マーラー交響曲第5番 : レヴァイン

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70年代にレヴァインはロンドン響、フィラデルフィア管、シカゴ響とマーラーのチクルスを録音していて、2番、8番、大地の歌以外は録音したにも関わらず全集の完成には至らなかった。残っている演奏は総じて素晴らしく、すべて録音しなかったのがかえすがえす残念である。RCAとの契約上の問題があったのだろうか。

この5番は77年の録音。フィラデルフィア管弦楽団がパートナーに選ばれている。10番も含め録音された8曲中、フィラデルフィアとの演奏は5番、9番、10番の3曲だが、いずれも名演。

レヴァインのマーラーは、同じユダヤ人でもバーンスタインのそれと違ってリズムも粘らず、スッキリと洗練されている。同時にその後のメトの大家だけあって、聴かせ所をきっちり押さえた実にわかりやすい演奏をする。

フィラデルフィア管との演奏で一番好きなのがヴァイオリンの音色だ。まるでソロ楽器のように揃って聴こえるので厚さには欠けるのだが、実に良い音だと思う。9番は飛び切り良いが、この5番も悪くない。

LPはフィルアップに交響曲第10番の第一楽章が収められている。こちらの演奏もすこぶる良い。録音も鮮明。
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