チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲 : フェラス

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クリスチャン・フェラスによるチャイコフスキーとメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲。バックはシルヴェストリ/フィルハーモニア管。なお、フェラスは60年代にカラヤンと多く共演していて、このアルバムに収められた定番の組み合わせも再録している。

LPには録音データの記述がないが、調べたところこの録音は1958年のもののようだ。ステレオ初期、フェラスはまだ25歳ということになる。もっとも10歳でコンクールで優勝し、13歳でパリ音楽院を首席で卒業したという天才なので、25歳でも経験は十分積んでいたに違いない。

チャイコフスキーはとても端正で美しい演奏だった。シルヴェストリ/フィルハーモニア管のサポートも良く、特に第二楽章でヴァイオリンに木管を中心とするオーケストラが寄り添うところは印象的だ。

アルバムの解説に「今年(71年)やっと38歳になる」と書いてあったので、今はどうしているのかと思って検索してみたところ、82年に自殺したと知った。まだ40代で命を絶ってしまったのには何かのっぴきならない事情があったのだろうが、それ以降も現役だったらきっと素晴らしい演奏を残したのではないか、と思わせるだけの演奏を聴かせてくれる。カップリングされたメンデルスゾーンも名演奏だ。

ステレオ最初期の録音だが、このブログ記事を書くために録音年代を調べるまで60年代後半のものかと思っていたほど音は良い。
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