チャイコフスキー交響曲第4番 : ハイティンク

今日はずいぶん久しぶりにゴルフに行った。近場が取れず群馬の山の中まで行ったこともあり、ものすごく寒かった。どうせ寒いだろうと思ってスタート時間を遅めにしたのも良くなかった。最初から最後までホールごとに待つはめになり、最後のホールは日没寸前、照明に照らされながらのプレーになってしまった。それにしても混んでいる。景気が良いのか悪いのかよくわからない世の中だ。

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今年の初めにフィリップスにハイティンクが残した交響曲の演奏を集めたシンフォニー・エディションを購入したまま、長い間聴かずにいた。年初からアナログに夢中でCDそのものを聞かなくなっていたので存在すら忘れかけていた。最近はまたCDを聞き始めたのでちょっと手にしてみたのだが、これが実に良い。

チャイコフスキーの4番の名演と言うと、僕の中ではやっぱりムラヴィンスキー。音が良くないが、むしろそのせいもあってか金管の咆哮がこの演奏以上に壮絶なものはない。鬼気迫る切迫感が堪らない凄演である。この演奏を前にすると他の演奏はどうしても霞んでしまう。5番や6番にはムラヴィンスキーとは違うスタイルで良い演奏がたくさんあるが4番は断トツでムラヴィンスキーだ。

ハイティンクのイメージからして立派な演奏だろうとは思ったが、折り目正しい淡々とした演奏を想像していた。それでも4番を聴いてみたのはカップリングに1812年序曲が入っていたから。こちらが最後のトラックだったので最初は4番を飛ばして1812年を聞いてみたところ予想以上に素晴らしい演奏だった。派手な大砲も合唱もない正統派の演奏だが、とても説得力がある。

これは思った以上に良いと思って最初のトラックに戻って4番を聴いてみたところ、こちらは僕の勝手なイメージと違ってなかなか熱い好演奏だった。熱いといっても、テンポはじっくり、見事な造形で危ういところはなくその辺はオーソドックスなのだが、ここぞという時の金管と弦の張り詰めた音が実に良い。ロシア風暴力的演奏でもなくアメリカ風物量主義でもない最高のバランスのチャイコフスキーが聴ける。録音も見事。名盤。
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