「名曲名盤500」その2

帰省からUターンして近くの本屋に立ち寄ったところ、レコード芸術の8月号がまだ残っていた。「名曲名盤500」の2回目が掲載されているので探していたのだが、実家の近くは全滅だった。

今回はベルリオーズの残りからドヴォルザークまでとなっていて、メジャーな作曲家としてはブラームス、ブルックナー、ショパン、ドビュッシーが含まれている。特に交響曲については「その1」同様、1位に選ばれた演奏はあんまり代り映えしない。複数の評論家の投票で1位に選出されるためには多数の評論家の票が必要になるので、どうしても著名な演奏が選ばれてしまうのだろう。

ブルックナーの交響曲では「石狩国音楽記」のsankichi1689さんも記事にされていたが、カラヤンの2番が1位に選出されていてオッと思った。カラヤンは2/7/8番で1位に選ばれている。加えてアバドの1番が選ばれているだけで後は全部ヴァントだ。(7番はカラヤンとヴァントが同点。)ヴァントのブルックナーは良いとは思うが、そこまでか?と思わなくもない。6番なんてきちんと聴いて選んでいるのだろうか。

ブルックナーで注目したのはアーノンクールの演奏が何気に高評価であったところ。5番と9番が2位。CDで聞いてこの二つの演奏はいずれもすごく良いと思ったので、この結果には納得。

アーノンクールは最近も活発に録音しているが、もっともっと頑張ってほしい。マゼールが亡くなったばかりだがレコ芸の表紙には「追悼 ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス」とあって、この日本人には親しみのある指揮者が亡くなったことを知った。80歳だと言う。追悼記事によれば読売日響を169回も振ったらしい。クラシックを聴き始めた頃は協奏曲の伴奏指揮者としてよく名前を目にした。上原彩子さんがチャイコフスキーコンクール優勝後しばらくして録音したピアノ協奏曲の伴奏も確か彼だったと思う。合掌。

そしてブリュッヘン。僕はごく最近になってブリュッヘンの演奏を聴いたに過ぎないが、モーツァルトの交響曲をあれだけ巨大なスケールで指揮できる人はほかにいないと思った。幸い、コンスタントに録音を残してくれているので、ブリュッヘンについてはこれからいろいろ聴いたみたいと思う。

ブリュッヘンは享年79歳。マゼールが83歳。アバドも80歳。

このくらいの年齢というと、活躍中の指揮者ではブーレーズが89歳!ブロムシュテットが87歳、アーノンクールが85歳、メータと小澤征爾さんが78歳。そういえば最近、ブーレーズはどうしているのだろう。いつまでもというのは不可能でも、ここに挙げた指揮者の皆さんにはできる限り長く活躍していただきたいなあ。
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こんにちは

ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス亡くなられたのですね。お恥ずかしながらこの記事で知りました。ついに縁がなかった指揮者です。
ブリュッヘンも亡くなられました。残念なことです。

ブーレーズ、最近どうしているのでしょうか?私も気になっていました。

メータは健在ですが、小澤さんはかつてのような活動は難しいのかな・・・

こんばんは。

sankichi1689さん、こんばんは。コメントありがとうございました。

ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴスの訃報は私もレコ芸でようやく知りました。もう2か月以上前の6月11日だったそうです。私も実演に接することはありませんでした。ブリュッヘンの訃報にはただただびっくりしました。

ブーレーズは今年の春のシカゴ響の客演を健康問題でキャンセルしているので、今後バリバリ指揮するのは難しいのかもしれません。それにしてももう90歳近いとは思いませんでした。小澤さんも病後、ずっと不安定だし、そう考えるとメータの健在ぶりはすごいですね。90歳を超えたスクロヴァチェフスキとここ十年くらい年を取るのを止めたブロムシュテットにも頑張ってほしいです。
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