シベリウス「4つの伝説曲」 : グローヴズ

IMG_0517 (2)

レコードのジャケットには「4つの伝説曲」とあるが、どうやら最近は「レンミンカイネン組曲」と呼ばれることの方が多いみたいだ。いずれにしても4つある交響詩のうちの2曲目「トゥオネラの白鳥」だけがやたらに有名なので4曲揃って演奏される機会はあまり多くないと思う。僕自身はアナログ、デジタル通じて、録音メディアを買うのはこれが初めて。このLPもジャケ買いした。

初演は1896年に行われているが、現行版で出版されたのは1954年だそうだ。そうするとシベリウスの死後、誰かが改訂したのかと思ったのだが、調べたらなんとシベリウスが亡くなったのは1957年だった。失礼ながらもっとはるか昔に亡くなったものと思っていた。小学校か中学校で「フィンランディア」を音楽の授業で聞いた記憶があるが、そうするとあれは作曲者の死後20年くらいしか経っていなかったのか。

演奏しているのはサー・チャールズ・グローヴズ指揮のロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団。74年の録音で指揮者は75年に初来日している。もしかすると来日記念盤だったのかもしれない。

シベリウスらしく全体通じて曇り空、霧か霞がかかっているような雰囲気の曲にイギリスの指揮者とオーケストラのこれまたくすんだ音が良く合っている。オーケストラの妙技を聞かせるような曲でもないし、グローヴズの指揮も穏やかで丁寧。色鮮やかなジャケットから想像する演奏とはちょっと違うが、夜、静かにレコード鑑賞するにはなかなか良かった。

個々の楽器の分離よりもオーケストラとホールの一体感を優先したような録音。これはこれで悪くないと思う。
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ばけぺん

Author:ばけぺん

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
Since 3/28/2013
検索フォーム
リンク