ショパン ピアノ協奏曲第1番 : アルゲリッチ/アバド

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若き日のアバドとアルゲリッチによるショパンとリストそれぞれのピアノ協奏曲第1番の組み合わせと言うすごく魅力的なアルバム。最近、移転したディスクユニオンの神保町店で中古LPを発見した。

68年の録音なのでアルゲリッチ26歳、アバド35歳。ショパンコンクール優勝の3年後になる。見開き形式になったジャケットの内側にアルゲリッチ、アバドの写真が載っているが、26歳のアルゲリッチはとっても可愛い。

演奏はかなり溌剌と速めに始まる。聴き慣れた伴奏に比べ、ロマンティックな感じを抑えかっちりとした演奏と感じたのだが、ジャケットの解説では「アバドの指揮する管弦楽の提示部は、ややうたいすぎる傾向を見せる」と指摘されている。ええ?これで「うたいすぎ」?という感じだ。どうやら、この後の何十年かショパンはどんどん甘口になっていったようだ。

アルゲリッチのピアノは詩的で情熱的で天才の煌きで溢れている。しかも技術的には完璧。それに加えてアバドとロンドン響が万全のサポート。いまだに名盤の筆頭に立つこの演奏が、こんなに若い二人の競演で実現しているというのが凄い。今の若手コンビからもこういう名演が生まれないものだろうか。
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歴史的名盤ですね

ばけぺんさん、おはようございます。

何だか凄い名演のようですね。リストの方は先日、アリス=紗良・オットで聴いていましたのでアルゲリッチとの聴き比べが楽しみです。

2014/6/25に初回限定盤プラチナSMH-CD(\3,564)が発売されていましたが、
旧盤(2009/11/11発売)をamazonに注文しました。\1,390(^^)

No title

ばけぺんさん

ジャズしか聴かないイメージがあるキタサンですが(笑) 実はクラッシックも聴くのです。

私は67年のベルリン・フィル アルゲリッチ、アバドのプロコフィエフとラヴェルのピアノ協奏曲のLPを持っていますが B面のラヴェルの方ばかり聴いています。

何故か? それはラヴェルがジャズ的な様式感が強いものをよく作曲すると聞いたからです(^_^;)

本当かよ?と思いながら聴いていますが よくわかりません…

ただアバドとアルゲリッチは良いですね。見つめ合う二人は深い仲なのでしょうか。下衆な事を言って申し訳ございません。

旧盤で正解だと思います。

akifuyu102さん、こんばんは。コメントありがとうございました。

これはとっても良い演奏だと思います。ショパンのことばかり書きましたが、リストもすごく良いですよ。二人の競演に駄演はないんじゃないでしょうか。アリス=紗良・オットさんの演奏は聞いたことがありませんので、ぜひ、比較しての感想を教えてください。

プラチナSMH-CDはたくさん聞いたわけではないですが個人的に良い録音と感じたことがないので通常版CDで大正解だと思います。そもそも最新録音ではありませんし、とにかく演奏が凄いので。

キタサンさん、こんばんは。

キタサンさん、こんばんは。コメントありがとうございました。ご訪問いただき嬉しいです。

おお、クラシックもお聴きになるのですね!確かにブログを拝見していると専らジャズを聴かれているイメージですもんね(笑)。

お持ちのディスクはアバドとアルゲリッチの初共演盤ですね。この年齢でオケがBPOってのもすごいですし、選択した曲も洒落てますね。私もラヴェルのピアノ協奏曲は大好きです。ラヴェルはこの曲や弦楽四重奏曲を聴くと確かにジャズの影響を感じますし、ガーシュウィンがラヴェルに教えを請うたというのもわかる気がします。

アバドもアルゲリッチも若い頃は才能豊かで美男美女だし、恋人だったとしてもおかしくないとは思いますが、67~68年と言うとアルゲリッチはすでに子持ちでバツイチで、多分、その後結婚したデュトワと付き合っていた時期だと思うので、どうなんでしょう?まあ、デュトワは4回も結婚した上、モントリオール時代にはチョン・キョンファと付き合っていたらしいし、アバドもムローヴァと不倫して子供がいるくらいなのでなんでもありかと(笑)。真相は藪の中ですね。

ばけぺんさん、こんばんは。

アルゲリッチ/アバドのCDが届いたのでアリスの演奏と比べてみました。

アルゲリッチ演奏のリストは気迫に溢れ、燃え上がる情念に圧倒されました。ほんとに完璧な演奏ですね。
対するアリス=紗良・オットは美しく軽やかに奏でる知性派の響き、と言う感じです。
いやいや、どちらもなかなかの名演でした。

しかし、アルゲリッチ奏するショパンでは第2楽章のあまりの美しさに鳥肌が立ってしまいました。
アルゲリッチは剛のイメージを持っていましたが改めなければ。

akifuyu102さん、こんばんは。

こんばんは。コメントありがとうございました。

おー、速い。もうCD到着したんですね。

> 対するアリス=紗良・オットは美しく軽やかに奏でる知性派の響き、と言う感じです。

なるほど。。リストの演奏というとどうしても重厚で迫力満点という感じになりがちですが、そういうリストも良いですねえ。

> しかし、アルゲリッチ奏するショパンでは第2楽章のあまりの美しさに鳥肌が立ってしまいました。
> アルゲリッチは剛のイメージを持っていましたが改めなければ。

そうなんですよ。アルゲリッチは男顔負けの鋼のタッチも、夢見るような詩的な表現も自由自在なところが本当に非凡だと思います。

早速のご感想を寄せていただき、誠にありがとうございました<m(__)m>
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