ドヴォルザーク交響曲第9番「新世界より」 : フリッチャイ

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フリッチャイという指揮者の名前はだいぶ前から知っていたのだが、実際の演奏を聴くのは初めて。フリッチャイは白血病のために63年、48歳の若さで亡くなってしまった。

現在なら治療も可能だったかもしれないと思うと残念。この「新世界より」は素晴らしい演奏である。59年の録音なので、病気の悪化によって演奏活動休止に追い込まれたのち、病が小康状態になった時の指揮になるが、事実を知らなければ病に侵されているとは到底思えないような鮮やかな演奏だ。歯切れが良く明晰な演奏である。フリッチャイはハンガリー出身だが、この国の他の指揮者の例に漏れず、過剰な感情を排して造形力豊かな演奏を展開する。40歳半ばにしてベルリンフィルをがっちりと掌握してオケの実力を余すところなく発揮させている。夭逝したのが惜しい。

このLPもVinyl Passion レーベル。もともと優秀録音だと思うが、LPの出来も良い。



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