YAMAHA HA-1 (2)

今年の2月にYAMAHAのHA-1というヘッドアンプをハードオフで購入したことは以前、記事に書いた。
HA-1

この記事を書いた頃は今以上にアナログのことがわからなかったので、読んでみるとかなりあやしい記述が散見されるが、あくまで日記なので内容はそのままにしておこう。

実はこのHA-1、購入当初に短期間使用した後は棚の上に陳列されたままになっていた。その後は他のMCトランスを使用したりフォノイコライザーに直接入力したりすることがほとんどで出番がなかったのだ。

昨日、AT-50ANVをC-2080に繋いで結果が良いと記事を書いたばかりなのだが、ふと、そういえばと思って、C-2080の代わりにHA-1を繋いでみた。HA-1は入力インピーダンスが二段階で切り替えられるのだが、ローインピーダンス指定を選択すると34dbも増幅してくれる。低出力のAT-50ANVには合うのではないかと思ったのだ。

結果は目論見どおり、極めて良好だった。34dbと言えば出力はほぼ50倍である。さすがのAT-50ANVもこれならボリューム位置が通常より少し小さめくらいでちょうど良い。HA-1を通すと、単純に音が大きくなるだけでなくAT-50ANVからこれまで聴いたことのないレベルで中低域が聴こえてくる。しかもトランスと比較してノイズフロアが圧倒的に低い。出てくる音は中低域が多めでももっさりしたところはなく非常に歯切れが良い。

78年の製造なのでもう36年も経過した電気製品だが、造りがしっかりしているHA-1は簡単には壊れそうにない。別のブログで蓋を開けて中身をチェックした写真を見たことがあるが、手抜きのない立派な構造だった。信頼できるところから購入するのであれば、これはお薦めの製品である。
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ヘッド・アンプは実は

使ったことがないもんですから、興味深く読ませていただきました。
好奇心からお尋ねする次第ですが、トランスを使った場合よりもノイズが小さいというのは、逆に言いますと、トランスの時に若干のノイズが気になるということですよね?それはどんな感じのノイズなんでしょうか?もしお差支えなければ、そしてご面倒でなければ教えていただけると嬉しいです。でも、メンドーだったら気にせず無視してください。決して逆恨みなどいたしません。手前勝手な言い草であることは重々承知してますので…。

おはようございます。

のす爺ィさん、ご無沙汰しております。コメントありがとうございました。

仰るとおりで、私のオーディオ環境の問題もあると思うのですが、トランスで30dbも増幅するとちょっとハムっぽいんです。アースを付けたり外したりしてみても結果はあまり思わしくなく、加えてプリアンプや他のフォノイコライザーのトランスとも干渉しているみたいで、場所を動かすとノイズレベルが上がったり下がったりします。厳密にいうと増幅率に関わらずトランスの造りで外的要素への反応度合が違います。単体ヘッドアンプは私もこの製品しか持っていないのですが、HA-1の場合にはそうしたノイズは皆無です。ボリュームをうんと上げるとトランジスター由来のホワイトノイズはもちろんありますが。

こちらへも早速に恐縮です。

なるほど、やはりそういう感じですか。MCトランスに限らず、アナログはなにせ微弱な信号を扱うせいか、とにかくノイズやハムに悩まされるケースが少なくないですね。ケーブルなんかでも、ラインで使ってて何の問題もないものをフォノ・ケーブルとして使うと、とたんにノイズが混入して…っていうことがこれまでに何度もありました。
勝手な質問にも快くお答えくださいまして有り難うございます。

それにしても、国際的に大活躍なさってるんですね。お仕事ですから、何かとご苦労もあるんだろうと思いますが、世界のあちこちから能力や技能を求められる人生は素晴らしいですね。

こんばんは。

そうなんです。CDばかり聞いてたので電源やケーブル由来のノイズは経験がなく、実際に器材を動かしたりケーブルの取り回しを変えるとノイズレベルが変わることに最初はびっくりしました。それにフォノケーブルも手頃な価格のものがなかなかないですね。お薦めの良いケーブルがあったら教えてください。

私は営業なので技術も何もないんです。今や欧米も日本も経済成長が見込めないのでアジアの途上国にも良く来ますが、成長しているとはいえ社会資本はまだまだ絶望的に足りないですね。戦後の日本の成長は本当に奇跡だと実感します。

営業職でも技術職でも

変わりはないですよ、素晴らしいご活躍です。私は若い頃に外国へあちこち行きましたが、遊びに行っただけでした。

ともあれ、フォノ・ケーブルにつきましては、もう少し何か具体的に情報が集まったらブログでもおしゃべりさせていただきたいなァなんて思ってます。いずれにしましても、信号そのものがケーブルによって変わるとはちょっと思えませんので、やはり外乱の影響の受け方の相違による音の差だろうと思われますよね。
私はお奨めできるような特別なケーブルは使ってません。ただ、とにかく短くしようと、そればかり考えてまして、アームに付属品として付いてくるケーブルなんかもだいたい半分に切って使ってます。DINプラグの付いてる方の片割れにはピン・プラグを、もう一方の片割れにはDINプラグを付けますと、もともと一本だったフォノ・ケーブルが二本になりますんで何かと便利に使えますし…。

SMEみたいにアームがピン・ジャックの付いてるものの場合は普通のRCAケーブルが使えますんで、モガミの2549っていう二芯ケーブルを使ってます。SMEの旧型用にもこのケーブルで用意したのを使ってます。一芯で十分なのは分かってるんですが、気分的にコールド側とシールドを兼ねさせない方が何となくスッキリするもんで…(笑)。

おはようございます。

のす爺ィさん、おはようございます。終日移動していたので返事が遅くなりました。今朝、シンガポールに戻ってきました。

ケーブルで積極的に音を変化させることには以前から懐疑的なのですが、ことフォノケーブルに関しては内部抵抗とかシーリングとか気を配らないといけないですね。今まで完成品しか購入したことがなかったのですが、私もいつか自分で加工できるようになりたいと思います。

SMEと同じようにRigid Floatも通常のRCAジャックなのでケーブルの汎用性が高いです。モガミの2549、私も試してみようかな。

お疲れ様です、

まだご出張中でしたか。シンガポールは暑いでしょうね。

私もケーブルで音が変わるというのにはちょっとどこまで信じてイイのか…ってとこですが、フォノ・ケーブルに関しては確実に変わりますね。まァ、ライン・ケーブルの場合には電流が流れるわけじゃありませんから、素人の感覚からしても、そう変わらんだろう、って気がしますが、フォノの場合はMCカートリッジなら電流が関わって来ますし、MM型なら静電容量が確実に関わってきますんで、いずれにしても音が変わる要素がありますし、その上さらに信号が微弱なんで外乱の影響を受けやすいですからね。

経験上、ハム等の雑音が入る場合、かなりの率でフォノ・ケーブルが関係してました。これはMCトランスからフォノ・アンプの間のケーブルも含めてです。

なお、いつか自分で加工…とおっしゃいますが、アンプの製作なんかとは全然違ってタダのハンダ付けだけですんで、私も滅法ヘタクソですが、自分で使う分にはそれでも一向構いませんし、別に技術や知識が必要ということはないです。

またまたなるほど

こんばんは。コメントありがとうございました。シンガポールはいつも通り昼夜を問わず暑いです。

記事を読んだりコメントを読んだりするたびにいろいろ教えていただくことが多くて非常に助かっています。なるほどラインケーブルとフォノケーブルは用途そのものが違うのですね。MCとMMで留意すべき点が違うことはどこかで読んだのですが、では、それぞれ、具体的にはどのケーブルがマッチングするのかとなるとどうもよくわからない状態です。のす爺ィさんの記事で確かインピーダンスを下げるために極力距離を短くしているという趣旨のことを書かれていたと思うのですが、そのあたり今まで私はほぼノーケアでした。いずれにしてもアナログはいろいろ工夫のし甲斐がありますね。楽しみながら試してみたいと思います。
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