

最後の写真、左に置いているプレーヤのターンテーブルが気になりますねぇ~。ストロボ模様が大胆に刻まれてる!!次回も楽しみにしております。(^^)

akifuyu102さん、こんばんは。

こんばんは。コメントありがとうございます。

AT-50anvは3年前に限定品として発売されたのですが、いまだに売れ残っているようで、展示品のアウトレットがあるヨドバシカメラの秋葉原店でまっさらな新品が展示品扱いになって売られていました。店員さんによるとやっぱりアナログ関連製品は販売当初にある程度売れるだけで後はぱったりみたいです。当然安くて、ポイント使ったのでたぶん1/3くらいの価格でした。本来、格下のレギュラーラインアップよりだいぶ安いのでネットにも載せてないですね。

写真、ちゃんと見ていただいて嬉しいです。実は一枚目の写真はAT-F7です。これは上からネジを入れているので角が出ていませんが、実は耳が垂れ下がっています(笑)。しかもこの留め方はメーカー非推奨です。

プレーヤーにも気付いていただきありがとうございます(笑)。こちらはアーム病患者専用プレーヤーです。また、ご報告します。

イイ音で鳴ってるようで…

…何よりです。おめでとうございます!
そうですか、Series III はオーディオ・テクニカとも合いますか。

いつも思うんですけど、カートリッジの音質って、アームとの組み合わせを抜きにしてあれこれ言ってみても始まりませんよね。だから、アームのことを黙ったままで、このカートリッジはこういう音で、あれはああゆう音で…なんていう評価はほとんど意味を持たないという気がします。カートリッジを比較するなら、異なるモデルを同じアームに付けて聴いてみても無意味なんで、それぞれがバッチリの音で鳴るような別々のアームに付けて、その時の音同士を比べないことには公平な比較にならないと思いますね。

だから、ATの一般的な評価なんてどーでもイイんで、ばけぺん様のところでSeries III に装着してイイ音で鳴ってるんなら、それがそのカートリッジ本来の音色だということだと言えるんじゃないでしょうか。

のす爺ィさん、こんばんは。

こんばんは。コメントありがとうございました。

Series III、オーディオテクニカのカートリッジとは相性抜群だと思います。重さもコンプライアンスもSeries IIIに合っていると思いますし、何より出てくる音が私の好みです。特にAT-F7はマイクロともRigid Floatともまったく違う音で鳴りました。

AT-50anvはさすがに良い音ですが、出力が小さいのと多少重量オーバーなので、本当はAT-OC9とかの方がさらに相性が良いかもしれません。

とにかくこうしてSMEで楽しめるのものす爺ィさんのアドバイスのおかげです。感謝しております。
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