マーラー交響曲第9番 : バーンスタイン

バーンスタインが演奏するマーラーの交響曲第9番にはNYP、ACOという二回の全集に含まれる演奏に加え、カラヤンが君臨していた頃のBPOとの演奏もある。

このBPOとの演奏については、カラヤンがバーンスタインと演奏した後のBPOの音を聞いてその影響力に驚いたとか、危機意識を持ったとか言う話を読んだことがあるが、果たして真相はどうなんだろう。

BPOとの演奏は説得力があるとは思うが、宣伝文句やネット上の評判があまりに良すぎて期待過剰だったか、感銘を受けたということでもなかった。感涙したという人はどこがそんなに良かったのだろう?よっぽど感性が研ぎ澄まされているのかな。

そんなことがあったのでイスラエルフィルとのCDが出たとき、またまた空前絶後とか、BPOとの演奏をはるかに超えるとかいうコメントを見て眉唾に思っていたのだが、なんといってもこの曲が好きなので結局、購入してみた。

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うーん、なるほど。僕は、バーンスタインのこの曲の演奏の中ではこの演奏が一番好きだ。イスラエルフィルが来日した時のこの曲はもっと素晴らしかったというコメントを見るが、海外に出張公演中の演奏が一期一会の凄演になる可能性はわからなくもない。コンディション面でまったく逆のこともあると思うが。

他方、この演奏は本拠地でのライブである。特別な雰囲気での盛り上がりという意味ではなく、バーンスタイン固有の曲への思い入れが結実した演奏ということではないか。

NYPから始まる交響曲第9番に対する指揮者の解釈がよく伝わる演奏だ。
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