コダーイ 組曲「ハーリ・ヤーノシュ」 : ドラティ

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ゾルタン・コダーイという作曲家がいることも「ハーリ・ヤーノシュ」という曲があることもなんとなく知っていたが、アルバムを購入したのはこれが初めて。聴いてみたらとても良い曲だった。

解説に載っている話が面白い。コダーイは1967年に84歳で亡くなったが、最初の奥さんは23歳も年上で58年に99歳で亡くなった。その時、コダーイはすでに76歳だったが、約1年後、77歳でなんと19歳の教え子と再婚。19歳下ではなく58歳年下である。58歳年下から23歳年上までOKというのは相当守備範囲が広い。外野はコダーイ一人に任せられるくらいの守備範囲である(笑)。有名な話ということだが、プロポーズの言葉は「コダーイ未亡人になりたくないか?」だったそうだ。元気でチャーミングなおじいちゃんである。

「ハーリ・ヤーノシュ」組曲は6曲からなるが、こんなエピソードを持つコダーイにぴったりなおおらかでのどかな曲が続く。どこかバルトークの曲を彷彿とさせるメロディだが、ずっと明るくて楽天的だ。2曲目の「ウィーンの音楽時計」で聞こえてくるチャイムの音はプッチーニの「ラ・ボエーム」で聞こえてくる音にそっくり。きっとウィーンにはこの音階の時計が実際にあるのだろう。

ドラティは4年間コダーイのクラスで勉強したということなので愛弟子に当たる。師匠の音楽を丁寧かつユーモラスに指揮している。ハンガリーの亡命音楽家で構成されたフィルハーモニア・フンガリカの演奏も良い。73年の録音。おそらく本拠地のオーケストラホールでの録音だと思うが、ホールエコーの塩梅も良く、十分鮮明な録音だ。
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こんにちは

吹奏楽では編曲版が比較的よく演奏されます。非常におもしろい曲ですよね。昔友人がドラティ盤を愛聴していました。私はセル盤ですね。
音楽時計の考察はなかなか興味深く読ませていただきました。

こんにちは。

sankichi1689さん、こんにちは。コメントありがとうございました。

なるほど吹奏楽の世界では知られた曲なんですね。確かにオリジナルでも金管楽器の使い方が面白いですもんね。セル盤も良さそうだし、LPの帯に載っていたケルテス盤というのも面白そうです。

音楽時計の件、素人の思い込みかもしれませんので、間違っていましたらお許しください。聴いた瞬間にそう感じたものですから。

良い曲ですね。

ばけぺんさん、こんばんは。

私も曲名は聞いたことがあったのですが(-_-;)…。
コダーイの結婚エピソードが余りにも面白いので先ほどYouTubeで初めて聴いて見ました。
なんと、超々、私好みではありませんか。勢いでドラティ/フィルハーモニア・フンガリカ盤とセル/クリーブランド盤の2つを図書館に予約してしまいました。(^^)

akifuyu102さん、こんばんは。

こんばんは。コメントありがとうございました。

コダーイの結婚話、ちょっと、いや、かなり羨ましいです(笑)。しかも二度とも幸せな結婚だったようなので、とても良い話ですね。

前にも同じことを言ったかもしれませんが、akifuyu102さんご愛用の図書館、ほんとなんでも揃いますねえ!ドラティもセルも借りれるとは。今どきの図書館はサービス水準高いなあ。セル盤、ますます興味が湧いてしまいました。

知りませんでした!

コダーイの結婚のハナシ、私も知りませんでした。イイ話ですねェ。
一方、コダーイの音楽の方は、《ハーリ・ヤーノシュ》もイイですが、私はチェロの音が好きなんで、チェロ・ソナタをよく聴いてます。これも、とってもイイ曲です。
ベーラ・バルトークの息子のペーター・バルトークが録音技師で、戦後間もなくに彼がシュタルケルの演奏を録音したのが、演奏・録音ともにすごく有名なんで一度聴いてみたいもんだよなァと思ってたんですが、、これをCDに入れたのが発売されたんで買って聴いたことがあります。でも、なぜかあんまり感動しませんでした。私の装置がショボイせいなのか、耳がショボイのか…たぶん両方でしょう。

おはようございます。

のす爺ィさん、おはようございます。コメントありがとうございました。

今まで楽器を問わずあまり室内楽を聴いたことがなかったのですが、確かにチェロの響きは素敵だし、今度聴いてみようと思います。

バルトークの息子さんは録音技師なんですね。その組み合わせなら間違いない!という感じがしますが、CD化した際のマスタリングが悪かったのかもしれないですね。最近、LPで聴くようになって、何曲か、LPとCDの両方を持っている演奏がありますが、規格の問題ではなく、リマスタリングの問題でCDの方が冴えないことが多いです。デジタル化する際に(特に他人が)手を入れてしまうとおかしなことになるのではないかと思ってます。

いや、おっしゃるように…

LP時代のレコードをCD化したものには時にそういう印象を受けるケースがありますよね。ただ、このシュタルケルのCDに関しては、なにせ録音で有名なレコードですので、CD化に当たっても十分注意してるんじゃないかと思うんですよね。だから、リマスタリングの問題よりはやっぱり私の耳や装置に問題があって、その良さが伝わらなかったという可能性の方が高いような気がします。

CD化

CDのリマスタリングで高ビット、ハイサンプリング化したものや、DSDマスタリング、SACD化等、オーディオ的に配慮したCDはたくさん聞きましたが、こと音楽の力という点ではオリジナルのマスタリングの方が良かったという経験も結構あったものですから、もしかしたら改悪があったかもと思いました。

ちなみに仰っているのは48年の録音でしょうか?シュタルケルは70年にも再録しているみたいですね。

今手許にないんですが、

記憶に間違いがなければ、48年と50年の二回、録音してまして、名録音として有名なのがそのうちのどちらか一方だったと思います。件のCDにはこの二回の録音の両方が入ってました。おっしゃってる70年の録音というのは、たぶん私がレコードを持ってるステレオ録音のヤツだと思いますが、これも凄く気に入ってます。

なるほど

今、ちょこちょこっと調べてみたところ、バルトークの息子さんが録音して名録音として名高いのは50年の録音の方みたいです。その2年前の初録音が48年版でこちらはフランスのレコード大賞みたいなものを受賞しているようです。レコード会社が小さなところだったせいか、両方の演奏をCD化した2007年発売のCDはマスターテープからではなくレコードから復刻したようです。もしかすると音源がネックなのかもしれないですね。ちなみに70年のステレオ録音はどうやらオーディオ評論家としても有名な菅野沖彦氏がエンジニアみたいです。これまた興味を惹かれるなあ。

スミマセン、間違いでした。

私はその菅野沖彦録音のレコードは持ってませんでした。
が、それにしても凄い情報収集力ですね。そんなレコードがあることは知りませんでしたが、是非欲しくなりました。これから捜してみます。貴重な情報をどうも有り難うございます。

Re: 私が間違ったかもしれません。

のす爺ィさん、こんばんは。

シュタルケルによるコダーイのチェロソナタは菅野沖彦さんがレコーディングされた曲を集めた4枚組CDの中にも収録されているのですが、ネット上の情報ではややこしいことに「菅野録音である」とする記事とそれは「菅野録音ではない」と断言する記事が両方あって、本当のところはよくわかりません。もしかしたら間違ったことを書いてしまったかもしれないです。。。
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