バッハ「管弦楽組曲」 : マゼール

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先日、購入したマゼールの「管弦楽組曲」を聴いた。64年にマゼールは亡くなったフリッチャイの後任としてベルリン放送交響楽団の首席指揮者に就任している。マゼール、34歳の時になるが、この録音はその翌年に行われている。

ベルリン放送響とは「ブランデンブルク協奏曲」も録音しているが、それ以外でマゼールとバッハというのはあまり結びつかない。CDの解説を読むとこの頃のマゼールは奨学金をもらってイタリアでバロック音楽の研究をしていたらしい。その研究の成果としてこれら二つのバッハの管弦楽曲が録音されたのかもしれない。

二枚組のCDのうち、まずは一枚目、組曲の一番と二番を聴いたが、先日のリヒターの楷書的な演奏と比較して実にしなやかで表情豊かなバッハである。今となっては珍しくなってしまった感のあるフルオーケストラによる演奏なので、響きも大きく豊かでとても良い。バロック音楽であっても管弦楽曲は古楽器よりもモダンな楽器の方が良い。古楽器の鋭くて細い響きはどうしてもあんまり好きになれない。

それぞれの序曲はゆったりとしたテンポ。どの曲をとっても若々しいマゼールの天才がキラキラ光っている。これは実に良い演奏だ。特にマゼールのファンではない人でも十二分に満足できると思う。
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ばけぺんさん、こんばんは。

私はマゼールの熱烈なファンではなかったのですが先日のNHKプレミアムシアターでのマゼールの特番をみて好きになりました。特にチャイコフスキーの交響曲第4番とグリンカの歌劇「ルスランとリュドミーラ」序曲はとても良かったです。
N響の音がいつもとは全然違って素晴らしいものでした。マゼールの存在は凄いなと感じました。

こんばんは

小澤さんもそうでしたが、昔は30代でもバンバン録音したのですね。
フルオケの演奏は確かに珍しくなりましたが、私なんかは幅を楽しむ派なので抵抗はありません。よい演奏のようで、niceなお買い物でしたね!

akifuyu102さん、こんばんは。

こんばんは。コメントありがとうございました。

マゼールのチャイコフスキーは私も大好きです。まだ、録画が観れてないのですが、楽しみです。N響を振っても彼の個性で染められるってことなんでしょうか。やっぱり実力のある指揮者っていうのはすごいですね。

ルスランとリュドミーラ序曲はオケは違いますがレコード持ってます。これも若い頃の録音でしたが、なんというか目の覚めるような演奏でした。初めてこの曲を聴いたのが、その演奏だったので思い出深いです。

sankichi1689さん、こんばんは。

こんばんは、コメントありがとうございました。

言われてみると確かにそうですね。小澤さんもアバドも若い頃からたくさん録音してますね。レコードが売れる時代だったし、カラヤンやバーンスタインみたいに若手を擁護してくれる先輩指揮者も多かったのでしょうか。

私はどちらかというとフルオケ派なのですが、それにもましてこの演奏はたいへん気に入りました。良い演奏の上に二枚組で1500円なのでお買い得だと思います。タワーレコードに感謝です。
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