ハイドン交響曲第104番「ロンドン」 : カラヤン

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カラヤンが50年代の終わりから60年代初めにウィーンフィルを振った演奏は、当時ウィーンフィルが専属だったデッカからかなりの数リリースされている。若い(といってももう50台だが。)頃のカラヤンの演奏は、オケがウィーンフィルであることも手伝って、後年のBPOとの演奏よりも良いと言う人もいるが、僕は例えば「惑星」も「ツァラトゥストラ」も70年代以降のBPOとの演奏の方がはるかに好みだ。ということで、カラヤンとウィーンフィルの演奏はあまり聞いたことがない。

このLPは73年にリリースされたカラヤン・ベスト100というシリーズのもので、カラヤン/ウィーンフィルの録音が20枚、一枚1000円で販売されていたようだ。その中の6枚の中古LP(すべて交響曲)が合わせて1200円で売っていたので興味本位で買ってみた。ジャケット写真をご覧の通り、曲目の記載がない。曲目を記載すると20種類作らなくてはならないので、全部同じにしたのだろうか。中古で帯もついていないので背表紙と裏面以外、区別がつかない。これは実用上、意外と不便である。

まずはハイドンの最後の交響曲2曲から聴いてみた。「太鼓連打」も「ロンドン」もハイドンの交響曲の中では最も重厚なので良さそうだなと思ったが、聴いてみると予想以上に良かった。期待に違わず立派で重厚なのだが、しかし、BPOとの組み合わせの時ほどヘビー級な感じではない。そしてウィーンフィルの合奏がやっぱり良い。録音のせいか、少し艶が落ちて、なんというか無着色の木目のイメージの音がする。表現力が欠如していてうまく伝えられない。。。メヌエットなんてテンポがとても早くて、なるほど若いころのカラヤンなんだなと思うが、そんなところ以外はすでに巨匠の演奏だ。古い録音だが、そこはデッカ。鑑賞に支障はまったくない。
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こんばんは

CD持っております。初めて聴いたとき、「ロンドン」の序奏でのウィーンフィルの充実感のある響きに驚かされました。ホントいい音だと思います。

第4楽章は自分的にはやや早すぎの感がありますが、全曲をとおしてスマートでいい演奏だと思います。

おはようございます。

sankichi1689さん、おはようございます。コメントありがとうございました。

さすが、お持ちでいらっしゃいましたか。おっしゃる通り、「充実感のある響き」ですね。ちなみに私は「ロンドン」の序奏を聴くたび、どれかはわからないのですがテレビの時代劇シリーズの音楽を想起してしまいます。

確かこの録音59年だと思うのですが、フルトヴェングラー没後数年の段階でのカラヤンのこのスマートさは、芸風が違うとはいえちょっと驚きです。
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