R・シュトラウス 交響詩集 : マゼール

マゼールはR・シュトラウスの演奏をかなりの数、残している。その中でもクリーブランド管との「英雄の生涯」は僕にマゼールという指揮者の存在を強く意識づけた演奏の一つ。バイエルン放送響と録音した最近の作品集は聴いたことがなかったので、Box Setを注文した。

今日、聴いたのはクリーブランド管との演奏による「ドン・ファン」「ティル」「死と変容」という3曲を収録したLP。「英雄の生涯」と組み合わされた2枚組のLPである。77年の「英雄の生涯」がアナログ円熟期の録音であったのに対し、79年のこの3曲はデジタル最初期の録音。解説によればデジタル録音するためにわざわざ収録時期を後ろにずらしたということだ。

演奏は3曲ともすっきりと淀みない流れでとても洗練されたもの。各楽器の音が綺麗にブレンドされ、適度のホールトーンを含んだ録音が演奏の素晴らしさを後押ししている。クリーブランド管の合奏能力も高く、実に聴き心地の良い演奏である。無駄な贅肉の落ちた演奏だが、音はふくよかで表情も豊か。バランスの取れた素敵な演奏だ。
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