ヴェルディ「アイーダ」 : アルミリアート/メトロポリタン歌劇場

9日間のアメリカ出張から帰国。先週の日曜日に到着した時にはさほど寒くなかったのだが、週の後半からみるみる気温が下がって週末は日中でも3度くらいしかなく厳しい寒さだった。金曜日まで仕事が立て込んでいたのだが、今回はいつもみたいにそのまま帰国せず、土日をニューヨークで過ごすことができた。寒いとはいえ天気は良かったので、短いながらも3年振りのニューヨークを少しだけ楽しむことができた。

せっかくニューヨークに来たし、何か音楽を聴こうとネットで検索したところ、幸運なことにメトロポリタン歌劇場で「アイーダ」を上演している。実演を見たことがなく、いつか見たいと思っていたので迷うことなくチケットを購入した。

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EE列というのは1階の一番後ろの列である。日本でのオペラ公演と違ってよっぽどの鳴り物入りでない限り、メトのチケットは安い方から売れる。この公演も2階以上のサイドや後ろの席はすべて売り切れだった。8番というのはさほど端ではなく一席だけぽつんと売れ残っていた。定期で押さえている人がリリースしたのかもしれない。なんであれ、実演が観れれば文句はない。

指揮者はマルコ・アルミリアート。正直言うとこの人の名前は初めて聞いたが、全編通じて素晴らしい指揮だった。歌手にじっくり歌わせる一方、オケだけの部分では気持ちの良いテンポで畳みかけるような音楽を聞かせてくれる。聴いてて興奮する指揮ぶりだった。歌手の良し悪しを語れるほどオペラがわかっているわけではないが、総じて歌にも満足。ラダメス役にもう少し若々しさがあればもっと良かった気もするが、アムネリス、アイーダ、アモナスロ、エジプト王等主役級の歌手はみなとても良かった。セットも豪華でいかにもオペラを観た!という満足感が高い。特にラダメスが凱旋するシーンは見ものだった。アイーダトランペットが舞台上横一列に並んで行進曲を奏でるところなんて、僕的には大感動。やっぱり実演は違うなあ。

ピットから聴こえてくるオーケストラの音は家でオーディオから聴こえてくる音に比べるとずっとローファイだけど、当たり前だが生々しさが全然違う。バランスで言えば高音はずっと控えめ。でもここぞという時の打楽器の迫力が段違い。この辺り、家のセッティングを考えるうえですごく参考になった。
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羨ましい!

出張お疲れ様でした。
私もメータ指揮で一度だけ生で見たことがありますが、日本で(笑)。アイーダは生がいいですよね。それをMETでとは!絢爛豪華な舞台を堪能されましたね。羨ましい限りです!

夢の舞台

連日の出張お疲れ様でした。

オペラはあまり聴かない方ですがオペラで一番好きなのが「アイーダ」です。

現地ニューヨークのメトロポリタン歌劇場でのオペラは格別でしょうね。
未だ興奮冷めやらぬではないですか。一生の思い出となられたのでは。

sankichi1689さん、おはようございます。

おはようございます。コメントありがとうございました。

メータのアイーダというのも曲に合ってて良さそうですねえ。仰るとおり、アイーダは生が良かったです。カラヤンのレコードには完成度で叶いませんが、ビジュアルの力は圧倒的でした。本当に感動の舞台でした。

akifuyu102さん、おはようございます。

おはようございます。コメントありがとうございました。

アイーダ、音楽的にも筋書き的にも飽きるところがなくて本当によくできたオペラだと思います。出張が厳しかった分、なおさら今回のMETには感動しました。日本でももっと身近でオペラが観れると良いんですが。確かに興奮してたみたいで、昨日は夢に出てきました(笑)。
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