ショスタコーヴィチ ピアノトリオ第2番 : アルゲリッチ/クレーメル/マイスキー

41kkwsHWfdL.jpg

アルゲリッチ/クレーメル/マイスキーというスター揃い踏みのすごいアルバム。チャイコフスキーのピアノ三重奏曲「偉大な芸術家の想い出」が昔から好きなのでこのCDを買ったのだが、実際に聴いてすごかったのはショスタコーヴィチの方だった。

この曲を聴いたのは初めて。だから最初に出てきた繊細なメロディはヴァイオリンが演奏しているものと信じて疑わなかったのだが、実はチェロが高音部、ヴァイオリンが低音部だと言う。学生時代のロストロポーヴィチを念頭に置いて作曲されたらしいが、それにしてもさすがはショスタコーヴィチ、ひねくれている。

4楽章で30分近いのでピアノ三重奏曲としては大曲と言えると思うが、最初から最後まで全然飽きさせない。まぎれもないショスタコーヴィチの響きだが、相変わらずのメロディメーカーぶり。

他の演奏をまったく聴いたことがないのでこの三人の演奏が他と比較してどうなのかは不明だが、三人の天才がお互いの才能をさらに引き出したような名演だと思った。息もぴったりだ。

この演奏会について予備知識がなく、勝手にヨーロッパでのライブだと思って聞いていたので、演奏終了と同時にブラボーが聞こえてびっくりしたのだが、ライナーノーツを良く読んだら東京でのライブだった。こんなライブが実現するなんて東京も凄いな。

チャイコフスキーの方はまだ全曲聴いていないのだが、第一部を聴く限り、こちらは天才同士は上手くいかない例の一つという感じ。冒頭からクレーメルとマイスキーが感情たっぷり、しかもお互いリーダーを譲らずという感じでメロディを奏でているとアルゲリッチが「もたもたしてんじゃねえ!」という感じで煽りながら乱入してくる。火花を散らすといえば聞こえがいいが、自己主張がぶつかり合っている感が強くした。ショスタコーヴィチとはかなり異なる印象だ。とはいえ、あくまでまだ第一部しか聴いていない上での感想だが。
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ばけぺん

Author:ばけぺん

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
Since 3/28/2013
検索フォーム
リンク